公開日 2010/11/25 15:01
iBasso Audioの最上位ヘッドホンアンプ「D12 Hj」を聴く − D2+ Hj Boa/T3 Hjのカラバリモデルも登場
注目ヘッドホン SPECIAL REVIEW
今年の夏にデビューしたiBasso Audioから、フラグシップのヘッドホンアンプ「D12 Hj」が発売される。また、ブラックモデルが好評のコンパクトなヘッドホンアンプ「D2+ Hj Boa」「T3 Hj」にも新しいカラーバリエーションが加わった。各新製品の魅力を高橋敦氏がレポートする。
いつでも最高の音質を持ち運びたいユーザーに最適
iBasso Audio
D12 Hj
¥OPEN
日本上陸からまだ日は浅いが、すでに数機種のヘッドホンアンプによって定評を得ているiBasso。その同社がフラッグシップ製品として投入する新ヘッドホンアンプが、この「D12 Hj」だ。職人の手作業によるというヘアラインブラック仕上げで、その存在感を渋く打ち出す。
同社のヘッドホンアンプ既存モデル“D2シリーズ”と同様にUSB入力を備えているが、本機は加えて同軸デジタル入力と光デジタル入力も搭載する。例えばDVDレコーダーやオーディオ機器など、より多彩な機器との接続に対応するわけだ。
もちろん音質面でも、左右のチャンネルを個別の回路で駆動するLR独立方式などによって、さらに向上している。実際、ジャズのシンバルワークにクローズアップするような細部描写力や、量感よりもむしろ引き締められたしなやかさを発揮するウッドベースなどに、同社既存モデルと比べても、確かな音質向上を感じられる。
それでいて筐体のサイズは持ち運べる大きさを維持し、リチウムポリマー方式の充電バッテリーも内蔵する。最高の音質をいつでも持ち運びたい方には、さらに魅力的な製品の登場である。
【D12 Hj SPECIFICATIONS】
●電池持続時間:連続約18時間(DAC+アンプ)、約30時間(アンプのみ)※使用条件によって短くなる場合がある ●外形寸法:W55×H25×D98mm ●質量:150g
クールな新色が加わったベストセラーモデル
iBasso Audio
T3W Hj/D2+S Hj Boa
¥OPEN
今年の夏に発売された話題のバッテリー内蔵ポータブルヘッドホンアンプに新色が加わる。マッチ箱サイズのT3W Hjはホワイトボディにマットシルバーの背面シャーシ。今年の7月にブラックのモデル「T3 Hj」が先行して発売されたが、本機「T3W Hj」は限定生産モデルとなる。タバコ箱サイズのD2+S Hi Boaは熟練職人の手作業によるヘアライン加工が施されたブラッシュドシルバーを採用する。ともに大人っぽい色使いと質感で、アップルのiPhone 4と一緒に使ってもベストマッチだ。もちろん操作性や音質面は従来モデルと同じ、ハイクオリティを実現している。
T3W HjははGAIN1とGAIN2のふたつのスイッチで音量の基本的な増幅度を決めて、ボリュームローターで最終的な音量を調整する仕組み。どんな大型ヘッドホンが相手でも十分なパワーを確保している。GAIN1をオンにすると音質的にもメリハリを増すので、組み合わせるイヤホンによって1と2を使い分けるとよい。
USB対応のD2+S Hj Boaは、PCのイヤホン端子から聴くのと比べて、全体的な底上げを実感できる音質。中低域では力感を増し、高域では音の粒子感を細やかに引き出す。
ヘッドホン・イヤホンの音質に「あと一押し!」がほしい人には注目してほしいアイテムだ。
【D2+S Hj Boa SPECIFICATIONS】
●電池持続時間:連続約38時間 ※使用条件によって短くなる場合がある ●外形寸法:W51×H21×D82mm ●質量:180g
【T3W Hj(限定生産モデル) SPECIFICATIONS】
●電池持続時間:連続約38時間 ※使用条件によって短くなる場合がある ●外形寸法:W37×H10×D64.5mm ●質量:25g
【問い合わせ先】
ヒビノインターサウンド(株)
TEL/03-5783-3880
高橋 敦氏 プロフィール
