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公開日 2019/09/04 20:17
J:COMとNetflixが業務提携を発表。新STB「J:COM LINK」がNetflixに対応
Netflix幹部も登場の発表会が開催
株式会社ジュピターテレコム(J:COM)は、米Netflixの日本法人であるNetflix株式会社は本日9月4日、J:COMの新STB「J:COM LINK」(関連ニュース)の提供に向けて業務提携を行うことを発表した。本日、J:COMは本件についての発表会を開催した。
今回の業務提携により、J:COM LINKにはNetflixのアプリがプリインストールされて提供される。加えて、本STBにはNetflixアプリへのアクセス性を高めたJ:COM独自のUIが搭載され、放送も含めたコンテンツの横断的な検索を音声操作で行える。なお、J:COM LINKはAndroid TVがベースで、音声検索はGoogleアシスタントが担う。
Netflixからはプロダクト最高責任者のグレッグ・ピータース氏が登場。Netflixの歴史を紹介すると共に、日本市場の重要性を説き、現在配信中の『全裸監督』をはじめ、日本のクリエーターが手がけるオリジナルコンテンツに今後も力を入れていくとした。
そしてJ:COMとの提携については、ケーブルテレビサービスを中心に日本有数の顧客を抱えるJ:COMと組むことで、同社のクオリティの高いコンテンツをさらに多くの人に提供したいとした。また、Netflixはマルチデバイス視聴に力を入れているが、テレビを通じた視聴者が増えることで、4Kやドルビーアトモスといった高画質・高音質をより多くのユーザーが享受できるようになることにも期待を寄せた。
発表会冒頭では、J:COM代表取締役会長の石川雄三氏が登壇。J:COMが1995年以来、ケーブルテレビサービスを皮切りに、電話やインターネット、さらにはモバイルや電気に至るまで、「家をより豊かにする」ことをテーマに様々な事業を展開してきたことを紹介。サービス提供可能な世帯数2,161万世帯に対して、551万世帯にサービスを提供していることを紹介した。
加えて、今後の事業展開として、音声コントロールや見守りなど「安心・便利」を実現するホームIoTサービス、家中どこでも快適な通信環境を実現するメッシュWi-Fiの提供と合わせて、放送と通信の垣根を越えた次世代のテレビ視聴体験を提供していくとした。また、こうしたサービスの提供において直接ユーザーをサポートするスタッフを多数抱えていることが同社の強みだと述べた。
続いて登壇した代表取締役社長の井村公彦氏は、新STB「J:COM LINK」やNetflixとの提携について詳しく説明を行った。同氏はJ:COM LINKが提供する価値として、膨大なコンテンツを提供するための「放送と通信の融合」、それらの中から簡単に見たいコンテンツに出会える「進化した検索・レコメンド」、いつでも・どこでもを実現する「新しい視聴スタイル」、4Kやドルビーアトモス対応などの「高画質・高音質」の4点を挙げた。
こうした要素を実現するJ:COM LINKは、Android TVをベースとしており、大きな特徴として掲げられた音声検索はGoogleアシスタントが担う。発表会ではGoogleでAndroid TVグループのプロダクトマネージャーを務めるヴィンス・ウー氏がゲストとして登場。Android TVがGoogleのイノベーション、膨大なコンテンツ、そして優れた検索を三位一体でユーザーに提供できることをアピールした。
発表会の最後には、井村公彦氏とグレッグ・ピータース氏によるトークセッションも実施。井村氏はNetflixとの提携を行った理由として「お客様へのサービスを追及している点で企業としても共通した点を持っている」と述べた。また、Netflixのオリジナルコンテンツを高く評価しており、今後配信予定のM・スコセッシ監督作品『アイリッシュマン』が楽しみだと語った。グレッグ・ピータース氏は前述のJ:COMのサポート体制にも触れ、同社が自信を持って送り出すコンテンツがJ:COMを通じてさらに多くの人に届けられことを楽しみにしていると述べた。
なお、J:COM LINKのレコメンド機能に、Netflixが収集するデータが用いられるのかについては明言を避けたが、井村氏は「協議の対象になる」とした。また、J:COMは傘下にアスミック・エースを抱えるなどコンテンツ制作も行うことから「Netflixとの共作もあり得るのでは」と質問が飛んだ。これに対して井村氏は「可能性は否定しない」としつつも、「コンテンツ作成のリソースは限られている一方で、地域に根ざしたコンテンツや防災情報を担うのもJ:COMの重要な役目。エンターテインメントに注力するあまり、それらの要素がおろそかにならないようにしたい」とも述べた。
