公開日 2013/10/09 12:00
ホームシアターは、気軽に作れる!6畳100インチシアターのススメ
■ホームシアターは、気軽に作れる!
「ホームシアター」のイメージについてアンケートを行うと、「お金持ちの趣味でしょ?」という、縁遠い感を含んだ回答が少なくない。確かに、テレビなどのメディアでは、著名人の豪邸紹介で、広大なリビングや地下の専用室に、巨大なスクリーンが垂れ下がる様子を目にするケースが多く、「ホームシアター」がステータスの証のように映る。これでは、場所も費用もかかりそうな、ハードルの高さを感じるのも無理はないだろう。
しかし実際のところ、ホームシアターは個人のライフスタイルに合わせて自由に楽しめるものであり、製品も豊富に用意されている。予算や住環境に合わせて、システムの構成や機器を選ぶことができるのだ。
いまホームシアターの導入をおすすめしたい背景には、ここ最近の、機器の飛躍的な高機能化、低価格化、小型軽量化がある。10年前、ホームシアター用のプロジェクターといえば、DVDに対応した720p解像度のモデルで20万円〜30万円が相場であった。しかし今なら、フルHDモデルが10万円程度から入手でき、明るさも倍増している。さらに色再現性の向上に加え、機能面ではHDMI入力の搭載や3D表示対応などが標準的となり、もはや別モノと言って良いくらい進化している。
さらに短焦点と呼ばれる、短い投写距離でも大画面が実現できるモデルが増えており、最短1.5m〜3mで100インチ、つまり6畳間で100インチが実現できるモデルが主流になった。2,000ルーメンクラスの明るさがあれば、明りの残るリビングでも鮮明な映像が得られ、映画鑑賞やゲームも難なく楽しむことができるのだ。
今回は、こうした6畳間で気軽にプロジェクター大画面を始めるのにふさわしいモデルを厳選し、スペックや実際に映像を見たインプレッションを詳細に紹介している。ホームシアター導入にハードルの高さを感じていたユーザーなら、きっと驚くに違いないだろう。
■自分の環境にあったモデルを選んで
大画面シアターの世界へ踏みだそう!
プロジェクターを利用する場合は、画質面から、映像の色味や平滑性が保てる専用スクリーンの使用をおすすめしたいが、それなりに費用が掛かる。取りあえず巨大な画面を体験してみたいなら、壁面に投写してみよう。壁面が無地でおおむね白く平らな壁紙で覆われていれば、スクリーン代わりに利用できる。あれこれ悩むよりも、まず体感をおすすめしたい。
オーディオは、巨大な映像とバランスを取るなら、AVアンプとスピーカーの組み合わせによる、5.1ch以上のサラウンドシステムが理想だが、リアスピーカーの無いフロント3.1chや、さらに2chスピーカーによるバーチャルサラウンドなどからスタートし、徐々に機器を追加して音響のグレードアップを段階的に楽しむのも良いだろう。スペースや予算が限られる場合は、ラックタイプやバータイプなど、一体型で費用、予算、操作、全ての面で手軽な製品を選択することもできる。どうしてもオーディオに予算が回せない場合は、手持ちのミニコンポなどのオーディオシステムを流用しても構わない。まずは始めてみるのが大切だ。始めてみれば、自分にとって必要なもの、不必要なものが見えてくる。
プレーヤーには、多くのユーザーが既にお持ちであろう、Blu-rayが再生可能なHDDレコーダーを流用すれば良い。Blu-rayディスクの再生に加え、チューナーからのテレビ番組映像や録画映像も楽しむことができる。また最近では、スマホやタブレットが普及し、新たなソースとなるだろう。最新プロジェクターなら、HDMIやMHL、Wi-Fi経由で、スマホやタブレットの映像も手軽に映し出すことができる。コンテンツは無限で、ネット上の動画でも良いし、自身で撮影した動画や写真を大勢でシェアする用途にも、プロジェクターは興味深いツールとなるはずだ。
欧米に比べて狭小と言われる日本の住宅だが、故に、ホームシアター用の機材もそれに適した製品が豊富で選択の余地も大きいし、各ユーザーがそれぞれ工夫するのも面白いところだ。
巨大なスクリーン画面や奥行きのある3D映像、そしてサラウンドサウンドがあれば、部屋の壁や天井が取り払われたかのように、6畳間が映像の世界へと繋がって広がって行く。自身に適したプロジェクターを見つけ、大画面シアターの世界へ一歩踏み出してみよう!
