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公開日 2023/04/29 14:34

<ヘッドフォン祭>final、ZE8000を“自分専用”チューンできる「自分ダミーヘッド」サービスを発表。7月より開始

final事務所に3回訪問が必要
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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本日4月29日(土・祝)、中野サンプラザにてフジヤエービック主催の「春のヘッドフォン祭 2023」が開催されている。同イベントにてfinalは、完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」を独自にパーソナライズする新サービス「自分ダミーヘッドサービス」を発表した。

「自分ダミーヘッドサービス」を7月より提供開始

「自分ダミーヘッドサービス」は、人間の上半身と耳の形を測定して、ZE8000を“自分専用”に最適化するサービスとなる。finalの代表取締役である細尾 満氏によると、「最初はiPhoneで自分で撮影して、といったシンプルなものを考えていましたが、だんだん凝ってしまって、最終的には “3回” 事務所にご来社頂く必要があるものとなってしまいました」。サービス価格も、本体よりも高い55,000円(予価)となっているが、「ZE8000で本当にやりたかったことがついに実現できます」と力を込める。

finalの代表取締役 細尾 満氏

上半身と耳の形を測定し、シミュレーションされた自身のいわば「アバター」をバーチャル空間に設置して、“耳の聴こえ” をシミュレート。バーチャル空間における音響物理量を制御できる独自のソフトウェアを開発したという。さらに、耳の形に合わせて調整できるように専用のイヤーピースも作成、ZE8000本体にも “チューニング” を加えることで、文字通り「自分専用」のZE8000を作ることができるサービスだとアピールする。

バーチャル空間における音響を制御できる独自のソフトウェアを開発

今回のサービスの大きな目的として、細尾氏は「音色(ねいろ)認識の向上」を考えたそうだ。これは基礎研究に長く予算をかけてきたfinalだからこそ実現できる取り組みであり、個人の好みと、外耳や頭部など人間の形の違いといった「物理的な特性」を切り分け、人間の耳にとって好ましい自然な音質追求のためには「音色認識」が重要である、という研究成果を踏まえたものとなっているという。

「自分ダミーヘッドサービス」の具体的な流れだが、1日目は、上半身並びに耳介や外耳道付近の3Dスキャンを行う。回転する椅子の上に座り、上方、正面、下方の3つのアングルからスキャンされるという。3Dスキャンは黒色や頭髪が苦手のため、専用の帽子などをかぶってもらうことになるとのこと。また手持ちのZE8000も、個体差等を測定するために預けることになる。

自分のアバターを作成し、どのように“聴こえ”るのか物理的にシミュレートする

2日目はその2〜3週間後。スキャンデータからカスタムイヤーピースが作られているので、そのイヤーピースとZE8000専用の測定治具を取り付けて、耳の中でどのように鳴っているか、物理音響特性などを計測する。

専用のイヤーピースも作成する

3日目はさらにその1〜2週間後。実際に装着して音響テストを行い、最終的なアラインメントを確認して、ZE8000を返却する、というフローになるという。イヤーピースは耳介の形状にフィットさせるような形になり、そのままケースに入れて保管できる形になる。

「自分ダミーヘッドサービス」の提供は7月を予定。また先行体験モニター募集も予定している。

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