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公開日 2024/11/12 20:49
EIZO、業界最新のSMPTE ST 2110規格に対応する30.5型マスターモニター
2025年1月24日に発売
EIZOは、放送業界最新の映像伝送規格「SMPTE ST 2110」に対応する30.5型リファレンス液晶モニター「ColorEdge PROMINENCE CG1」を、2025年1月24日に発売する。価格はオープンだが、直販サイトでの価格は3,506,800円(税込)。
ColorEdge PROMINENCE CG1は、同社「ColorEdge PROMINENCE CG3146」の後継モデルで、映像制作での最終色調整(カラーグレーディング)に使用するリファレンス液晶モニター。同社のモニター製品で初めて、放送など業務系メディアにおける映像伝送の標準規格として定められた「SMPTE ST 2110」に対応する。これによりIPネットワーク上に非圧縮方式で送られた映像を扱うことができ、より効率的な制作ワークフローの構築をサポートするとしている。
前モデルからの進化点として、独自のアルゴリズムによって表示性能の向上を図っており、高輝度ならびに低輝度領域の描写性能に加えて、斜め方向からの視野角特性を改良。見る位置や角度による色味の変化を最小限に抑え、複数人でモニターを見る場合においても、画面の隅々まで安定した色調を再現するという。
解像度はDCI 4K(4096×2160)、輝度は1000cd/m2、コントラスト比は1,000,000:1を備え、HDR(HLG/PQ)に対応。色域はDCI-P3を100%カバーし、BT.2020にも対応する。表示は10bit/12bitの入力をサポートするほか、3D-LUTの適用が可能。広色域表示ならびに滑らかな階調表現を実現したといい、SDRはもちろんHDR映像のポストプロダクション業務もサポートする。IPS液晶パネルを採用し、広色域LEDバックライトを導入している。
また、周囲の温度変化やモニター内部の温度変化の影響を受けて色や明るさが変動する液晶モニターの弱点を克服するため、モニター内部に温度センサーを搭載。内部の温度変化をセンシングするとともに、周囲の温度変化を推定することによって、階調/色度/輝度などに対して適切な補正を行い、正確な表示品質を維持するという。さらに本モデルは、この温度推定にAI(人工知能)を活用したアルゴリズムを採用。より高い精度で周囲の温度を推定し、安定した表示環境を提供するとした。
DCI-P3やBT.2020など、映像制作の規格で定められた色域/ガンマ(EOTF)を再現する多様な色域表示モードのほか、独自のデジタルユニフォミティ補正回路による画面の表示ムラ補正や、入力信号のメタデータに連動してモニターのカラー設定が自動で切り替わる「Sync Signal機能」、任意の輝度でPQコンテンツを確認できるPQオプション機能、画面の一部ズーム機能、BT.709色域外警告機能、任意の位置やサイズを指定できるエリアマーカー機能など、専用機能も多数搭載している。
ほか、輝度を正確に測定できるキャリブレーションセンサーを本体上部に内蔵。手間なく目的に沿った表示に画面を調整できるほか、定期的な再調整を自動で実施し、経年変化による輝度や色度のずれを補正する。
さらに専用カラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」を使用することで、プリセットのカラーモードを定期的に再調整して正確な色表示を維持したり、輝度/色温度/ガンマ(EOTF)/色域などから任意の調整項目を設定してキャリブレーションを行ったりできる。また、任意のカメラLogを設定可能で、モニター単体でカメラLogの映像を確認できるため、撮影現場での運用にも有効とのこと。ソフトウェア開発者、システム管理者向けにAPIを提供しており、外部ソフトウェアやシステムからの機能連携もサポート。ColorEdgeを制御するプログラムを開発することができる。
入力端子にDisplayPort(HDCP 2.3)×1、HDMI(Deep Color/HDCP 2.3)×1、BNC(12G/6G/3G/HD-SDI)×2、BNC(3G/HD-SDI)×2、SFP28(25GbE/ST 2110)×2を搭載。
出力端子にBNC(12G/6G/3G/HD-SDI/スルー出力・アクティブ)×2、BNC(3G/HD-SDI/スルー出力・アクティブ)×2を搭載。ほか、USB Type-B(5Gbps)×2/USB Type-A(5Gbps)×3も装備する。
HDMIはFRL(Fixed Rate Link)の伝送モードに対応しており、接続時4K/12bit入力をカバー。高解像度かつより滑らかな階調の映像を表示することができる。HDMIならびにDisplayPort端子はDCI 4K/60p入力に加えて、HDMIは50/60pで4:4:4 12bitまで、DisplayPortは50/60pで4:4:4 10-bitまでの入力に対応している。
12G-SDI入出力端子は、同軸ケーブル1本で4K信号を伝送できる。SDI出力端子を備えた撮影カメラと直接接続が可能で、撮影現場での映像確認やリファレンスに有効とのこと。また既存の4K機器との接続においては、4系統すべてを使ったQuad Link 3G-SDI接続も可能。なおQuad Link 3G-SDIの伝送方式は2SIのみ対応となる。
モニター前面に調整ダイヤルを搭載しており、輝度/黒レベル/ガンマ(EOTF)/システムガンマは「Quick Check」機能を使用することにより、ダイヤル操作で値を一時的に変更した信号の見え方をプレビューできる。暗部のディテール追及など、実際の表示と照らし合わせながらの作業に適しているとのこと。
外部制御インターフェースとしてRJ-45を搭載。別売のリモコンによってモニターのメニュー設定が可能で、カラーモードの変更、エリアマーカーのオン/オフ、ズーム機能など、頻繁に活用する機能はリモコンのボタンに割り当てることができる。
本体にはDisplayPortケーブル(2m)、HDMI(FRL対応/2m)、2芯アダプタ付き電源コード(2m)、USB Type-A to USB Type-Bケーブル(2m)などのほか、工場出荷時の階調特性やユニフォミティなど、モニターの表示状態を測定した結果を記した調整レポートが同梱される。
筐体は軽量な工業用アルミニウム素材を採用し、前機種と比べて約34%軽量化を実現しているのに加え、背面にハンドルを装備し、運搬および設置時の負担軽減に配慮した。外形寸法は746.8W×482.7H×208Dmm、質量は約17.5kg。
ColorEdge PROMINENCE CG1は、2024年11月13日から15日まで千葉・幕張メッセで開催される「Inter BEE 2024」にて、国内初展示を予定している。
ColorEdge PROMINENCE CG1は、同社「ColorEdge PROMINENCE CG3146」の後継モデルで、映像制作での最終色調整(カラーグレーディング)に使用するリファレンス液晶モニター。同社のモニター製品で初めて、放送など業務系メディアにおける映像伝送の標準規格として定められた「SMPTE ST 2110」に対応する。これによりIPネットワーク上に非圧縮方式で送られた映像を扱うことができ、より効率的な制作ワークフローの構築をサポートするとしている。
前モデルからの進化点として、独自のアルゴリズムによって表示性能の向上を図っており、高輝度ならびに低輝度領域の描写性能に加えて、斜め方向からの視野角特性を改良。見る位置や角度による色味の変化を最小限に抑え、複数人でモニターを見る場合においても、画面の隅々まで安定した色調を再現するという。
解像度はDCI 4K(4096×2160)、輝度は1000cd/m2、コントラスト比は1,000,000:1を備え、HDR(HLG/PQ)に対応。色域はDCI-P3を100%カバーし、BT.2020にも対応する。表示は10bit/12bitの入力をサポートするほか、3D-LUTの適用が可能。広色域表示ならびに滑らかな階調表現を実現したといい、SDRはもちろんHDR映像のポストプロダクション業務もサポートする。IPS液晶パネルを採用し、広色域LEDバックライトを導入している。
また、周囲の温度変化やモニター内部の温度変化の影響を受けて色や明るさが変動する液晶モニターの弱点を克服するため、モニター内部に温度センサーを搭載。内部の温度変化をセンシングするとともに、周囲の温度変化を推定することによって、階調/色度/輝度などに対して適切な補正を行い、正確な表示品質を維持するという。さらに本モデルは、この温度推定にAI(人工知能)を活用したアルゴリズムを採用。より高い精度で周囲の温度を推定し、安定した表示環境を提供するとした。
DCI-P3やBT.2020など、映像制作の規格で定められた色域/ガンマ(EOTF)を再現する多様な色域表示モードのほか、独自のデジタルユニフォミティ補正回路による画面の表示ムラ補正や、入力信号のメタデータに連動してモニターのカラー設定が自動で切り替わる「Sync Signal機能」、任意の輝度でPQコンテンツを確認できるPQオプション機能、画面の一部ズーム機能、BT.709色域外警告機能、任意の位置やサイズを指定できるエリアマーカー機能など、専用機能も多数搭載している。
ほか、輝度を正確に測定できるキャリブレーションセンサーを本体上部に内蔵。手間なく目的に沿った表示に画面を調整できるほか、定期的な再調整を自動で実施し、経年変化による輝度や色度のずれを補正する。
さらに専用カラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」を使用することで、プリセットのカラーモードを定期的に再調整して正確な色表示を維持したり、輝度/色温度/ガンマ(EOTF)/色域などから任意の調整項目を設定してキャリブレーションを行ったりできる。また、任意のカメラLogを設定可能で、モニター単体でカメラLogの映像を確認できるため、撮影現場での運用にも有効とのこと。ソフトウェア開発者、システム管理者向けにAPIを提供しており、外部ソフトウェアやシステムからの機能連携もサポート。ColorEdgeを制御するプログラムを開発することができる。
入力端子にDisplayPort(HDCP 2.3)×1、HDMI(Deep Color/HDCP 2.3)×1、BNC(12G/6G/3G/HD-SDI)×2、BNC(3G/HD-SDI)×2、SFP28(25GbE/ST 2110)×2を搭載。
出力端子にBNC(12G/6G/3G/HD-SDI/スルー出力・アクティブ)×2、BNC(3G/HD-SDI/スルー出力・アクティブ)×2を搭載。ほか、USB Type-B(5Gbps)×2/USB Type-A(5Gbps)×3も装備する。
HDMIはFRL(Fixed Rate Link)の伝送モードに対応しており、接続時4K/12bit入力をカバー。高解像度かつより滑らかな階調の映像を表示することができる。HDMIならびにDisplayPort端子はDCI 4K/60p入力に加えて、HDMIは50/60pで4:4:4 12bitまで、DisplayPortは50/60pで4:4:4 10-bitまでの入力に対応している。
12G-SDI入出力端子は、同軸ケーブル1本で4K信号を伝送できる。SDI出力端子を備えた撮影カメラと直接接続が可能で、撮影現場での映像確認やリファレンスに有効とのこと。また既存の4K機器との接続においては、4系統すべてを使ったQuad Link 3G-SDI接続も可能。なおQuad Link 3G-SDIの伝送方式は2SIのみ対応となる。
モニター前面に調整ダイヤルを搭載しており、輝度/黒レベル/ガンマ(EOTF)/システムガンマは「Quick Check」機能を使用することにより、ダイヤル操作で値を一時的に変更した信号の見え方をプレビューできる。暗部のディテール追及など、実際の表示と照らし合わせながらの作業に適しているとのこと。
外部制御インターフェースとしてRJ-45を搭載。別売のリモコンによってモニターのメニュー設定が可能で、カラーモードの変更、エリアマーカーのオン/オフ、ズーム機能など、頻繁に活用する機能はリモコンのボタンに割り当てることができる。
本体にはDisplayPortケーブル(2m)、HDMI(FRL対応/2m)、2芯アダプタ付き電源コード(2m)、USB Type-A to USB Type-Bケーブル(2m)などのほか、工場出荷時の階調特性やユニフォミティなど、モニターの表示状態を測定した結果を記した調整レポートが同梱される。
筐体は軽量な工業用アルミニウム素材を採用し、前機種と比べて約34%軽量化を実現しているのに加え、背面にハンドルを装備し、運搬および設置時の負担軽減に配慮した。外形寸法は746.8W×482.7H×208Dmm、質量は約17.5kg。
ColorEdge PROMINENCE CG1は、2024年11月13日から15日まで千葉・幕張メッセで開催される「Inter BEE 2024」にて、国内初展示を予定している。