発表会が行われた会場には、J:COM LINKで再生した、J:COMオンデマンドやNetflixが提供する4K/ドルビーアトモスコンテンツを、7.1.4chシステム(トップchはイネーブルドスピーカー)で再生するデモや、J:COMのホームサービスを実演するドラマ仕立てのデモなども行われた。
今回の業務提携により、J:COM LINKにはNetflixのアプリがプリインストールされて提供される。加えて、本STBにはNetflixアプリへのアクセス性を高めたJ:COM独自のUIが搭載され、放送も含めたコンテンツの横断的な検索を音声操作で行える。なお、J:COM LINKはAndroid TVがベースで、音声検索はGoogleアシスタントが担う。
Netflixからはプロダクト最高責任者のグレッグ・ピータース氏が登場。Netflixの歴史を紹介すると共に、日本市場の重要性を説き、現在配信中の『全裸監督』をはじめ、日本のクリエーターが手がけるオリジナルコンテンツに今後も力を入れていくとした。
そしてJ:COMとの提携については、ケーブルテレビサービスを中心に日本有数の顧客を抱えるJ:COMと組むことで、同社のクオリティの高いコンテンツをさらに多くの人に提供したいとした。また、Netflixはマルチデバイス視聴に力を入れているが、テレビを通じた視聴者が増えることで、4Kやドルビーアトモスといった高画質・高音質をより多くのユーザーが享受できるようになることにも期待を寄せた。
発表会冒頭では、J:COM代表取締役会長の石川雄三氏が登壇。J:COMが1995年以来、ケーブルテレビサービスを皮切りに、電話やインターネット、さらにはモバイルや電気に至るまで、「家をより豊かにする」ことをテーマに様々な事業を展開してきたことを紹介。サービス提供可能な世帯数2,161万世帯に対して、551万世帯にサービスを提供していることを紹介した。
加えて、今後の事業展開として、音声コントロールや見守りなど「安心・便利」を実現するホームIoTサービス、家中どこでも快適な通信環境を実現するメッシュWi-Fiの提供と合わせて、放送と通信の垣根を越えた次世代のテレビ視聴体験を提供していくとした。また、こうしたサービスの提供において直接ユーザーをサポートするスタッフを多数抱えていることが同社の強みだと述べた。
続いて登壇した代表取締役社長の井村公彦氏は、新STB「J:COM LINK」やNetflixとの提携について詳しく説明を行った。同氏はJ:COM LINKが提供する価値として、膨大なコンテンツを提供するための「放送と通信の融合」、それらの中から簡単に見たいコンテンツに出会える「進化した検索・レコメンド」、いつでも・どこでもを実現する「新しい視聴スタイル」、4Kやドルビーアトモス対応などの「高画質・高音質」の4点を挙げた。
こうした要素を実現するJ:COM LINKは、Android TVをベースとしており、大きな特徴として掲げられた音声検索はGoogleアシスタントが担う。発表会ではGoogleでAndroid TVグループのプロダクトマネージャーを務めるヴィンス・ウー氏がゲストとして登場。Android TVがGoogleのイノベーション、膨大なコンテンツ、そして優れた検索を三位一体でユーザーに提供できることをアピールした。
発表会の最後には、井村公彦氏とグレッグ・ピータース氏によるトークセッションも実施。井村氏はNetflixとの提携を行った理由として「お客様へのサービスを追及している点で企業としても共通した点を持っている」と述べた。また、Netflixのオリジナルコンテンツを高く評価しており、今後配信予定のM・スコセッシ監督作品『アイリッシュマン』が楽しみだと語った。グレッグ・ピータース氏は前述のJ:COMのサポート体制にも触れ、同社が自信を持って送り出すコンテンツがJ:COMを通じてさらに多くの人に届けられことを楽しみにしていると述べた。
なお、J:COM LINKのレコメンド機能に、Netflixが収集するデータが用いられるのかについては明言を避けたが、井村氏は「協議の対象になる」とした。また、J:COMは傘下にアスミック・エースを抱えるなどコンテンツ制作も行うことから「Netflixとの共作もあり得るのでは」と質問が飛んだ。これに対して井村氏は「可能性は否定しない」としつつも、「コンテンツ作成のリソースは限られている一方で、地域に根ざしたコンテンツや防災情報を担うのもJ:COMの重要な役目。エンターテインメントに注力するあまり、それらの要素がおろそかにならないようにしたい」とも述べた。
発表会が行われた会場には、J:COM LINKで再生した、J:COMオンデマンドやNetflixが提供する4K/ドルビーアトモスコンテンツを、7.1.4chシステム(トップchはイネーブルドスピーカー)で再生するデモや、J:COMのホームサービスを実演するドラマ仕立てのデモなども行われた。