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ガジェット 公開日 2023/06/21 13:34
Google「Pixel Tablet」レビュー。シリーズ初タブレットの実力とは
スマートディスプレイ機能が予想以上に便利
Googleから、Pixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」が6月20日に発売された。このところラインナップが増えつつあるタブレット市場だが、Androidを開発するGoogle純正のタブレットが久々に投入されたことから、注目が集まっている。
本機の大きな特徴が、専用ホルダーに取り付けることで、ホームデバイスとして活用できるということ。つまり、通常のタブレットのようにアプリやブラウザなどを使えるだけでなく、Nest Hubのように据え置きのスマートディスプレイとしても利用できる。
そういったコンセプトの製品なので、Pixel Tabletを「タブレット単体」で購入することはできない。充電スピーカーホルダーとのセットで販売され、価格は税込みで79,800円(128GB)/92,800円(256GB)となる。
SoCにはPixel 7シリーズと同様の「Tensor G2」を搭載するなど、タブレット単体としてみても、十分以上のスペックを備えている。発売に先立って試用できたので、その使い勝手を確かめてみよう。
ホームデバイスとしての使い勝手は後述するとして、まずは単体のタブレットとして見たときのPixel Tabletの実力を確認していく。
本機の画面サイズは10.95インチで、自宅で使うタブレットとしては標準的な大きさだ。画面解像度は2560×1600、画素密度は276ppiであり、iPadのLiquid Retinaディスプレイ(264ppi)のように、通常の距離で使うぶんにはドット感を感じない。輝度についても、タブレットでは一般的な500ニトとなっている。
公式にはアナウンスされていないが、ディスプレイのカバーガラスと液晶パネルの空間(ギャップ)をほぼ感じないので、いわゆるフルラミネーションディスプレイを採用していそうだ。純正のペンは用意されていないものの、USI 2.0規格のスタイラスにも対応しており、絵を書きたいユーザーにとっても視差が少ないのは良いポイントだろう。
本体色は、PorcelainとHazelの2色が用意されている。今回試用したのは明るい色のPorcelainだ。背面には独自のナノセラミックコーティングが施されており、しっとりとした陶器のような肌触り。フレーム素材はアルミニウムだが、この仕上げによって、手に持った際の印象が柔らかい。どちらかと言うと、ここ数年のPixelスマートフォンより、Pixel 5に近い感触である。
スペックについては上述した通り、SoCには同社スマートフォンの最上位モデル「Google Pixel 7 Pro」にも搭載している、独自開発の「Google Tensor G2」を搭載している。ベンチマークはまだ対応アプリがなく計測できなかったが、コア数からクロック数に至るまで、Pixel 7 ProとPixel Tabletが同様であることは確認できた。なお、RAMの容量は8GB。Titan M2 セキュリティチップも備えている。
最上位機と同様のSoCだけあって、Pixel Tabletでブラウザーや各種アプリを動かしてみても、特にストレスなく快適に利用できる。本機のディスプレイは60Hzであり、Pixel 7シリーズの90Hzや120Hzに慣れているとスクロールのカクカク感は感じるが、スクロール時の指への追従は悪くない。
本体を横持ちした際の右上には、電源ボタンと一体化した指紋センサーが備わっている。軽く指を当てるだけでロック解除でき、また指を軽く濡らしてみても、問題なく認証できた。
また本機には、複数のユーザーを設定する機能も用意されている。それぞれのユーザーには別のGoogleアカウントを設定でき、パスワードや指紋認証もユーザーごとに設定できる。家族で1台のタブレットを共用で使う場合に役立ちそうだ。
それでは、充電スピーカーホルダーに固定した、ホームデバイスとしての使い勝手も試してみよう。
このホルダーで行えるのは、大きく「本体の充電」と「スピーカー強化」の2つだ。スマートディスプレイ的な使い方ができるデバイスにはAmazonのFireタブレットもあるが、ワイヤレス充電には対応しているものの、スピーカーはタブレット内蔵のものをそのまま使っていた。
ホルダーの色はタブレット本体に合わせられており、タブレット背面に接触する部分は柔らかい素材が使われている。また、ホルダーの周囲はファブリックが巻かれている。ホルダーには4つのポゴピンがあり、これがタブレット背面にある金属接点を介して充電などを行う仕組みとなっている。付属のACアダプターが必要だが、ホルダーから充電は最大15Wで行える。なお本体のUSB-C端子から充電することも可能で、フル充電では約12時間の動画ストリーミングが行えるとしている。
タブレットをホルダーにセットするのは簡単で、近づけると磁石の力で自然と収まる。そのままタブレットを取り外そうとするとホルダーごと持ち上がってしまうほどの磁力で固定されているが、軽くタブレットを傾けると比較的簡単に外れるので、慣れたら気軽に着脱できそうだ。一方、セットする際に接点が合わなかった場合など、うまく充電開始されないことがたまにあった。何度も試すうちに、ほぼ確実にセットできるようになったため、こちらも慣れの問題かもしれない。
ホルダーには43.5mmのフルレンジスピーカーが内蔵されている。これにより上述した「スピーカー強化」が行え、Google公式はタブレット単体と比較して「4倍の低音」を再生できると説明している。実際に試してみても、明らかにホルダーを使用すると低音が豊かになり、ホルダーから取り外した瞬間のサウンドが物足りなく感じるほど。なお、動画再生中にタブレットをホルダーにセットすると、動画の再生が途切れず、そのままホルダーから音が流れ始める(取り外す場合も同様)。音量の設定は共通だが、ホルダーから鳴らすと音量が1段階大きく聞こえるため、セットした後にボリュームを下げたくなる場合もあるかもしれない。
またスピーカーについては、ホルダー側がフルレンジ1基、タブレット側が4つのスピーカーを内蔵していることもあり、聞こえ方に違いがある。タブレットでは左右に広がりのあるステレオサウンドが楽しめるが、ホルダーにセットすると低域が増して声に厚みができる一方、音場としてはこぢんまりとしている。またホルダーはスマートディスプレイとしてGoogleアシスタントなどの使用を想定しているためか、声の帯域が聞き取りやすく、YouTubeのトーク動画などにも向いていそうだ。
また本機には、ホルダーにセットしたときに起動する「ハブモード」というものが用意されている。このモードにより、タブレットがホルダーにセットされている際、時計やアートギャラリー、Googleフォトの写真などをスクリーンセーバーとして常時表示しておける。
設定にもよるが、誰でもタブレットに話しかけてGoogleアシスタントを使用できるようにしたり、アシスタントで音楽や映画などを再生することも可能。なおハブモードは、ホルダーで充電中の場合だけでなく、USBで充電中の場合にも起動するよう設定できる。
Pixel Tabletはタブレット端末として初めて、Chromecast built-inをサポートしている。この機能は本来、対応テレビやテレビ等に接続したストリーミング端末にスマホから音楽や映像を「キャスト」するためのものだったが、これが本機でも利用できるのだ。
充電ホルダーにPixel Tabletをセットし、同じWi-Fiネットワークに接続しているスマートフォンでキャストのアイコンをタップすると、キャスト先に「Pixel Tablet」が表示される。あとはこれをタップするだけで、YouTubeやSpotifyなど様々な対応コンテンツをタブレット上で再生できる。
タブレット自体にもアプリが入れられることもあり、使うまではキャスト機能の必要性をあまり感じなかったが、実際に試してみると、音楽を離れたところから再生できるのは便利だ。ゆったりBGMを聴くような聞き方はスマートフォンでは難しい。離れた場所から、アシスタントに話しかけずともコントロールできるのは、かゆいところに手が届くような便利さだと感じた。
なお、充電スピーカーホルダーは税込17,800円で単品購入できるため、たとえばホルダーだけ何か所かに置いておき、使う場所にタブレットだけ移動させるような使い方もできる。また専用のケース(税込12,800円)はスタンド機能を備えつつ、そのままホルダーにセットできるデザインとなっているため、本体と合わせて購入するのも良いかもしれない。
最後にカメラについても触れておこう。本機のカメラは背面/前面ともに1基ずつとなっており、どちらのカメラも1/4インチの8メガピクセルセンサーを搭載する。特に前面カメラについては、Google Meetでタブレット初のHDビデオ通話に対応するほか、360度のカスタム背景(バーチャル背景)にも対応している。
近年のPixelスマートフォンでは、Google TensorやGoogle Tensor G2といった、独自SoCを生かしたAI画像処理をアピールポイントとしているが、これは本機でも利用可能。トリミングや調整、そして消しゴムマジックなどの機能も、画面が大きいのでやりやすい。
とはいえ、カメラ性能に定評のあるPixel 7 Proと背面カメラを比較すると、Pixel Tabletはセンサーサイズや固定フォーカスといった仕様もあるのか、全体的に解像感が物足りない。一方で全体的な色づくりは近いようで、空もPixel 7 Pro同様、鮮やかに表現してくれた。
Pixel Tabletを試してきたが、タブレット端末として高いレベルでまとまっていると、記者は感じた。レビューでは触れていないが、画面下から少しスワイプするとタスクバーが出てきてアプリのドロワーにアクセスできるなど、スマートフォンと同じAndroid 13ながら、タブレットに向けた最適化が行われているのも魅力的だ。
コロナ禍を機に需要が高まったタブレット端末だが、人々が外に出るようになり、以前のように需要が低迷する可能性もありうる。そのような中で、Pixel Tabletのように“据え置きでも活用できる”というスタイルは、「自宅で使うデバイス」としてタブレットが目指す1つの方向なのかもしれない。
Androidタブレットとして約8万円という価格はやや高めの部類になるが、Tensor G2のパフォーマンスを備えつつ、スマートディスプレイとしても使えることを考えると、コストパフォーマンス的にも高いのではないだろうか。気になった方は、ぜひ試してみて欲しい。
本機の大きな特徴が、専用ホルダーに取り付けることで、ホームデバイスとして活用できるということ。つまり、通常のタブレットのようにアプリやブラウザなどを使えるだけでなく、Nest Hubのように据え置きのスマートディスプレイとしても利用できる。
そういったコンセプトの製品なので、Pixel Tabletを「タブレット単体」で購入することはできない。充電スピーカーホルダーとのセットで販売され、価格は税込みで79,800円(128GB)/92,800円(256GB)となる。
SoCにはPixel 7シリーズと同様の「Tensor G2」を搭載するなど、タブレット単体としてみても、十分以上のスペックを備えている。発売に先立って試用できたので、その使い勝手を確かめてみよう。
■単体のタブレットとしても十分以上
ホームデバイスとしての使い勝手は後述するとして、まずは単体のタブレットとして見たときのPixel Tabletの実力を確認していく。
本機の画面サイズは10.95インチで、自宅で使うタブレットとしては標準的な大きさだ。画面解像度は2560×1600、画素密度は276ppiであり、iPadのLiquid Retinaディスプレイ(264ppi)のように、通常の距離で使うぶんにはドット感を感じない。輝度についても、タブレットでは一般的な500ニトとなっている。
公式にはアナウンスされていないが、ディスプレイのカバーガラスと液晶パネルの空間(ギャップ)をほぼ感じないので、いわゆるフルラミネーションディスプレイを採用していそうだ。純正のペンは用意されていないものの、USI 2.0規格のスタイラスにも対応しており、絵を書きたいユーザーにとっても視差が少ないのは良いポイントだろう。
本体色は、PorcelainとHazelの2色が用意されている。今回試用したのは明るい色のPorcelainだ。背面には独自のナノセラミックコーティングが施されており、しっとりとした陶器のような肌触り。フレーム素材はアルミニウムだが、この仕上げによって、手に持った際の印象が柔らかい。どちらかと言うと、ここ数年のPixelスマートフォンより、Pixel 5に近い感触である。
スペックについては上述した通り、SoCには同社スマートフォンの最上位モデル「Google Pixel 7 Pro」にも搭載している、独自開発の「Google Tensor G2」を搭載している。ベンチマークはまだ対応アプリがなく計測できなかったが、コア数からクロック数に至るまで、Pixel 7 ProとPixel Tabletが同様であることは確認できた。なお、RAMの容量は8GB。Titan M2 セキュリティチップも備えている。
最上位機と同様のSoCだけあって、Pixel Tabletでブラウザーや各種アプリを動かしてみても、特にストレスなく快適に利用できる。本機のディスプレイは60Hzであり、Pixel 7シリーズの90Hzや120Hzに慣れているとスクロールのカクカク感は感じるが、スクロール時の指への追従は悪くない。
本体を横持ちした際の右上には、電源ボタンと一体化した指紋センサーが備わっている。軽く指を当てるだけでロック解除でき、また指を軽く濡らしてみても、問題なく認証できた。
また本機には、複数のユーザーを設定する機能も用意されている。それぞれのユーザーには別のGoogleアカウントを設定でき、パスワードや指紋認証もユーザーごとに設定できる。家族で1台のタブレットを共用で使う場合に役立ちそうだ。
■充電ホルダーに固定するとスマートディスプレイに
それでは、充電スピーカーホルダーに固定した、ホームデバイスとしての使い勝手も試してみよう。
このホルダーで行えるのは、大きく「本体の充電」と「スピーカー強化」の2つだ。スマートディスプレイ的な使い方ができるデバイスにはAmazonのFireタブレットもあるが、ワイヤレス充電には対応しているものの、スピーカーはタブレット内蔵のものをそのまま使っていた。
ホルダーの色はタブレット本体に合わせられており、タブレット背面に接触する部分は柔らかい素材が使われている。また、ホルダーの周囲はファブリックが巻かれている。ホルダーには4つのポゴピンがあり、これがタブレット背面にある金属接点を介して充電などを行う仕組みとなっている。付属のACアダプターが必要だが、ホルダーから充電は最大15Wで行える。なお本体のUSB-C端子から充電することも可能で、フル充電では約12時間の動画ストリーミングが行えるとしている。
タブレットをホルダーにセットするのは簡単で、近づけると磁石の力で自然と収まる。そのままタブレットを取り外そうとするとホルダーごと持ち上がってしまうほどの磁力で固定されているが、軽くタブレットを傾けると比較的簡単に外れるので、慣れたら気軽に着脱できそうだ。一方、セットする際に接点が合わなかった場合など、うまく充電開始されないことがたまにあった。何度も試すうちに、ほぼ確実にセットできるようになったため、こちらも慣れの問題かもしれない。
ホルダーには43.5mmのフルレンジスピーカーが内蔵されている。これにより上述した「スピーカー強化」が行え、Google公式はタブレット単体と比較して「4倍の低音」を再生できると説明している。実際に試してみても、明らかにホルダーを使用すると低音が豊かになり、ホルダーから取り外した瞬間のサウンドが物足りなく感じるほど。なお、動画再生中にタブレットをホルダーにセットすると、動画の再生が途切れず、そのままホルダーから音が流れ始める(取り外す場合も同様)。音量の設定は共通だが、ホルダーから鳴らすと音量が1段階大きく聞こえるため、セットした後にボリュームを下げたくなる場合もあるかもしれない。
またスピーカーについては、ホルダー側がフルレンジ1基、タブレット側が4つのスピーカーを内蔵していることもあり、聞こえ方に違いがある。タブレットでは左右に広がりのあるステレオサウンドが楽しめるが、ホルダーにセットすると低域が増して声に厚みができる一方、音場としてはこぢんまりとしている。またホルダーはスマートディスプレイとしてGoogleアシスタントなどの使用を想定しているためか、声の帯域が聞き取りやすく、YouTubeのトーク動画などにも向いていそうだ。
