公開日 2016/04/14 13:00
キヤノン、CINEMA EOSや4Kモニターなど業務用4K製品群を機能強化アップデート
4Kモニター「DP-3010」なども
キヤノンは、業務用液晶モニター「DP-V3010」や業務用カメラ“CINEMA EOS”「EOS C300 Mark II」など4K対応製品群の機能向上アップデートを、5月下旬より順次実施する。いずれも無償で最新ファームウェアを提供する。
■4K HDR対応ディスプレイ「DP-V3010」「DP-V2410」(アップデート時期:7月)
「DP-V3010」「DP-V2410」の業務用4Kディスプレイ2モデルは、HDR放送の標準規格として準備が進められているHybrid Log-Gammmaに対応。加えてCanon Log3ガンマにも対応し、撮影した映像をモニタリングに適した階調特性に変換して表示・確認できるほか、HDR表示のあり/なし切り替え、比較表示などが可能になる。
また、波形モニターのHDR対応スケール表示機能も追加。UHD-BDやHDR放送に採用されるSMPTE ST.2084、Canon Log〜Canon Log3ガンマのHDR入力信号に応じ、スケール表示を最適化。HDR制作時の確認を容易にできるようにする。
加えて、黒レベルを抑制できるモードも追加。コントラストを挙げても黒レベルが維持されるため、黒浮きが少なく、コントラスト比がさらに向上するとしている。
そのほか「DP-V2410」はARRI社のカメラシステムとの連携にも対応し、カメラのメタ情報をディスプレイ上に表示する機能や画質設定値を連動させて切り替える機能を搭載。Log Cプリセット/画質モード自動切り替え機能にも新たに対応する。
また「DP-V2410」は4Kを2ピクセルごとに分割した4つのサブ画像(2K/HD)として送信する2-Sample Interleaveに新対応。2K/HD信号の2画面表示、4画面表示への対応も追加されるほか、これまで2倍だった表示倍率が最大8倍にアップする機能向上も行われる。
■CINEMA EOS「EOS C300 Mark II」(アップデート時期:7月下旬)
「EOS C300 Mark II」は、アップデートによってCanon Log 3や、ACESproxyの最新規格「1.0 viewing LUT」に対応。また、PRIMEレンズ使用時にピント位置(前ピン/合焦/後ピン)をGUIで把握できるデュアルピクセルフォーカスガイドに新たに対応するほか、フォーカスアシスト機能のひとつである拡大表示が動画記録中も可能になる。
EFシネマレンズとの連携にも対応。「CN7×17 KAS S/E1」「CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS S」装着時にEF通信を利用したオート機能に対応する。また「CN20×50 IAS H/E1」装着時は、デュアルピクセルAFを除く各種連動機能が使用できる。
倍率色収差補正データや周辺光量補正データも追加。CINE-SERVOレンズ装着時のグリップズーム機能にも新たに対応する。そのほかメニュー動作や警告表示の改善も行われる。
■CINEMA EOS「EOS C100 Mark II」(アップデート時期:7月下旬)
「EOS C100 Mark II」では、上記「EOS C300 Mark II」と同様に、EFシネマレンズとの連携に対応。CINE-SERVOレンズ装着時のグリップズーム機能にも新たに対応する。
そのほか「EOS C100 Mark II」のみのアップデートとして、内蔵モノラルマイクによる音声記録OFFがメニューに追加される。
■4K対応小型業務用カメラ「XC10」(アップデート時期:7月上旬)
「XC10」は、従来のMXF(XF-AVC)に加えてMP4での記録にも対応。またAF速度が最大約2倍に高速化するほか、AFスピードをハイ/ミドル/ローから選択できる設定メニューも追加される。
さらにシャッタースピードに1/25と1/50秒(NTSC)を追加。フリッカー光源下での4K撮影時に、光源のちらつきによる露出やホワイトバランスの乱れを抑制できるよう配慮した。
■業務用カメラ「XA35」「XA30」(アップデート時期:5月下旬)
■業務用カメラ「XF305」「XF300」(アップデート時期:6月下旬)
非4K製品も機能追加アップデートを実施。「XA35」「XA30」は、MP4記録時の動画サイズに、解像度1,280×720、フレームレート59.94P(NTSC)、ビットレート8Mbpsを追加する。
