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公開日 2013/08/20 10:00

【特集サウンドバー集中レビュー】オンキヨー「SBT-100」

高橋敦が今注目のモデルを一斉試聴
ファイル・ウェブ編集部
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>>本命「サウンドバー」一斉試聴のレビュー一覧はこちら

<MODEL 4>
オーディオ再生にも実力を発揮するBluetooth対応機

ONKYO
SBT-100
¥OPEN(予想実売価格25,000円前後)>>製品データベース
2013年5月下旬発売


映画BD
★★★
テレビ番組 ★★★★
音楽 ★★★★
C/P ★★★


Bluetooth HDMI入出力 光デジタル
入力
同軸デジタル
入力
アナログ入力 HDオーディオ対応 サブウーファー
入 ー/出 ー
1
1


サブウーファーレスだがユニット構成とアンプは本格派

サブウーファーなしのフロントバーのみで完結する、手軽でシンプルなモデル。Bluetooth対応。

サブウーファーがない分を補うためか、スピーカーユニットの構成とアンプには力が入っている。左右それぞれに中低音用ウーファー2基と高音用トゥイーター1基を装備。アンプには、スピーカーの振幅特性に合わせて最も効率よく電気的に制御する技術を搭載する。常に最適な駆動を行うことで音質を向上させている。サラウンドについてはサウンドモードの「CINEMA」で対応する。

Bluetooth周りのポイントとしては、リモコンに専用の「ペアリング」ボタンを用意。他機能と重複するボタンの長押しなど特殊な操作が必要ないので、わかりやすい。

基本仕様としては、HDMIは搭載せず、テレビとの接続に使う主な端子は光デジタル入力となる。

入力端子は光デジタル端子とステレオミニ端子のみというシンプルな構成だ

サブウーファーレスでシンプルに設置できる

設置性は、バー1本の構成のためもちろん良好。サブウーファーを置く場所のない方にもおすすめできる。横幅は42型テレビに合わされている。

42型テレビとの組み合わせ

55型テレビとの組み合わせ

音場のクリアさと情報量で聴かせてくれるタイプ

サウンドモードがいくつか用意されているが、一通りを試して確認した上で、映画はダイレクトモードで試聴。

BD映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』冒頭のアクションシーンではまず、音場を満たす低音の唸りはうっすらとしか感じられない。しかし低音がすっきりしていることで音場のクリアさは引き出されている。コクピット内が音声や電子音、操作音などで満たされる場面では、全方位から包み込まれるサラウンド感は弱いが、それでもその情報量はなかなか聴き応えがある。砲声や爆発音の抜けも、重く緩く膨らむことはなく、すぱっと心地よい抜けっぷりだ。

サラウンド感はそこそこだが、情報量はなかなか聴き応えがある。声の再現はやや堅めでクリアだ

BD映画『言の葉の庭』からは、雨の公園の東屋での会話シーンをチェック。相性の問題なのか、こちらでは雨音の音数や足音の描き分けといったところの解像感は特には強調されない。缶ビールを開ける音など物音もあまり鋭くは描かず、全体に落ち着いた雰囲気だ。周りの音が一歩引くことで台詞は際立っているので、こういった描き方もありだろう。声のトーンは少しだけ硬めでクリアだ。

テレビのサイズと映画音場の広がりや厚みとのマッチングは、42型まではOK。それを超えると、サラウンド感と低音の厚みの両面で不足を感じる。

テレビ録画の天気予報等での声も少し硬めでクリア。明瞭度は高いので聴き取りにくいことはない。


本機のリモコン
抜けの良さが魅力でオーディオ再生に本領を発揮

音楽はiPhoneとのBluetooth接続で試聴。これがなかなかの好感触。音場に密集感がなく適当なスペースが確保されていて、各楽器の配置の空間性を十分に感じられる。ベースはもちろんサブウーファーのような低音は出ないが、音程感や輪郭が明瞭で、フレーズは堅実に描き出される。

ギターはシャキンとシャープ、ハイハットシンバルもやはりピシッとシャープ。音像に良い具合の鋭さや細身さがある。女性ボーカルは、台詞と同じく少し硬いが、それも含めて抜けの良さが持ち味だ。

ONKYO SBT-100

【SPEC】●対応音声フォーマット:Dolby Digital、DTS (Digital Theater System)、AAC ●音声入力端子:光デジタル×1、アナログLR(ステレオミニ)×1 ●Bluetooth:内蔵 ●消費電力:11W(待機時0.25W) ●スピーカーユニット:57mmウーファー×4、25mmトゥイーター×2 ●実用最大出力:20W×2(1kHz、6Ω、JEITA 2ch同時駆動) ●外形寸法:940W×73H×83Dmm ●質量:2.4kg


▼その他のレビューはこちら
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