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公開日 2024/07/27 19:43
<ヘッドフォン祭>“ながら聴き”できる開放型ヘッドホン「nwm ONE」が話題/KuraDa開放型ヘッドホン「KD-Q1」を初展示
カスタムIEM「FitEar IMarge Custom」の限定セットも販売
フジヤエービックが主催するポータブルオーディオイベント「夏のヘッドフォン祭 mini 2024」が7月27日にステーションコンファレンス東京で開催された。本稿では、nwm(ヌーム)、飯田ピアノ、FitEarブースを紹介する。
NTTソノリティの自社ブランドnwmは、7月18日にリリースされた開放型ヘッドホンのフラグシップモデル「nwm ONE」を中心としたブースを展開。
“ながら聴き”を可能とするオープンイヤー型・完全ワイヤレスイヤホン「nwm MBE001」で培ってきた技術を、開放型ヘッドホンにも踏襲しており、nwm ONEでもヘッドホンで耳を塞ぐことなくオープンな状態で音楽を楽しむことができるのが最大の特徴だ。
“耳を塞がず音を閉じ込める”というNTT独自技術「PSZ(Personalized Sound Zone)」を搭載しており、再生する音に対して逆相の音をユニットの背面から放出することで、音が打ち消し合うノイズキャンセリングの手法を用いることで、耳がオープンになっている状態にもかかわらず音漏れを最小限に抑えることができるという、革新的な技術を搭載している。
また、同社の特許技術「Magic Focus Voice」を搭載しており、2基のマイクに音が到達する時間差を活用して、音響空間を認識、そして話している人を特定する「ビームフォーミング」と、雑音を除去する「スペクトルフィルター」の両方の処理が働くことで、通話やオンライン会議などでもユーザーの声をクリアに届けることができる。
イベント開始からすぐに多くの来場者がブースで試聴を行っており、時間帯によっては列ができるほどの賑わいをみせる。ヘッドホンファンからの注目度が高いモデルとなっていた。
飯田ピアノは、7月18日に発表したKuraDaブランドの開放型ヘッドホン「KD-Q1」が初披露となった。高音質技術として、「Ultra-Responsive Diaphragm(ウルトラレスポンシブダイアフラム)」を採用した53mm ダイナミック型ドライバーを搭載し、高い応答性と従来モデル以上の低域再生を実現しているモデルだ。
また、低反発ウレタンを3次元形状にカットし、人間の頭の形に沿うように設計した、新開発「3次元形状立体縫製イヤーパッド」も採用することで、長時間の使用でも疲れにくい装着感と音漏れの低減を成し得ている。
ブース内では、Aurender「W20 Special Edition」を再生機とし、MYTEK DigitalのUSB-DAC「Manhattan DAC II」のヘッドホンアウトを用いたハイエンドシステムや、Aurender「ACS10」にOPPO DigitalのUSB-DAC「Sonica DAC」を接続し、MASS-Koboのヘッドホンアンプ「model 429」といったシステムでKD-Q1の音質をチェックすることができる。
同社が取り扱うブランドHeart Fieldからは2機種のイヤホンが参考展示されていた。製品名は非公表だが、8月中に量産を目指しており、シェルがブラックタイプの方が上位機種、ホワイトタイプの方が下位機種となる。
ブラックの上位機種がダイナミックドライバー×1基+バランスドアーマチュア(BA)ドライバー×2基のハイブリッド構成となっており、ダイナミックドライバーの素材にバイオセルロースを採用しているとのこと。ホワイトの下位機種もダイナミックドライバー×1基+バランスドアーマチュア(BA)ドライバー×2基を搭載しつつ、さらにパッシブラジエーターの仕組みを活用した新技術も導入しているという。
ボディはシルバー925を採用し、シェルに貝殻を用いるというユニークで、かつラグジュアリーなデザインなのが特徴的だ。価格は未定だが、どちらも10万円を切る価格帯になると予想され、Heart Fieldのラインナップの中でもミドルクラスに位置づけられるモデルになる可能性が高い。
須山歯研の自社ブランドであるFitEarからは、7月19日に発表されたカスタムIEM「FitEar IMarge Custom」がイベント初登場となった。同ブランドのユニバーサルモデル「IMarge Universal」のカスタムモデルであり、新型BAドライバーを1基と静電型トゥイーターユニットを搭載している。
同ブランドならではの「ミドルレッグシェル」を導入し、併せてESTユニットの有効周波数帯域を高域側シフトさせるホーン形状の音導孔をカスタムモデル用へと最適化している。また、遮音性の向上や付帯音のないクリーン低域再現を可能にするため、本体内部にカーボンフェルトを投入している。
本モデルの開発にあたり同社の担当者は、「ユニバーサルモデルの『IMarge Universal』で音質が完成していたため、カスタムモデルを製作することが難しかったが、やはりカスタムモデルを求めるユーザーの声が多かったため、改めてカスタムIEMとして開発を進めていった」とコメントする。
シェルカラーは11種類、フェイスプレートカラーは13種類をラインナップ。フジヤエービック限定モデルも用意しており、ユニバーサルモデルと同じ専用シェルカラー「グリットアッシュ」を施したモデル、さらに同社の純正ケーブルの中でもハイエンドの「FitEar cable 007B4.4OFC」(4.4mm バランス接続)が付属する「IMarge Custome限定セット」を7月31日まで販売している。