「XF305」「XF300」ではガンマカーブにWIDE DRガンマを追加。また高輝度側の再現性を優先するか、ノイズの抑制を優先するかの設定も可能になる。
■4K HDR対応ディスプレイ「DP-V3010」「DP-V2410」(アップデート時期:7月)
「DP-V3010」「DP-V2410」の業務用4Kディスプレイ2モデルは、HDR放送の標準規格として準備が進められているHybrid Log-Gammmaに対応。加えてCanon Log3ガンマにも対応し、撮影した映像をモニタリングに適した階調特性に変換して表示・確認できるほか、HDR表示のあり/なし切り替え、比較表示などが可能になる。
また、波形モニターのHDR対応スケール表示機能も追加。UHD-BDやHDR放送に採用されるSMPTE ST.2084、Canon Log〜Canon Log3ガンマのHDR入力信号に応じ、スケール表示を最適化。HDR制作時の確認を容易にできるようにする。
加えて、黒レベルを抑制できるモードも追加。コントラストを挙げても黒レベルが維持されるため、黒浮きが少なく、コントラスト比がさらに向上するとしている。
そのほか「DP-V2410」はARRI社のカメラシステムとの連携にも対応し、カメラのメタ情報をディスプレイ上に表示する機能や画質設定値を連動させて切り替える機能を搭載。Log Cプリセット/画質モード自動切り替え機能にも新たに対応する。
また「DP-V2410」は4Kを2ピクセルごとに分割した4つのサブ画像(2K/HD)として送信する2-Sample Interleaveに新対応。2K/HD信号の2画面表示、4画面表示への対応も追加されるほか、これまで2倍だった表示倍率が最大8倍にアップする機能向上も行われる。
■CINEMA EOS「EOS C300 Mark II」(アップデート時期:7月下旬)
「EOS C300 Mark II」は、アップデートによってCanon Log 3や、ACESproxyの最新規格「1.0 viewing LUT」に対応。また、PRIMEレンズ使用時にピント位置(前ピン/合焦/後ピン)をGUIで把握できるデュアルピクセルフォーカスガイドに新たに対応するほか、フォーカスアシスト機能のひとつである拡大表示が動画記録中も可能になる。
EFシネマレンズとの連携にも対応。「CN7×17 KAS S/E1」「CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS S」装着時にEF通信を利用したオート機能に対応する。また「CN20×50 IAS H/E1」装着時は、デュアルピクセルAFを除く各種連動機能が使用できる。
倍率色収差補正データや周辺光量補正データも追加。CINE-SERVOレンズ装着時のグリップズーム機能にも新たに対応する。そのほかメニュー動作や警告表示の改善も行われる。
■CINEMA EOS「EOS C100 Mark II」(アップデート時期:7月下旬)
「EOS C100 Mark II」では、上記「EOS C300 Mark II」と同様に、EFシネマレンズとの連携に対応。CINE-SERVOレンズ装着時のグリップズーム機能にも新たに対応する。
そのほか「EOS C100 Mark II」のみのアップデートとして、内蔵モノラルマイクによる音声記録OFFがメニューに追加される。
■4K対応小型業務用カメラ「XC10」(アップデート時期:7月上旬)
「XC10」は、従来のMXF(XF-AVC)に加えてMP4での記録にも対応。またAF速度が最大約2倍に高速化するほか、AFスピードをハイ/ミドル/ローから選択できる設定メニューも追加される。
さらにシャッタースピードに1/25と1/50秒(NTSC)を追加。フリッカー光源下での4K撮影時に、光源のちらつきによる露出やホワイトバランスの乱れを抑制できるよう配慮した。
■業務用カメラ「XA35」「XA30」(アップデート時期:5月下旬)
■業務用カメラ「XF305」「XF300」(アップデート時期:6月下旬)
非4K製品も機能追加アップデートを実施。「XA35」「XA30」は、MP4記録時の動画サイズに、解像度1,280×720、フレームレート59.94P(NTSC)、ビットレート8Mbpsを追加する。
「XF305」「XF300」ではガンマカーブにWIDE DRガンマを追加。また高輝度側の再現性を優先するか、ノイズの抑制を優先するかの設定も可能になる。