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。東洋大学哲学科中退。大学中退後、パーソナルコンピュータ系の記事を中心にライターとしての活動を開始。現在はデジタルオーディオ及びビジュアル機器、Apple Macintosh、それらの周辺状況などに関する記事執筆を中心に活動する。また、ロック・ポップスを中心に、年代や国境を問わず様々な音楽を愛聴。
いつでも最高の音質を持ち運びたいユーザーに最適
iBasso Audio
D12 Hj
¥OPEN
日本上陸からまだ日は浅いが、すでに数機種のヘッドホンアンプによって定評を得ているiBasso。その同社がフラッグシップ製品として投入する新ヘッドホンアンプが、この「D12 Hj」だ。職人の手作業によるというヘアラインブラック仕上げで、その存在感を渋く打ち出す。
同社のヘッドホンアンプ既存モデル“D2シリーズ”と同様にUSB入力を備えているが、本機は加えて同軸デジタル入力と光デジタル入力も搭載する。例えばDVDレコーダーやオーディオ機器など、より多彩な機器との接続に対応するわけだ。
もちろん音質面でも、左右のチャンネルを個別の回路で駆動するLR独立方式などによって、さらに向上している。実際、ジャズのシンバルワークにクローズアップするような細部描写力や、量感よりもむしろ引き締められたしなやかさを発揮するウッドベースなどに、同社既存モデルと比べても、確かな音質向上を感じられる。
それでいて筐体のサイズは持ち運べる大きさを維持し、リチウムポリマー方式の充電バッテリーも内蔵する。最高の音質をいつでも持ち運びたい方には、さらに魅力的な製品の登場である。
【D12 Hj SPECIFICATIONS】
●電池持続時間:連続約18時間(DAC+アンプ)、約30時間(アンプのみ)※使用条件によって短くなる場合がある ●外形寸法:W55×H25×D98mm ●質量:150g
クールな新色が加わったベストセラーモデル
iBasso Audio
T3W Hj/D2+S Hj Boa
¥OPEN
今年の夏に発売された話題のバッテリー内蔵ポータブルヘッドホンアンプに新色が加わる。マッチ箱サイズのT3W Hjはホワイトボディにマットシルバーの背面シャーシ。今年の7月にブラックのモデル「T3 Hj」が先行して発売されたが、本機「T3W Hj」は限定生産モデルとなる。タバコ箱サイズのD2+S Hi Boaは熟練職人の手作業によるヘアライン加工が施されたブラッシュドシルバーを採用する。ともに大人っぽい色使いと質感で、アップルのiPhone 4と一緒に使ってもベストマッチだ。もちろん操作性や音質面は従来モデルと同じ、ハイクオリティを実現している。
T3W HjははGAIN1とGAIN2のふたつのスイッチで音量の基本的な増幅度を決めて、ボリュームローターで最終的な音量を調整する仕組み。どんな大型ヘッドホンが相手でも十分なパワーを確保している。GAIN1をオンにすると音質的にもメリハリを増すので、組み合わせるイヤホンによって1と2を使い分けるとよい。
USB対応のD2+S Hj Boaは、PCのイヤホン端子から聴くのと比べて、全体的な底上げを実感できる音質。中低域では力感を増し、高域では音の粒子感を細やかに引き出す。
ヘッドホン・イヤホンの音質に「あと一押し!」がほしい人には注目してほしいアイテムだ。
【D2+S Hj Boa SPECIFICATIONS】
●電池持続時間:連続約38時間 ※使用条件によって短くなる場合がある ●外形寸法:W51×H21×D82mm ●質量:180g
【T3W Hj(限定生産モデル) SPECIFICATIONS】
●電池持続時間:連続約38時間 ※使用条件によって短くなる場合がある ●外形寸法:W37×H10×D64.5mm ●質量:25g
【問い合わせ先】
ヒビノインターサウンド(株)
TEL/03-5783-3880
高橋 敦氏 プロフィール
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。東洋大学哲学科中退。大学中退後、パーソナルコンピュータ系の記事を中心にライターとしての活動を開始。現在はデジタルオーディオ及びビジュアル機器、Apple Macintosh、それらの周辺状況などに関する記事執筆を中心に活動する。また、ロック・ポップスを中心に、年代や国境を問わず様々な音楽を愛聴。