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公開日 2012/09/19 12:06

【フォトキナ】フジフイルム、レンズ交換式「X-E1」/スタイリッシュモデル「XF1」を大きくアピール

XFマウントの新レンズも発表
SP DIVISION:木寺務
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Xシリーズを前面に押し出した富士フイルムブース
富士フイルムは、フォトキナの開催に先行して海外で発表を済ませたXシリーズ新モデル「FUJIFILM X-E1」のタッチアンドトライコーナーを中心に、Xシリーズの新ラインモデルとなる「XF1」の初お披露目など盛りだくさんの内容だ。


ブースに至る通路ではXシリーズの新ラインナップを大々的にアピール

タッチ&トライのコーナーは常に人だかりができる盛況ぶり
X-E1は、Xシリーズの頂点に立つ最上位機「X-Pro1」に続く、レンズ交換式プレミアムカメラの第2弾モデル。X-Pro1と同様の、APS-Cサイズ、有効約1630万画素の「X-TransCMOSセンサー」や、画像処理エンジン「EXR プロセッサー Pro」といった独自の高画質デバイスはX-Pro1から継承。ハイブリッドファインダーに代わり、約236万ドットの有機ELファインダーを搭載。新たに内蔵フラッシュも盛り込み、ボディをX100と同レベルまでサイズダウンした意欲機だ。

ボディのトップカバーとフロントカバーはマグネシウムダイキャスト製で質感も上々。手にした時の凝縮感も高く、程よい重さがあり安定感も高い。

「光学系にこだわった」(ブーススタッフ談)という、有機ELファインダーは明るく見え方もクリアで自然。視度調整ダイヤルも追加された。


独自のカラーフィルター配列により、ローパスフィルターを必要とせずにモアレや偽色を抑えた「X-TransCMOSセンサー」

ポップアップ式の内蔵フラッシュも新たに追加された


マウントアダプターを介してさまざまなレンズを装着して楽しめる点を、往年の銘玉を付けたX-E1をずらっと並べて表現
国内での発売も既に決定しており、時期は11月上旬を予定。価格はオープンだが、実勢価格はボディのみで6万円前後になる見込みだ。またXFマウントレンズでは初となる手振れ補正機構内蔵のズームレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」とのキット販売も予定しており、こちらは13万円前後になるとのこと。


一方、「XF1」は今回のフォトキナが初披露の場となったXシリーズの新ラインモデル。X-E1とは打って変わり、同社フイルムカメラ「ナチュラ」を髣髴とさせるような、スリムでスタイリッシュな概観のレンズ一体型コンパクトカメラだ。革張り風のボディは女性の手にもすんなりと馴染むほどコンパクトだが、その中身は画質にこだわった本格派。レンズには、35mm判換算で25mmから100mmの開放F値1.8(ワイド端)の明るい光学4倍ズームレンズ、イメージセンサーには、有効1200万画、2/3インチの大型EXR CMOSセンサーを搭載し、「小型ながらもX10と同等の画質を実現している(ブーススタッフ談)」とのこと。

Xシリーズの新ラインとなる「XF1」カラーバリエーションは全3色

ボディに電源ボタンはなく、沈胴式のレンズを引き出すと電源が入るユニークな機構を採用。撮影時意外はレンズが出っ張らないため、バックの中にすっきりと収められる


本体カラーにマッチしたハンドストラップとケースも合わせてラインナップされるとのこと

国内での発売は現在検討中とのことで未定だが、ヨーロッパでは10月下旬より順次発売が開始され、価格は500ユーロ前後となる見込みだ。

また、XFマウントに追加される新レンズ郡も一部が公開された。公開されたのは、先述したX-E1のキットレンズとしても販売される「フジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」と、35mm判換算で21mmの焦点距離となる広角単焦点レンズ「フジノンレンズ XF14mmF2.8 R」の2本。

XFマウントレンズに新たに追加される「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」(左)と「XF14mmF2.8 R」(右)

XF18-55mmF2.8-4 R LM OISは先述の通り、XFマウントレンズ初となるズームレンズ。フォーカスレンズの駆動にリニアモーターを使い、最速0.1秒の高速AFを実現。シャッタースピード約4段分の補正効果が得られるレンズシフト式手ブレ補正機構も備えている。


ボディ側面には手ブレ補正機構のオンオフスイッチと絞りオート/マニュアルの切り替えスイッチが設置されている
XF14mmF2.8 Rは、実動モデルがなくケース内のみの展示となったが、ブーススタッフに特徴を尋ねたところ、本レンズの魅力のひとつは18センチと短い最短撮影距離で、広角レンズながらも被写体に目いっぱい寄ることができ、パースを強調した印象的な写真を撮ることができるとのこと。

いずれも日本国内での発売が決定しており、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISは11月上旬発売予定でオープン価格だが、実勢価格は8万円前後になる見込み。XF14mmF2.8は12月発売予定で価格は未定だ。

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