公開日 2012/02/17 12:47
女性記者・杉浦、「ARROWS Tab」で憧れの“お風呂テレビ”を体験!
DLNA+DTCP-IP対応/10.1型防水タブレットを試す
富士通から、防水仕様タブレット端末「ARROWS Tab」が登場した。DLNA+DTCP-IPに準拠しており、レコーダーなどのHDDに録画した地デジ番組をホームネットワーク経由で視聴することが可能なほか、ワンセグチューナーも内蔵している。
元々は昨年ドコモから3G/Wi-Fi版が展開されていたが、年明けになって通信方式をWi-Fiのみとしたモデル「ARROWS Tab Wi-Fi」がキャリア契約を通さない形で発売開始された。今回は早速このWi-Fiモデルの、DLNA連携とワンセグ機能をメインにレビューする。
ちなみに記者宅のテレビ視聴/録画環境は、32V型の液晶テレビとBDレコーダー(それぞれ別々のメーカー製)を1台ずつ寝室に所有しているといった、20代女性としてはごく標準と思われるもの。この寝室でしか地デジ放送や録画番組の視聴ができない状態に、若干不満を感じていた。例えば「台所で朝のニュースを観ながら朝食を摂る」といったことができないわけだ。
普段使っているAndroidスマートフォンでもワンセグ視聴は行えるのだが、小さな液晶画面ではなかなか視聴時の満足度は得られないし、動作の安定性も高いとはいえない。「テレビやレコーダーなど対応機器を色々買わずに、もう少しテレビ放送や録画番組を観るときの自由度を高められないものか」と常々思っていた。
そこでこのARROWS Tabが、DTCP-IPに対応し、さらに10.1インチ画面でワンセグ視聴もできると聞いて、「自分の不満を解決する機能を、一挙に備えている1台なのでは?」と思ったのだ。さらに記者はひそかに「お風呂テレビ」に憧れていた。つまり防水性にもかなり惹き付けられたのである。
■製品プロフィール
まずはざっくりと製品プロフィールを見ていこう。通信方式がWi-Fiのみとなったほかは、昨年ドコモから出たARROWS Tabとほぼ同一の仕様だ。液晶は10.1インチで、解像度は1,280×800ドット。プロセッサーはデュアルコアのOMAP4(1GHz)を採用している。OSはAndroid 3.2を搭載。内蔵メモリー32GBの「FAR75A」(6万円強)と、16GBの「FAR70A」(6万円前後)をラインナップする。今回ハンドリングしたのは、32GB版のFAR75Aだ。
先述の通り、DLNA+DTCP-IPへの対応や、IPX5/IPX7の防水仕様と「ハンドジェスチャー機能」を備えている点などが大きな特徴。なお、本体のロック解除が行える「指紋センサー」を搭載している点は、3G版には無いポイントだ。
そのほか、富士通製PC“FMV”との連携も強化している。「ケータイ書き出し機能」に対応するFMVでmicroSDカードに録画した番組を、本機で視聴することもできる。また、本機で撮影した写真や動画を、富士通独自の「F-LINK機能」連携で対応PCへワイヤレス送信することが可能だ。VOD関係では「TSUTAYA TV」や「ひかりTV」の視聴アプリもプリインストールしている。音質面では「Dolby Mobile v3」に対応しており、ヘッドホン出力時の5.1chバーチャルサラウンド再生に対応している。
外形寸法は約181W×262H×11.3Dmm。本機を手にした記者の第一印象は、「想像よりも筐体が薄い」ということだった。質量は約599gで、iPad 2の最軽量モデル601gとほぼ同じだが、持った感じも想像より「軽い」印象。映像を視聴してそれなりに楽しめる10.1インチサイズの液晶を採用しながら、薄さと軽量性をギリギリまで追求していると思う。
なお筐体自体をiPadやiPad 2と比較すると、いわゆるガジェット好きの心をくすぐるような“質感”の楽しみは少ない印象だ。やはり防水仕様を特長とすることもあり、機能性を重視している面もあるのだろう。
元々は昨年ドコモから3G/Wi-Fi版が展開されていたが、年明けになって通信方式をWi-Fiのみとしたモデル「ARROWS Tab Wi-Fi」がキャリア契約を通さない形で発売開始された。今回は早速このWi-Fiモデルの、DLNA連携とワンセグ機能をメインにレビューする。
ちなみに記者宅のテレビ視聴/録画環境は、32V型の液晶テレビとBDレコーダー(それぞれ別々のメーカー製)を1台ずつ寝室に所有しているといった、20代女性としてはごく標準と思われるもの。この寝室でしか地デジ放送や録画番組の視聴ができない状態に、若干不満を感じていた。例えば「台所で朝のニュースを観ながら朝食を摂る」といったことができないわけだ。
普段使っているAndroidスマートフォンでもワンセグ視聴は行えるのだが、小さな液晶画面ではなかなか視聴時の満足度は得られないし、動作の安定性も高いとはいえない。「テレビやレコーダーなど対応機器を色々買わずに、もう少しテレビ放送や録画番組を観るときの自由度を高められないものか」と常々思っていた。
そこでこのARROWS Tabが、DTCP-IPに対応し、さらに10.1インチ画面でワンセグ視聴もできると聞いて、「自分の不満を解決する機能を、一挙に備えている1台なのでは?」と思ったのだ。さらに記者はひそかに「お風呂テレビ」に憧れていた。つまり防水性にもかなり惹き付けられたのである。
■製品プロフィール
まずはざっくりと製品プロフィールを見ていこう。通信方式がWi-Fiのみとなったほかは、昨年ドコモから出たARROWS Tabとほぼ同一の仕様だ。液晶は10.1インチで、解像度は1,280×800ドット。プロセッサーはデュアルコアのOMAP4(1GHz)を採用している。OSはAndroid 3.2を搭載。内蔵メモリー32GBの「FAR75A」(6万円強)と、16GBの「FAR70A」(6万円前後)をラインナップする。今回ハンドリングしたのは、32GB版のFAR75Aだ。
先述の通り、DLNA+DTCP-IPへの対応や、IPX5/IPX7の防水仕様と「ハンドジェスチャー機能」を備えている点などが大きな特徴。なお、本体のロック解除が行える「指紋センサー」を搭載している点は、3G版には無いポイントだ。
そのほか、富士通製PC“FMV”との連携も強化している。「ケータイ書き出し機能」に対応するFMVでmicroSDカードに録画した番組を、本機で視聴することもできる。また、本機で撮影した写真や動画を、富士通独自の「F-LINK機能」連携で対応PCへワイヤレス送信することが可能だ。VOD関係では「TSUTAYA TV」や「ひかりTV」の視聴アプリもプリインストールしている。音質面では「Dolby Mobile v3」に対応しており、ヘッドホン出力時の5.1chバーチャルサラウンド再生に対応している。
外形寸法は約181W×262H×11.3Dmm。本機を手にした記者の第一印象は、「想像よりも筐体が薄い」ということだった。質量は約599gで、iPad 2の最軽量モデル601gとほぼ同じだが、持った感じも想像より「軽い」印象。映像を視聴してそれなりに楽しめる10.1インチサイズの液晶を採用しながら、薄さと軽量性をギリギリまで追求していると思う。
なお筐体自体をiPadやiPad 2と比較すると、いわゆるガジェット好きの心をくすぐるような“質感”の楽しみは少ない印象だ。やはり防水仕様を特長とすることもあり、機能性を重視している面もあるのだろう。