公開日 2016/08/24 11:54
多彩なソースの“ハブ”。マランツ薄型AVアンプ「NR1607」のリビング対応度をチェック
フル対応の薄型AVアンプ
BDにテレビ放送、映像や音楽のストリーミング、DLNAにBluetooth…。多岐にわたるデジタルソースを統合的に楽しむのにAVアンプはうってつけだ。しかし、最もその性能が活きるリビングでは、そのサイズが導入のハードルになっていたことは否めない。マランツのNR1607は、機能を省略することなくサイズを小型化することで、リビングでも快適なエンターテイメントを提供してくれる。本機の実力を折原一也氏が分析した。
■リビングのエンターテイメントを統括するAVアンプ
リビングで楽しむメディアやソースは、10年前とは比較にならないくらい増えた。かつては、リビングで楽しむエンターテイメントと言えば、テレビ放送、DVDなどのパッケージ、そして音楽CD再生などフィジカルメディアで楽しむ音楽再生というのが主なところだったろう。だからこそ、AVアンプといえばまずはホームシアターが思い浮かんだはずだ。
それが現在では、Ultra HD Blu-rayや4K放送といった最新の高品質フォーマットに加えて、据え置きゲーム機のプレイからスマホの普及により一気に身近になったBluetoothによるワイヤレス音楽再生、DLNAによる音楽のネットワーク再生、さらには次世代の映像ソースの大本命と言えるストリーミング配信まで、多様なデジタルソースが並び集まる。BDはもちろん、デジタル放送、ゲーム、そして動画ストリーミングと、サラウンド収録のコンテンツも確実に増えた。ハイレゾというキーワードも着実に浸透している。
こうした状況において、多様なソースを統合して、かつ高音質に楽しむためのコンポーネントとして、AVアンプの存在はいまいちど見直されるべきだ。高い音質ポテンシャルを備えたソースがこれだけあるのだから、それを良い音で楽しみたいという希望もさらに高まってくるはずだ。
しかし、そこでAVアンプを導入しようと意気込んでみても、スペース確保というハードルは想像以上に高い。一般的なAVアンプとなると、テレビ周りに最低でも高さ20cm程度の設置スペースが必要になってしまう。導入を躊躇してしまうことも頷ける。
スペースの問題でAVアンプを導入できなかった人に特にオススメしたいのが、マランツのAVアンプ「NR1607」だ。本機は、高さを一般的なAVアンプの約半分程度となる10.5cmまで抑えたのである。
■アトモスからUHD BD、ワイヤレス再生まで対応。省スペース化による妥協はない
実のところ、“薄型タイプ”と呼ばれるAVアンプは、これまでもいくつか選択肢はあった。しかし、これまでの薄型モデルは、様々なソースへの対応や機能性が重要な役目であるAVアンプにも関わらず、薄型化に伴って対応フォーマットや機能が削られ、フルサイズモデルに比べるといかにも“廉価モデル”という製品が多かったのも事実だ。
今回紹介するNR1607には、こうした薄型化に伴う「妥協」はない。ドルビーアトモスやDTS:Xといった最新鋭のサラウンドフォーマットに対応し、アンプは贅沢に7chを内蔵する。HDMIは8系統入力を備え4K/HDR対応、HDCP2.2と「UltraHD Blu-ray」にも完全対応する。Wi-FiもBluetoothも内蔵しており、ファイル再生では5.6MHzのDSD音源もサポートするなど、フラッグシップ機と比較しても遜色のない性能を詰め込んでいるのだ。
もちろんオーディオ機器である以上、音質を突き詰めていけば大型であることの優位性はあるだろうが、それはまた別の次元の話だ。NR1607は少なくとも、“せっかく薄型モデルなのに惜しい”と思われるようなポイントは全てクリアしている。だからこそ、いま注目を集めるに至っているのだ。
だから今回の記事では、本機のAVアンプとしての基本性能はもちろん、映像ストリーミングやBluetoothといった現代ソースが本機でどのように楽しめるかも試してみた。
■リビングのエンターテイメントを統括するAVアンプ
リビングで楽しむメディアやソースは、10年前とは比較にならないくらい増えた。かつては、リビングで楽しむエンターテイメントと言えば、テレビ放送、DVDなどのパッケージ、そして音楽CD再生などフィジカルメディアで楽しむ音楽再生というのが主なところだったろう。だからこそ、AVアンプといえばまずはホームシアターが思い浮かんだはずだ。
それが現在では、Ultra HD Blu-rayや4K放送といった最新の高品質フォーマットに加えて、据え置きゲーム機のプレイからスマホの普及により一気に身近になったBluetoothによるワイヤレス音楽再生、DLNAによる音楽のネットワーク再生、さらには次世代の映像ソースの大本命と言えるストリーミング配信まで、多様なデジタルソースが並び集まる。BDはもちろん、デジタル放送、ゲーム、そして動画ストリーミングと、サラウンド収録のコンテンツも確実に増えた。ハイレゾというキーワードも着実に浸透している。
こうした状況において、多様なソースを統合して、かつ高音質に楽しむためのコンポーネントとして、AVアンプの存在はいまいちど見直されるべきだ。高い音質ポテンシャルを備えたソースがこれだけあるのだから、それを良い音で楽しみたいという希望もさらに高まってくるはずだ。
しかし、そこでAVアンプを導入しようと意気込んでみても、スペース確保というハードルは想像以上に高い。一般的なAVアンプとなると、テレビ周りに最低でも高さ20cm程度の設置スペースが必要になってしまう。導入を躊躇してしまうことも頷ける。
スペースの問題でAVアンプを導入できなかった人に特にオススメしたいのが、マランツのAVアンプ「NR1607」だ。本機は、高さを一般的なAVアンプの約半分程度となる10.5cmまで抑えたのである。
■アトモスからUHD BD、ワイヤレス再生まで対応。省スペース化による妥協はない
実のところ、“薄型タイプ”と呼ばれるAVアンプは、これまでもいくつか選択肢はあった。しかし、これまでの薄型モデルは、様々なソースへの対応や機能性が重要な役目であるAVアンプにも関わらず、薄型化に伴って対応フォーマットや機能が削られ、フルサイズモデルに比べるといかにも“廉価モデル”という製品が多かったのも事実だ。
今回紹介するNR1607には、こうした薄型化に伴う「妥協」はない。ドルビーアトモスやDTS:Xといった最新鋭のサラウンドフォーマットに対応し、アンプは贅沢に7chを内蔵する。HDMIは8系統入力を備え4K/HDR対応、HDCP2.2と「UltraHD Blu-ray」にも完全対応する。Wi-FiもBluetoothも内蔵しており、ファイル再生では5.6MHzのDSD音源もサポートするなど、フラッグシップ機と比較しても遜色のない性能を詰め込んでいるのだ。
もちろんオーディオ機器である以上、音質を突き詰めていけば大型であることの優位性はあるだろうが、それはまた別の次元の話だ。NR1607は少なくとも、“せっかく薄型モデルなのに惜しい”と思われるようなポイントは全てクリアしている。だからこそ、いま注目を集めるに至っているのだ。
だから今回の記事では、本機のAVアンプとしての基本性能はもちろん、映像ストリーミングやBluetoothといった現代ソースが本機でどのように楽しめるかも試してみた。