• ブランド
    特設サイト
公開日 2022/08/31 21:01

アイリスオーヤマ、スマートテレビ事業にも参入。「AIオート機能」などでユーザーの“なるほど”を刺激

音質面では「聴きやすい、自然な音」がコンセプト
ファイルウェブ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アイリスオーヤマは、本日発表された「LUCA」ブランドのテレビとタブレットの新製品展示体験会を、東京・蒲田のアイリスオーヤマ東京R&Dセンターにて開催した。

Android TV搭載のスマートテレビを発表

黒物家電事業の事業部長である川浪祐嗣氏は、家電事業全体に関して「2009年に参入して以来順調に成長しており、2021年には売上高が1500億円を超え、事業全体のなかでも約60%を構成しています」と業績が好調に推移していることを説明。経験豊富な技術者と新しい感性を持った高専の卒業生を積極的に採用することで、さらなる技術力の強化を図っていくという。

黒物家電事業の事業部長の川浪祐嗣氏

2019年より本格的に参入した黒物家電事業についても、ユーザーの“なるほど”を刺激しながらも、アイリスオーヤマならではの“こだわり”を追求した「ユーザーイン発想」で、ユーザーの満足度を高めるソリューションを提案していきたいと述べた。

今回新たに登場したLUCAブランドの4Kテレビは、43型、50型、55型、65型の4サイズ/5モデルを展開。アイリスオーヤマ初のAndroid TVを採用した「スマートテレビ」ということで、デジタル家電開発部部長の武藤和浩氏も「スマートテレビに参入しようという強い意志を持っています」と意気込みを語っていた。

デジタル家電開発部部長の武藤和浩氏

今回の新モデルのこだわりとして、映像に関しては「ドルビービジョン」、音声に関しては「ドルビーアトモス」に対応。加えて55型においては、量子ドット技術「QLED」採用モデルもラインナップする。

55型では、QLED搭載モデル(左)もラインナップする

また、画質と音質を自動調整する独自の「AIオート機能」は、従来モデルからさらに進化。「AIオート機能」は放送コンテンツにおいて機能するもので、映像ジャンルに合わせて画質と音質を自動調整できるというもの。たとえば人の肌のニュアンスや色合いなどをより自然に調整してくれるという。

一方で、複雑な映像設定ができることで逆に混乱を招いてしまうこともあるとして、「かんたん映像設定」という基本設定項目を新たに追加。「色の濃さ」「色合い」「画面の明るさ」「黒レベル」といった基本的な設定をプリセットできるように。もちろん、さらに画質を追い込みたい場合には「詳細映像設定」からより細かい設定が可能となる。

「かんたん映像設定」で基本的な画質調整ができる

音作りのこだわりについても、「聴きやすい、自然な音」というコンセプトに基づいて開発を進めたとのこと。オーディオ機器メーカーでは、いわゆる「音質責任者」という立場の人間が、すべての製品について音質をチェックしていることが多いが、今後はアイリスオーヤマでもそういった「音質責任者」をきちんと立て、ブランドとしての音の一貫性を追求していくことを考えているという。

スピーカーはテレビの下部2箇所に設置されているが、2基のスピーカーとは思えない広がり感と活気のあるサウンドを感じられた。また音質の設定についても、ドルビーアトモスのオン/オフの他、「セリフ強調」などわかりやすい設定項目も設けられている。

ドルビーアトモスの設定もできる

Android TVを搭載したことによって、YouTubeやAmazon Prime Video、hulu、U-NEXTといったVoDのコンテンツへ容易にアクセスが可能になる。アイリスオーヤマとしても、今後は放送だけではなくインターネットコンテンツにおいても、画質と音質にこだわった製品を展開していきたいとのことだ。

55型QLED搭載モデル「55XQDA20」の背面端子部

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 文化庁、BDレコーダーに掛かる私的録音録画補償金額を認可。1台当たり税抜182円が上乗せへ
2 テクニクス、新完全ワイヤレスイヤホン投入を予告。ティザー映像を公開
3 アップル初売りが新年1/2からスタート。対象iPhone購入で最大3万円のギフトカードをプレゼント
4 なぜ? 実は「大きいほど人気」なPolk Audioのスピーカー、全3シリーズの“大型モデル”比較試聴でわかった魅力
5 CD再生は “クロック” でさらに化ける!プロ機譲りの実力機、MUTEC「MC-3+」の音質グレードアップ技
6 評論家イチオシ!LUMIN「P1 mini」レビュー。「驚くほどの音質の良さが体験できた」
7 名盤『交響組曲宇宙戦艦ヤマト』の新たな船出。リミックスという選択に挑んだエンジニアの声を訊く
8 VGP2025・優秀賞獲得モデルから厳選!審査員5名が “絶対推し” のデノン/マランツ/B&W/DALI
9 アキュフェーズのフラグシップアンプ「E-800S」が堂々初登場3位<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング11月>
10 Qobuz開始の波及効果大。ネットワークオーディオ関連の需要拡大<販売店の声・売れ筋ランキング11月>
12/27 12:04 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
アナログ Vol.86 2024 WINTER
季刊・アナログ
最新号
Vol.86
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX