BQEYZ、独自のマイクロ平面駆動ドライバーを搭載したハイブリッド型イヤホン「Frost」

フォーリーフは、同社が取り扱う中国のオーディオブランドBQEYZ（ビーキューアイズ）から、マイクロ平面駆動＋ダイナミック構成のハイブリッドイヤホン「Frost」を、12月20日（金）より発売する。3.5mmケーブル付属モデルと4.4mmバランスケーブル付属モデルの2種類をラインナップ。どちらも価格はオープンで、市場では税込32,500円前後での実売が予想される。

Frostは、同ブランドが展開する “ウェザーシリーズ” の第3弾モデル。独自開発のマイクロ平面駆動ドライバーとダイナミックドライバーのハイブリッド構成を採用する。

10mm径のダイナミックドライバーには、PU+PEEK複合振動板を使用したデュアルキャビティ構造を採用する。優れたダンピング特性を備えるPU素材と、安定した剛性を備えたPEEK素材により、音の明瞭さと厚みが向上。加えて、ダイナミックな低域とクリアで自然な中高域を実現するという。

独自開発のマイクロ平面駆動ドライバーは、一般的な平面駆動ドライバーの構造を圧縮し、音質を確保しつつ体積と質量の削減を実現したというもの。長方形のサウンドホールにより中高域の歯擦音を減らし、より自然でクリアなサウンドが再生できるとするほか、高い駆動力が不要のためポータブル機器にも適しているとのこと。

筐体はCNCアルミニウム合金キャビティを採用しており、筐体サイズを圧縮したことで装着感を高めたとする。また、アルミニウム合金シェルには陽極酸化処理を施すことで耐腐食性と耐摩耗性を備えるほか、金属キャビティは剛性と安定性に優れることで不要な共振を低減するという。

ガラスフェイスプレートのデザインは「調和のとれた美しさと不規則グラフィックスのユニークさ、創造性を視覚的に兼ね備えた」とアピール。透明度の高いクリスタルガラスとアイスブルーのベースが組みわせることで、さまざまな角度から光を当てると宝石のような輝きを放つとしている。

付属ケーブルは、上述のとおり3.5mmプラグ仕様／4.4mmプラグ仕様のどちらか一方が付属。導体には銀メッキ単結晶銅を採用し、自然な音を再現して音の尖りや冷たさを防ぐほか、高域の延伸性が向上することで、ディテールを良好に保ちながらクリアに表現するという。

また、同軸構造により安定したインピーダンス特性を備え、伝送中の歪みを低減。耐久性と抗干渉能力にも優れ、信号の純度を維持すると謳っている。コネクターは2Pin 0.78mm、ケーブル長は1.2m。

再生周波数帯域は5Hz〜40kHz、インピーダンスは32Ω、感度は113dB。