▼各製品のレビューはこちら
ACER H6510BD
ASUS B1M
BENQ W1080ST
EPSON EH-TW5200
EPSON EH-TW410
SONY VPL-BW120S
TAXAN KG-PS303WX
「ホームシアター」のイメージについてアンケートを行うと、「お金持ちの趣味でしょ?」という、縁遠い感を含んだ回答が少なくない。確かに、テレビなどのメディアでは、著名人の豪邸紹介で、広大なリビングや地下の専用室に、巨大なスクリーンが垂れ下がる様子を目にするケースが多く、「ホームシアター」がステータスの証のように映る。これでは、場所も費用もかかりそうな、ハードルの高さを感じるのも無理はないだろう。
しかし実際のところ、ホームシアターは個人のライフスタイルに合わせて自由に楽しめるものであり、製品も豊富に用意されている。予算や住環境に合わせて、システムの構成や機器を選ぶことができるのだ。
いまホームシアターの導入をおすすめしたい背景には、ここ最近の、機器の飛躍的な高機能化、低価格化、小型軽量化がある。10年前、ホームシアター用のプロジェクターといえば、DVDに対応した720p解像度のモデルで20万円〜30万円が相場であった。しかし今なら、フルHDモデルが10万円程度から入手でき、明るさも倍増している。さらに色再現性の向上に加え、機能面ではHDMI入力の搭載や3D表示対応などが標準的となり、もはや別モノと言って良いくらい進化している。
さらに短焦点と呼ばれる、短い投写距離でも大画面が実現できるモデルが増えており、最短1.5m〜3mで100インチ、つまり6畳間で100インチが実現できるモデルが主流になった。2,000ルーメンクラスの明るさがあれば、明りの残るリビングでも鮮明な映像が得られ、映画鑑賞やゲームも難なく楽しむことができるのだ。
今回は、こうした6畳間で気軽にプロジェクター大画面を始めるのにふさわしいモデルを厳選し、スペックや実際に映像を見たインプレッションを詳細に紹介している。ホームシアター導入にハードルの高さを感じていたユーザーなら、きっと驚くに違いないだろう。
■自分の環境にあったモデルを選んで
大画面シアターの世界へ踏みだそう!
プロジェクターを利用する場合は、画質面から、映像の色味や平滑性が保てる専用スクリーンの使用をおすすめしたいが、それなりに費用が掛かる。取りあえず巨大な画面を体験してみたいなら、壁面に投写してみよう。壁面が無地でおおむね白く平らな壁紙で覆われていれば、スクリーン代わりに利用できる。あれこれ悩むよりも、まず体感をおすすめしたい。
オーディオは、巨大な映像とバランスを取るなら、AVアンプとスピーカーの組み合わせによる、5.1ch以上のサラウンドシステムが理想だが、リアスピーカーの無いフロント3.1chや、さらに2chスピーカーによるバーチャルサラウンドなどからスタートし、徐々に機器を追加して音響のグレードアップを段階的に楽しむのも良いだろう。スペースや予算が限られる場合は、ラックタイプやバータイプなど、一体型で費用、予算、操作、全ての面で手軽な製品を選択することもできる。どうしてもオーディオに予算が回せない場合は、手持ちのミニコンポなどのオーディオシステムを流用しても構わない。まずは始めてみるのが大切だ。始めてみれば、自分にとって必要なもの、不必要なものが見えてくる。
プレーヤーには、多くのユーザーが既にお持ちであろう、Blu-rayが再生可能なHDDレコーダーを流用すれば良い。Blu-rayディスクの再生に加え、チューナーからのテレビ番組映像や録画映像も楽しむことができる。また最近では、スマホやタブレットが普及し、新たなソースとなるだろう。最新プロジェクターなら、HDMIやMHL、Wi-Fi経由で、スマホやタブレットの映像も手軽に映し出すことができる。コンテンツは無限で、ネット上の動画でも良いし、自身で撮影した動画や写真を大勢でシェアする用途にも、プロジェクターは興味深いツールとなるはずだ。
欧米に比べて狭小と言われる日本の住宅だが、故に、ホームシアター用の機材もそれに適した製品が豊富で選択の余地も大きいし、各ユーザーがそれぞれ工夫するのも面白いところだ。
巨大なスクリーン画面や奥行きのある3D映像、そしてサラウンドサウンドがあれば、部屋の壁や天井が取り払われたかのように、6畳間が映像の世界へと繋がって広がって行く。自身に適したプロジェクターを見つけ、大画面シアターの世界へ一歩踏み出してみよう!
▼各製品のレビューはこちら
ACER H6510BD
ASUS B1M
BENQ W1080ST
EPSON EH-TW5200
EPSON EH-TW410
SONY VPL-BW120S
TAXAN KG-PS303WX