HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2024/04/27 15:58
<ヘッドフォン祭>Noble Audio初のヘッドホン「FoKus APOLLO」本邦初公開/ながら聴きでノイキャン搭載? Cleer「ARC 3」に注目
エミライから参考展示品8モデル
フジヤエービックの主催するポータブルオーディオイベント「春のヘッドフォン祭 2024」が、本日4月27日に東京・ステーションコンファレンス東京にて開催されている。本稿ではエミライブースの模様を紹介したい。
エミライからはNoble AudioやFIIO、Cleer、Ferrum Audioといった同社取扱ブランドの参考展示品を計8モデル用意。中でも注目を集めていたのが、Noble Audio初のヘッドホン「FoKus APOLLO」だ。
Noble Audio調べでは世界初となる40mmダイナミックドライバー&14mmプラナードライバーのハイブリッドデュアルドライバー構成を採用するANC搭載ワイヤレスヘッドホンで、AAC/aptX/aptX HD/LDACのBluetoothコーデックに対応。さらに最大-35dBの低減深度を持つデジタルアダプティブANC内蔵チップ「QCC3084」を搭載する。
長らくはIEM、近年では完全ワイヤレスの分野で存在感を放つ同ブランドだが、前々からヘッドホンを作りたい思いがあり、また高温多湿なアジア圏と違い、アメリカなどでは装着していてもあまり蒸れることがなく、イヤホンより頑丈なことからヘッドホンの人気が高い背景もあるそうだ。
発売は今夏を予定しており、日本での販売価格は未定ながら、本国では649ドルでの発売を予定。「Noble Audioのシグネイチャーサウンドを(他社ハイエンド機より)お手頃な価格で体験できる」モデルだとする。
なお、これからもヘッドホンを作っていきたい気持ちはあるそうだが、先述のようにカジュアルな価格帯で提供したい考えがある一方、本国などではブランド性を保つためにもあまり安い製品は展開して欲しくない、という声もあるそうで、「まずはFoKus APOLLOをリリースして反応を見たい」と語っていた。
ほか、Noble Audioからは“FoKusシリーズ”初のMEMSドライバー搭載モデル「FoKus TRIUMPH」を参考出展。xMEMS製「COWELL」ドライバーと6.5mmダイナミックドライバーのハイブリッド構成で、ケース外装に高級車のシートにも使われるという人工皮革「アルカンターラ」をあしらったこともポイントだ。こちらは今春発売予定で、本国価格は369ドルを見込んでいる。
なお、事前に予告されていたオープンイヤー型完全ワイヤレス「FoKus KAMA」は、まだ納得のいくクオリティに達していないため、展示は見送られたとのこと。
FIIOからは、デスクトップ向けUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプの新フラグシップ機「K19」が登場。DACにESS製「ES9039SPRO」を2基、アンプにTHX社との共同開発モデル「THX AAA-788+」を8ch分搭載しており、電源も高品質なスイッチング電源を採用しているそうだ。
デザインの変更も大きな特徴で、縦置き、横置きの両方に対応。ただしオプションのアクリルパーツを装着すればヘッドホンスタンドとしても使えることから、ブランドとしては縦置きを推奨しているという。こちらも今夏発売予定で、海外では1299.99ドルでの販売を見込んでいる。
13.8mmダイナミックドライバー搭載の「FD15」は、人気モデル「FD5」の後継機種。FD5の特徴であったベリリウムコーティングドライバーではなくなっているものの、「サウンドはFD5の進化版になっているので、先入観を抜きにして音を聴いてもらいたい」と語っていた。今夏の発売予定で、海外では149.99ドルでの販売が見込まれる。
ほか、10BA搭載の最新フラグシップIEM「FA19」、DACを新搭載したアクティブスピーカー「SP3 BT」も参考出展。どちらも今夏発売予定で、海外価格はFA19が999.99ドル、SP3 BTが349.99ドルを予定している。
5月1日よりクラウドファンディングがスタートするCleer新モデル「ARC 3」は、一般来場者向けの展示会ではこれが世界初公開。Dolby Atmos対応やLDACサポート、AIの搭載、操作用ディスプレイをケースに搭載などさまざまな進化がなされつつ、音にもこだわっているそうで、担当者は「オープンイヤーながらIEMにも見劣りしない音質」だと語る。
さらにスポーツ向けやMP3搭載など計7モデルをラインナップするらしく、うちスポーツモデルには心拍数のモニタリングなど、ヘルスケア系の機能を搭載。上位機では搭載AIによる「オープンイヤー型でのノイキャン機能」なども装備されるそうだ。
こちらは先述の通り5月1日からクラウドファンディングが開始され、その2ヶ月後くらいを目処に一般販売も開始予定。価格はモデルによって異なるが、一般販売時で39,600 - 59,800円(税込)を見込んでおり、クラウドファンディングではそこからさらに早割などが適用されるとのこと。
Ferrum Audioからは、フラグシップDAC「WANDLA」のバリエーションモデルとして、海外レビューサイト「ゴールデンサウンド」のキャメロン・オートリー氏とコラボした「WANDLA Golden Sound Edition」が登場。
WANDLAの大きな特徴として自社開発のプロセッサーモジュール「SERCE」を搭載することがあるが、これの計算資源を再分配・最適化することで、サンプル感オーバーに対する耐性を向上させるデジタルヘッドルームの処理機能、サウンドステージを拡大する「スペーシャルエンハンスメント機能」など、レビューサイトとのコラボということで、「マニアが望むような」複数の新機能を盛り込んだという。
同ブランドではSERCEモジュールの販売も行っていることから、そのポテンシャルの高さをアピールする意味もあるモデルだと説明。販売時期は今のところ未定で、海外では3,295ドルでの販売が見込まれている。
エミライからはNoble AudioやFIIO、Cleer、Ferrum Audioといった同社取扱ブランドの参考展示品を計8モデル用意。中でも注目を集めていたのが、Noble Audio初のヘッドホン「FoKus APOLLO」だ。
Noble Audio調べでは世界初となる40mmダイナミックドライバー&14mmプラナードライバーのハイブリッドデュアルドライバー構成を採用するANC搭載ワイヤレスヘッドホンで、AAC/aptX/aptX HD/LDACのBluetoothコーデックに対応。さらに最大-35dBの低減深度を持つデジタルアダプティブANC内蔵チップ「QCC3084」を搭載する。
長らくはIEM、近年では完全ワイヤレスの分野で存在感を放つ同ブランドだが、前々からヘッドホンを作りたい思いがあり、また高温多湿なアジア圏と違い、アメリカなどでは装着していてもあまり蒸れることがなく、イヤホンより頑丈なことからヘッドホンの人気が高い背景もあるそうだ。
発売は今夏を予定しており、日本での販売価格は未定ながら、本国では649ドルでの発売を予定。「Noble Audioのシグネイチャーサウンドを(他社ハイエンド機より)お手頃な価格で体験できる」モデルだとする。
なお、これからもヘッドホンを作っていきたい気持ちはあるそうだが、先述のようにカジュアルな価格帯で提供したい考えがある一方、本国などではブランド性を保つためにもあまり安い製品は展開して欲しくない、という声もあるそうで、「まずはFoKus APOLLOをリリースして反応を見たい」と語っていた。
ほか、Noble Audioからは“FoKusシリーズ”初のMEMSドライバー搭載モデル「FoKus TRIUMPH」を参考出展。xMEMS製「COWELL」ドライバーと6.5mmダイナミックドライバーのハイブリッド構成で、ケース外装に高級車のシートにも使われるという人工皮革「アルカンターラ」をあしらったこともポイントだ。こちらは今春発売予定で、本国価格は369ドルを見込んでいる。
なお、事前に予告されていたオープンイヤー型完全ワイヤレス「FoKus KAMA」は、まだ納得のいくクオリティに達していないため、展示は見送られたとのこと。
FIIOからは、デスクトップ向けUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプの新フラグシップ機「K19」が登場。DACにESS製「ES9039SPRO」を2基、アンプにTHX社との共同開発モデル「THX AAA-788+」を8ch分搭載しており、電源も高品質なスイッチング電源を採用しているそうだ。
デザインの変更も大きな特徴で、縦置き、横置きの両方に対応。ただしオプションのアクリルパーツを装着すればヘッドホンスタンドとしても使えることから、ブランドとしては縦置きを推奨しているという。こちらも今夏発売予定で、海外では1299.99ドルでの販売を見込んでいる。
13.8mmダイナミックドライバー搭載の「FD15」は、人気モデル「FD5」の後継機種。FD5の特徴であったベリリウムコーティングドライバーではなくなっているものの、「サウンドはFD5の進化版になっているので、先入観を抜きにして音を聴いてもらいたい」と語っていた。今夏の発売予定で、海外では149.99ドルでの販売が見込まれる。
ほか、10BA搭載の最新フラグシップIEM「FA19」、DACを新搭載したアクティブスピーカー「SP3 BT」も参考出展。どちらも今夏発売予定で、海外価格はFA19が999.99ドル、SP3 BTが349.99ドルを予定している。
5月1日よりクラウドファンディングがスタートするCleer新モデル「ARC 3」は、一般来場者向けの展示会ではこれが世界初公開。Dolby Atmos対応やLDACサポート、AIの搭載、操作用ディスプレイをケースに搭載などさまざまな進化がなされつつ、音にもこだわっているそうで、担当者は「オープンイヤーながらIEMにも見劣りしない音質」だと語る。
さらにスポーツ向けやMP3搭載など計7モデルをラインナップするらしく、うちスポーツモデルには心拍数のモニタリングなど、ヘルスケア系の機能を搭載。上位機では搭載AIによる「オープンイヤー型でのノイキャン機能」なども装備されるそうだ。
こちらは先述の通り5月1日からクラウドファンディングが開始され、その2ヶ月後くらいを目処に一般販売も開始予定。価格はモデルによって異なるが、一般販売時で39,600 - 59,800円(税込)を見込んでおり、クラウドファンディングではそこからさらに早割などが適用されるとのこと。
Ferrum Audioからは、フラグシップDAC「WANDLA」のバリエーションモデルとして、海外レビューサイト「ゴールデンサウンド」のキャメロン・オートリー氏とコラボした「WANDLA Golden Sound Edition」が登場。
WANDLAの大きな特徴として自社開発のプロセッサーモジュール「SERCE」を搭載することがあるが、これの計算資源を再分配・最適化することで、サンプル感オーバーに対する耐性を向上させるデジタルヘッドルームの処理機能、サウンドステージを拡大する「スペーシャルエンハンスメント機能」など、レビューサイトとのコラボということで、「マニアが望むような」複数の新機能を盛り込んだという。
同ブランドではSERCEモジュールの販売も行っていることから、そのポテンシャルの高さをアピールする意味もあるモデルだと説明。販売時期は今のところ未定で、海外では3,295ドルでの販売が見込まれている。