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公開日 2023/04/28 17:58
エプソン、2022年度インクジェットプリンター販売台数は過去最高。通期で増収・増益に
2022年度決算報告会見を実施
セイコーエプソンは、同社代表取締役社長の小川恭範氏が登壇し、2022年度第4四半期の決算発表を行った。2022年度4Qの実績は、売上収益3,359億円で前年同期比537億円増、事業利益143億円で前年同期比16億円増となった。
2022年度4Q、プリンティングソリューションズは、供給制約の改善により販売数量が増加。部材、物流費増加でコスト増があったものの価格対応で増収・増益。オフィス・ホームプリンティングのインクジェットプリンターは販売数量10%増、インクの売り上げ収益は6%増となった。特にオフィス共有インクジェットプリンターは、本体の供給制約の改善とオフィス印刷需要の回復でインク販売が増加、新商品投入効果もあり大幅増収となった。一方で部材費・物流費が高騰し、事業利益は減益となった。
2022年度4Q、ビジュアルコミュニケーションは、欧米教育向けを中心にプロジェクター需要は堅調、注残解消も進み、販売数量が増加した。モデルミックスの改善、価格対応や為替影響により増収・増益となった。
2022年度通期実績は、売り上げ収益1兆3,300億円、事業利益951億円で前年度に対して増収・増益。当期利益は750億円で、繰延税金資産の積み増しがあった前年度に対して減益となった。
2022年度通期、プリンティングソリューションズは、オフィス・ホームプリンティングで大容量インクタンクモデルの販売が伸長。インクジェットプリンター本体の販売台数は過去最高の1700万台となり、高値販売が継続して売り上げ収益は増収に。しかし部材費・物流費高騰、ドル高影響により事業利益は減益となった。
2022年度通期、ビジュアルコミュニケーションは、コロナ影響からの市場回復、モデルミックス改善や価格対応を実施、供給制約をいち早く改善して販売数量が増加し増収となった。固定費抑制や在庫影響もあり、大幅な増益となった。
2023年度通期業績予想は以下のとおり。世界経済成長の鈍化を見込むが、半導体調達難や物流混乱は改善し、物流費減少、高騰してきた部材費は横ばいで推移すると見る。オフィス・ホームプリンティングで、大容量インクタンクモデルの先進国での認知度向上や、新興国でのビジネス需要の回復による伸長を見込む。ビジュアルコミュニケーションで、市場規模は、オフィス向けは縮小と見るものの、教育向けやスマートプロジェクターなどが堅調で全体に前年度並みに底堅く推移すると見る。
長期ビジョン「Epson 25 Renewed」の2022年度での進捗状況については、「コロナ影響など外部環境に大きな変化があったものの、部材費高騰、供給制約に対して価格対応や費用コントロールを実施、収益の確保を継続した。成長領域や新領域で製品ラインナップを拡大、コア技術の進化など将来への仕込みを進めた。今後もさまざまな環境変化に対応し成熟領域で安定的に資金創出し、成長領域の強化・伸長を図る」と説明した。
2022年度4Q、プリンティングソリューションズは、供給制約の改善により販売数量が増加。部材、物流費増加でコスト増があったものの価格対応で増収・増益。オフィス・ホームプリンティングのインクジェットプリンターは販売数量10%増、インクの売り上げ収益は6%増となった。特にオフィス共有インクジェットプリンターは、本体の供給制約の改善とオフィス印刷需要の回復でインク販売が増加、新商品投入効果もあり大幅増収となった。一方で部材費・物流費が高騰し、事業利益は減益となった。
2022年度4Q、ビジュアルコミュニケーションは、欧米教育向けを中心にプロジェクター需要は堅調、注残解消も進み、販売数量が増加した。モデルミックスの改善、価格対応や為替影響により増収・増益となった。
2022年度通期実績は、売り上げ収益1兆3,300億円、事業利益951億円で前年度に対して増収・増益。当期利益は750億円で、繰延税金資産の積み増しがあった前年度に対して減益となった。
2022年度通期、プリンティングソリューションズは、オフィス・ホームプリンティングで大容量インクタンクモデルの販売が伸長。インクジェットプリンター本体の販売台数は過去最高の1700万台となり、高値販売が継続して売り上げ収益は増収に。しかし部材費・物流費高騰、ドル高影響により事業利益は減益となった。
2022年度通期、ビジュアルコミュニケーションは、コロナ影響からの市場回復、モデルミックス改善や価格対応を実施、供給制約をいち早く改善して販売数量が増加し増収となった。固定費抑制や在庫影響もあり、大幅な増益となった。
2023年度通期業績予想は以下のとおり。世界経済成長の鈍化を見込むが、半導体調達難や物流混乱は改善し、物流費減少、高騰してきた部材費は横ばいで推移すると見る。オフィス・ホームプリンティングで、大容量インクタンクモデルの先進国での認知度向上や、新興国でのビジネス需要の回復による伸長を見込む。ビジュアルコミュニケーションで、市場規模は、オフィス向けは縮小と見るものの、教育向けやスマートプロジェクターなどが堅調で全体に前年度並みに底堅く推移すると見る。
長期ビジョン「Epson 25 Renewed」の2022年度での進捗状況については、「コロナ影響など外部環境に大きな変化があったものの、部材費高騰、供給制約に対して価格対応や費用コントロールを実施、収益の確保を継続した。成長領域や新領域で製品ラインナップを拡大、コア技術の進化など将来への仕込みを進めた。今後もさまざまな環境変化に対応し成熟領域で安定的に資金創出し、成長領域の強化・伸長を図る」と説明した。