• ブランド
    特設サイト
公開日 2020/10/20 22:24

Adobe MAXでの主要アップデートが公開。iPad版Illustratorなど活動の場がより広がる

学びのためのツールも強化
ファイルウェブ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Adobeは、10月20日午前9時(PDT)よりグローバルに開催されるAdobe MAX 2020に合わせ、新製品ならびに主要商品のアップデートを発表した。

今年のAdobe MAXは、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックを受けて、初の「オンラインイベント」として開催される。日本時間では10月21日の午前1時より、56時間連続のライブ放送がスタートする。クリエイティブビジネスをめぐる環境が大きく変化したこと踏まえて、今回のMAXのあり方と製品のアップデートの方向性が決められたという。

初のオンライン開催となるAdobe MAXの主要テーマ

今回のアップデートの特徴として、「モバイルでの活動の拡張」、「学びのためのツールの強化」「チーム作業の高速化」「新たなクリエイティブ表現」をテーマとして掲げ、アマチュアクリエイターも含むさまざまなニーズに応えていきたいとしている。

「モバイルでの活動の拡張」としては、Adobe IllustratorのiPad版と、Adobe FrescoのiPhone版が新たに登場。2020年は、人々が働く場所がオフィスから自宅などさまざまな場所にシフトしたことにより、モバイルアプリの利用状況が拡大しているという。すでにIllustratorのiPad版は9月中旬から予約受付を開始し、現在4万2000人が申し込んでいるという。

IllustratorのiPad版がリリース

IllustratorのiPad版では、自由度の高いApple Pencilとの組み合わせで、ロゴやイラストなどを直感的に作成できることに加えて、ファイルがクラウドに同期されるので、PCとタブレットを自在に行き来しながらコンテンツ制作が行える。また、Adobe Fontsも利用可能となる。

iPad版のPhotoshopとIllustratorについてはライブストリーミング機能を搭載。多くのクリエイターが自らの作業工程をワンタッチでグローバルに公開することができるようになる。

ライブストリーミング機能を強化

「チーム作業の高速化」としては、すでに実装されていたクラウド保存機能に加え、MAX終了後に、Fresco、Photoshop、Photoshop iPad版では「編集に招待」することも可能になる。離れた場所にいるチームメイトとの円滑なレビューやコミュニケーションをサポートする。

作成したデザインアセットを共有しやすくなる

CCライブラリでは、デザインアセットをIllustrator、Photoshop、InDesign、Premiere Pro、After Effects、XDなどで共有できるが、このAPIをサードパーティに共有することで、マイクロソフト・オフィスやGoogleワークスペースとの連携が可能になる。クリエイティブ部門だけではない作業チームとの情報共有を容易にするとしている。

「学びのためのツールの強化」としては、個人のスキルに合わせたさまざまなチュートリアルをアプリ内で提供していく。実践を通じて新たなスキルを獲得できるようになるという。Lightroomではコミュニティ機能も強化され、プロのカメラマンのプリセットをチェック、ダウンロードできるようになる。

スキルの「学び」を強化する

Photoshopの実践チュートリアル

Photoshopには、Adobe独自のAI「Adobe Sensei」を利用した新しいニューラルフィルターが追加され、さまざまな表現を実践することができるようになる。

Adobe Senseiを活用したさまざまなフィルターを新規搭載

また、ベータ機能となるがPremier Proにおいて文字の書き起こし機能も搭載予定とされている。ほか、AR/VRコンテンツ制作ツールのAeroについて、デスクトップ版のパブリックベータの募集がスタートする。

また、デジタル時代において誰がそのコンテンツを制作したのか、というデジタル署名の重要性が高まっていることを受け、NYタイムズ、twitter社とともにコンテンツ認証イニシアティブを開始。アトリビューションパネルから、誰が加工したか、どんな編集ソフトを使ったかが確認できるようになるという。

コンテンツ製作者の属性を確認できる仕組みを導入

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX