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公開日 2014/01/20 19:12
ソニー、オーディオ技術なども応用した“スマートテニスセンサー”
ラケットに装着してテニスのショットを即時分析
ソニーは、テニスラケットのグリップエンドに装着することでテニスのショットを即時分析してデータをスマートフォンやタブレットで確認できる“Smart Tennis Snensor(スマートテニスセンサー)”「SSE-TN1」を5月下旬より発売する。価格はオープンだが18,000円前後での実売が予想される。
対応ラケットのグリップに装着することで、ラケット上でボールを捉えた位置やボールの回転、速度などといったデータを記録できるようになるセンサー。専用アプリケーションをインストールしたスマートフォンやタブレットとBluetoothでワイヤレス接続することで、テニスショットを即時分析し、アプリ上で表示させる。なお、Bluetoothでデータを送信せず、内蔵メモリーにデータを蓄積させて後から一気にデータを移行するといった使い方もできる。
ヨネックス社のテニスラケット「VCORE Toure G」「VCORE Xi98」「EZONE Ai98」など6シリーズに装着可能。他メーカー製ラケットへの対応は今後検討していくという。専用アプリはAndroidとiOS両方で提供する。
ショットした回数である「ショット数」、ラケット上でボールを捉えた位置を表示する「インパクト位置」、フォアハンドやバックハンドといった「スイング種別」、-10から+10の21段階での「ボール回転」、そして「スイング速度」「ボール速度(初速)」という6種類のデータを計測可能。スイング種別はフォアハンド/バックハンドのそれぞれでスピン/フラット、スライス、ボレーの3種類、そしてオーバーヘッドでスマッシュとサーブという2種類を判別する。
観戦者などがアプリをインストールしたスマートフォンを用いて映像を撮影した場合、その映像とデータを同期して表示させることが可能。また「フォアハンドのみ」「サーブのみ」など、見たいスイング種別ごとに抜き出してダイジェスト再生することなどもできる。
そのほか、測定データをFacebookにアップして共有する機能も装備する予定。なお、データはクラウド上に保存されるため、例えばスマートフォンを機種変更したりしたような場合でもID(※SEN IDを利用)でクラウド上から自分のデータを参照できる。
IPX 5相当の防水性能とIP6X相当の防塵性能を装備。プレイへの影響を最小限に抑えるため、質量約8g、最大直径31.3mmという小型軽量デザインの実現させている。
ショットの測定には、同社のセンシング技術や振動解析技術、ユーザーインターフェースを含むソフトウェア開発技術を投入。振動解析技術は、オーディオ機器開発などで培った音楽音響解析技術の知見を応用しているという。
ソニー 業務執行役員SVP UX・商品戦略本部長の古海英之氏は、「2011年以来、我々はOne Sonyの言葉の下、Listen、Watch、Create、Playという4点を中心にお客様の体験を軸とした商品提案を行い、今年のCESではPlayというキーワードを中心に色々な提案を行った」と語り、「そのキーワードは能動的に色々なことを体験することを意味している。ゲームや音楽、スポーツなどで色々な体験を提供したい。そのなかのひとつとしてテニスセンサーを開発した」と、今回の商品開発の背景を説明した。
自身もソニーのテニス部に所属し、製品の開発にあたった同社 UX・商品戦略本部 SE事業準備室2課の中西吉洋氏は、日本国内のテニス人口は373万人であることなどを紹介しながら製品について説明。「実際に自分も体験しているが、自分がどんな球種をどれくらい打ったかは覚えていられない。そうしたことを可視化して確認できる」などとメリットを紹介する。
そして「今回はまだ最初の一歩。今後は例えば、カメラと連携させるなどで、どこにボールが入ったか、どれくらいの確率で入ったのか、相手がどんなボールを返してきたかなどのデータもとれるようにしたい」と展望を語った。
対応ラケットのグリップに装着することで、ラケット上でボールを捉えた位置やボールの回転、速度などといったデータを記録できるようになるセンサー。専用アプリケーションをインストールしたスマートフォンやタブレットとBluetoothでワイヤレス接続することで、テニスショットを即時分析し、アプリ上で表示させる。なお、Bluetoothでデータを送信せず、内蔵メモリーにデータを蓄積させて後から一気にデータを移行するといった使い方もできる。
ヨネックス社のテニスラケット「VCORE Toure G」「VCORE Xi98」「EZONE Ai98」など6シリーズに装着可能。他メーカー製ラケットへの対応は今後検討していくという。専用アプリはAndroidとiOS両方で提供する。
ショットした回数である「ショット数」、ラケット上でボールを捉えた位置を表示する「インパクト位置」、フォアハンドやバックハンドといった「スイング種別」、-10から+10の21段階での「ボール回転」、そして「スイング速度」「ボール速度(初速)」という6種類のデータを計測可能。スイング種別はフォアハンド/バックハンドのそれぞれでスピン/フラット、スライス、ボレーの3種類、そしてオーバーヘッドでスマッシュとサーブという2種類を判別する。
観戦者などがアプリをインストールしたスマートフォンを用いて映像を撮影した場合、その映像とデータを同期して表示させることが可能。また「フォアハンドのみ」「サーブのみ」など、見たいスイング種別ごとに抜き出してダイジェスト再生することなどもできる。
そのほか、測定データをFacebookにアップして共有する機能も装備する予定。なお、データはクラウド上に保存されるため、例えばスマートフォンを機種変更したりしたような場合でもID(※SEN IDを利用)でクラウド上から自分のデータを参照できる。
IPX 5相当の防水性能とIP6X相当の防塵性能を装備。プレイへの影響を最小限に抑えるため、質量約8g、最大直径31.3mmという小型軽量デザインの実現させている。
ショットの測定には、同社のセンシング技術や振動解析技術、ユーザーインターフェースを含むソフトウェア開発技術を投入。振動解析技術は、オーディオ機器開発などで培った音楽音響解析技術の知見を応用しているという。
ソニー 業務執行役員SVP UX・商品戦略本部長の古海英之氏は、「2011年以来、我々はOne Sonyの言葉の下、Listen、Watch、Create、Playという4点を中心にお客様の体験を軸とした商品提案を行い、今年のCESではPlayというキーワードを中心に色々な提案を行った」と語り、「そのキーワードは能動的に色々なことを体験することを意味している。ゲームや音楽、スポーツなどで色々な体験を提供したい。そのなかのひとつとしてテニスセンサーを開発した」と、今回の商品開発の背景を説明した。
自身もソニーのテニス部に所属し、製品の開発にあたった同社 UX・商品戦略本部 SE事業準備室2課の中西吉洋氏は、日本国内のテニス人口は373万人であることなどを紹介しながら製品について説明。「実際に自分も体験しているが、自分がどんな球種をどれくらい打ったかは覚えていられない。そうしたことを可視化して確認できる」などとメリットを紹介する。
そして「今回はまだ最初の一歩。今後は例えば、カメラと連携させるなどで、どこにボールが入ったか、どれくらいの確率で入ったのか、相手がどんなボールを返してきたかなどのデータもとれるようにしたい」と展望を語った。