また本機には、ホルダーにセットしたときに起動する「ハブモード」というものが用意されている。このモードにより、タブレットがホルダーにセットされている際、時計やアートギャラリー、Googleフォトの写真などをスクリーンセーバーとして常時表示しておける。
設定にもよるが、誰でもタブレットに話しかけてGoogleアシスタントを使用できるようにしたり、アシスタントで音楽や映画などを再生することも可能。なおハブモードは、ホルダーで充電中の場合だけでなく、USBで充電中の場合にも起動するよう設定できる。
■Chromecast built-inでスマホからキャスト
Pixel Tabletはタブレット端末として初めて、Chromecast built-inをサポートしている。この機能は本来、対応テレビやテレビ等に接続したストリーミング端末にスマホから音楽や映像を「キャスト」するためのものだったが、これが本機でも利用できるのだ。
充電ホルダーにPixel Tabletをセットし、同じWi-Fiネットワークに接続しているスマートフォンでキャストのアイコンをタップすると、キャスト先に「Pixel Tablet」が表示される。あとはこれをタップするだけで、YouTubeやSpotifyなど様々な対応コンテンツをタブレット上で再生できる。
タブレット自体にもアプリが入れられることもあり、使うまではキャスト機能の必要性をあまり感じなかったが、実際に試してみると、音楽を離れたところから再生できるのは便利だ。ゆったりBGMを聴くような聞き方はスマートフォンでは難しい。離れた場所から、アシスタントに話しかけずともコントロールできるのは、かゆいところに手が届くような便利さだと感じた。
なお、充電スピーカーホルダーは税込17,800円で単品購入できるため、たとえばホルダーだけ何か所かに置いておき、使う場所にタブレットだけ移動させるような使い方もできる。また専用のケース(税込12,800円)はスタンド機能を備えつつ、そのままホルダーにセットできるデザインとなっているため、本体と合わせて購入するのも良いかもしれない。
■「自宅で使うデバイス」としての新提案
最後にカメラについても触れておこう。本機のカメラは背面/前面ともに1基ずつとなっており、どちらのカメラも1/4インチの8メガピクセルセンサーを搭載する。特に前面カメラについては、Google Meetでタブレット初のHDビデオ通話に対応するほか、360度のカスタム背景(バーチャル背景)にも対応している。
近年のPixelスマートフォンでは、Google TensorやGoogle Tensor G2といった、独自SoCを生かしたAI画像処理をアピールポイントとしているが、これは本機でも利用可能。トリミングや調整、そして消しゴムマジックなどの機能も、画面が大きいのでやりやすい。
とはいえ、カメラ性能に定評のあるPixel 7 Proと背面カメラを比較すると、Pixel Tabletはセンサーサイズや固定フォーカスといった仕様もあるのか、全体的に解像感が物足りない。一方で全体的な色づくりは近いようで、空もPixel 7 Pro同様、鮮やかに表現してくれた。
Pixel Tabletを試してきたが、タブレット端末として高いレベルでまとまっていると、記者は感じた。レビューでは触れていないが、画面下から少しスワイプするとタスクバーが出てきてアプリのドロワーにアクセスできるなど、スマートフォンと同じAndroid 13ながら、タブレットに向けた最適化が行われているのも魅力的だ。
コロナ禍を機に需要が高まったタブレット端末だが、人々が外に出るようになり、以前のように需要が低迷する可能性もありうる。そのような中で、Pixel Tabletのように“据え置きでも活用できる”というスタイルは、「自宅で使うデバイス」としてタブレットが目指す1つの方向なのかもしれない。
Androidタブレットとして約8万円という価格はやや高めの部類になるが、Tensor G2のパフォーマンスを備えつつ、スマートディスプレイとしても使えることを考えると、コストパフォーマンス的にも高いのではないだろうか。気になった方は、ぜひ試してみて欲しい。