■“ながら聴き”を叶える開放型ヘッドホンは列ができるほど人気
NTTソノリティの自社ブランドnwmは、7月18日にリリースされた開放型ヘッドホンのフラグシップモデル「nwm ONE」を中心としたブースを展開。
“ながら聴き”を可能とするオープンイヤー型・完全ワイヤレスイヤホン「nwm MBE001」で培ってきた技術を、開放型ヘッドホンにも踏襲しており、nwm ONEでもヘッドホンで耳を塞ぐことなくオープンな状態で音楽を楽しむことができるのが最大の特徴だ。
“耳を塞がず音を閉じ込める”というNTT独自技術「PSZ(Personalized Sound Zone)」を搭載しており、再生する音に対して逆相の音をユニットの背面から放出することで、音が打ち消し合うノイズキャンセリングの手法を用いることで、耳がオープンになっている状態にもかかわらず音漏れを最小限に抑えることができるという、革新的な技術を搭載している。
また、同社の特許技術「Magic Focus Voice」を搭載しており、2基のマイクに音が到達する時間差を活用して、音響空間を認識、そして話している人を特定する「ビームフォーミング」と、雑音を除去する「スペクトルフィルター」の両方の処理が働くことで、通話やオンライン会議などでもユーザーの声をクリアに届けることができる。
イベント開始からすぐに多くの来場者がブースで試聴を行っており、時間帯によっては列ができるほどの賑わいをみせる。ヘッドホンファンからの注目度が高いモデルとなっていた。
■KuraDa最新ヘッドホン「KD-Q1」をクラス毎のシステムで試聴可能
飯田ピアノは、7月18日に発表したKuraDaブランドの開放型ヘッドホン「KD-Q1」が初披露となった。高音質技術として、「Ultra-Responsive Diaphragm(ウルトラレスポンシブダイアフラム)」を採用した53mm ダイナミック型ドライバーを搭載し、高い応答性と従来モデル以上の低域再生を実現しているモデルだ。
また、低反発ウレタンを3次元形状にカットし、人間の頭の形に沿うように設計した、新開発「3次元形状立体縫製イヤーパッド」も採用することで、長時間の使用でも疲れにくい装着感と音漏れの低減を成し得ている。
ブース内では、Aurender「W20 Special Edition」を再生機とし、MYTEK DigitalのUSB-DAC「Manhattan DAC II」のヘッドホンアウトを用いたハイエンドシステムや、Aurender「ACS10」にOPPO DigitalのUSB-DAC「Sonica DAC」を接続し、MASS-Koboのヘッドホンアンプ「model 429」といったシステムでKD-Q1の音質をチェックすることができる。
同社が取り扱うブランドHeart Fieldからは2機種のイヤホンが参考展示されていた。製品名は非公表だが、8月中に量産を目指しており、シェルがブラックタイプの方が上位機種、ホワイトタイプの方が下位機種となる。
ブラックの上位機種がダイナミックドライバー×1基+バランスドアーマチュア(BA)ドライバー×2基のハイブリッド構成となっており、ダイナミックドライバーの素材にバイオセルロースを採用しているとのこと。ホワイトの下位機種もダイナミックドライバー×1基+バランスドアーマチュア(BA)ドライバー×2基を搭載しつつ、さらにパッシブラジエーターの仕組みを活用した新技術も導入しているという。
ボディはシルバー925を採用し、シェルに貝殻を用いるというユニークで、かつラグジュアリーなデザインなのが特徴的だ。価格は未定だが、どちらも10万円を切る価格帯になると予想され、Heart Fieldのラインナップの中でもミドルクラスに位置づけられるモデルになる可能性が高い。
■好評のユニバーサルモデルのカスタム版「FitEar IMarge Custom」を販売
須山歯研の自社ブランドであるFitEarからは、7月19日に発表されたカスタムIEM「FitEar IMarge Custom」がイベント初登場となった。同ブランドのユニバーサルモデル「IMarge Universal」のカスタムモデルであり、新型BAドライバーを1基と静電型トゥイーターユニットを搭載している。
同ブランドならではの「ミドルレッグシェル」を導入し、併せてESTユニットの有効周波数帯域を高域側シフトさせるホーン形状の音導孔をカスタムモデル用へと最適化している。また、遮音性の向上や付帯音のないクリーン低域再現を可能にするため、本体内部にカーボンフェルトを投入している。
本モデルの開発にあたり同社の担当者は、「ユニバーサルモデルの『IMarge Universal』で音質が完成していたため、カスタムモデルを製作することが難しかったが、やはりカスタムモデルを求めるユーザーの声が多かったため、改めてカスタムIEMとして開発を進めていった」とコメントする。
シェルカラーは11種類、フェイスプレートカラーは13種類をラインナップ。フジヤエービック限定モデルも用意しており、ユニバーサルモデルと同じ専用シェルカラー「グリットアッシュ」を施したモデル、さらに同社の純正ケーブルの中でもハイエンドの「FitEar cable 007B4.4OFC」(4.4mm バランス接続)が付属する「IMarge Custome限定セット」を7月31日まで販売している。