• ブランド
    特設サイト
公開日 2023/10/04 10:00

レグザ、省エネ追求のスタンダード4Kテレビ「M550M」。75型でも2010年の37型機以下の消費電力

前年モデル比で約33%の消費電力削減
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
TVS REGZAは、前モデルから大幅な省電力化を実現しつつ映像品位も追求したという4K液晶テレビ “レグザ”「M550Mシリーズ」を10月20日に、同じく高い省エネ性能を実現したという「E350Mシリーズ」を11月10日に発売する。

レグザ M550Mシリーズ

「M550Mシリーズ」は「地デジAIビューティ」などの高画質化機能も搭載するスタンダードモデル、「E350Mシリーズ」は一部機能を省くことでより低価格化を実現したエントリーモデルという位置づけ。本稿では「M550Mシリーズ」について紹介する。サイズ展開と税込の予想実売価格は下記のとおり。

・75M550M(75型)242,000円前後
・65M550M(65型)176,000円前後
・55M550M(55型)132,000円前後
・50M550M(50型)121,000円前後
・43M550M(43型)110,000円前後

前年モデル「M550Mシリーズ」と65型どうしで比較した際に、約33%の年間消費電力量削減を実現。省エネ性能多段階評価点において2.7以上を達成し、「高画質、高音質、ネット機能、いまのスタンダードテレビに求められる性能を実現し、地球環境に配慮しながら大画面テレビの感動をリビングで味わえるモデル」だとアピールしている。

また、上記のとおり75型の大型モデルもラインナップ。2010年に発売した当時のフラグシップ機「Z1シリーズ」の37型モデルよりも、今回の75型モデルのほうが年間消費電力量が少ないという。

2010年の37型機よりも大画面化しつつも低消費電力を実現

37Z1

なお、消費電力の測定においてはZ1シリーズも当時のスペック値ではなく、現在の基準で測定し直した上で比較したとのこと。「地デジ移行のタイミングだった2010年頃にテレビを購入した方々の買い替えタイミングが来ている。当時の37型より今の75型のほうが電気代が下がる」(レグザブランド統括マネージャー 本村裕二氏)と同社は説明する。

こうした省エネ性能を実現するために、映像を解析しシーンに応じたバックライト制御と階調補正をする新技術を搭載。暗い映像ではバックライトの輝度を抑制し、信号処理で映像の明るさ感をキープすることで、省エネ性能と映像品位の両立を追求したという。

独自の映像エンジン「レグザエンジンZR」の最新世代モデルを搭載。地デジやBS/CS放送はもちろん、4K放送やネット動画も高画質に楽しめるよう進化したエンジンだという。バックライトはミニではない通常のLEDだが、広色域LEDバックライトを採用しているという。

内部基板

ネット動画の特製にあわせて様々な高画質化処理を行ってコントラスト精細感を向上させるとともに、ネット動画のノイズも抑制するという「ネット動画ビューティ」機能も搭載。ノイズ抑制をはじめとする様々な処理で地デジ番組を高画質化するという「地デジAIビューティ」も搭載している。

ネット動画ビューティの解説

また、番組の詳細ジャンルやコンテンツごとの画質特性をクラウドから取得して、視聴中の放送コンテンツに適切なパラメーターを適用しAIで画質処理を行う「クラウドAI高画質テクノロジー」も搭載。加えて、人肌の立体感や質感を向上させたり、撮影環境の影響で不自然にカラーシフトした人肌を自然な色合いにして再現するという「ナチュラルフェイストーン」機能も備えている。

クラウドAI高画質テクノロジーの解説

ナチュラルフェイストーンの解説

部屋の色温度と明るさを検知する色温度センサーも内蔵。室内の明るさや外構の影響、照明の色の違いなどを検出して画質を自動調整する「おまかせAIピクチャー」機能も搭載している。

外付けHDDへの録画にももちろん対応。好みの番組ジャンルやアーティストを事前に選んでおくと、テレビが録画番組やネット動画から関連したコンテンツをとめてピックアップしてくれる「ざんまいスマートアクセス」機能も備えている

NETFLIXやAmazon Prime Videoを始めとする各種ネット動画サービスにも対応。昨年モデルまででは対応が終了となったものもあるDAZNへの対応も今回復活した。また、リモコンにはPrime Video/NETFLIX/Disney+/ABEMA/YouTube/TVer/WOWOWオンデマンド/U-NEXT/hulu/DAZN/NHK+/Net-Visionといった各配信サービスをすぐに起動できるダイレクトボタンも用意している。

対応するネット配信サービスの一覧

また、ボイスコントロールにも対応。リモコンのボイスコントロールボタンを押すことで音声による操作が行える。

本機のリモコン

音声面では「レグザパワーオーディオシステム」を搭載。オーディオキャリブレーションにも対応する。

レグザパワーオーディオシステムを搭載

そのほか、Androidのスクリーンミラーリングや、AppleのAirplay2にも対応。なお同社によれば、Airplay2対応テレビを日本で展開しているメーカーは同社とソニー、LGの3社だけなのだという。こうした機能への対応により、例えばスマートフォンやパソコン向けにした配信されていないコンテンツをワイヤレスでミラーリングしてテレビの大画面で楽しむなどといったことができる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX