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公開日 2016/11/21 11:00

ゼンハイザー「PXC 550 Wireless」レビュー。Bluetooth/ノイキャン/DAC搭載の超多機能機

高い消音効果の最新ノイズガード搭載
山本敦
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より機能を高めたBT+NC対応ヘッドホン「PXC 550 Wireless」

ワイヤレス再生にアクティブ・ノイズキャンセリングなど、快適なポータブルリスニング環境を実現する便利な技術にいま注目が集まっているが、ゼンハイザーはそれぞれの技術をひとまとめにした“全部入り”ヘッドホンをいち早く発売したブランドの一つだ。最新ヘッドホン「PXC 550 Wireless(以下:PXC 550)」(関連ニュース)にはゼンハイザーのどんなアイデアと最新技術が詰め込まれているのかレポートしよう。

ワイヤレス再生にアクティブ・ノイズキャンセリング「ノイズガード」などゼンハイザーのテクノロジーを搭載する「PXC 550 Wireless」

アウトドアで音楽を楽しむユーザーも増え、ヘッドホンを活用するシーンはますます多様化している。PXC 550は、ビジネスマンの電車通勤や飛行機による長距離フライトの時間に快適な音楽リスニングを届けるために生まれたヘッドホンだ。

ゼンハイザーのワイヤレス+ノイキャン機能を搭載するヘッドホンには、いま「MOMENTUM Wireless(関連ニュース)」「MOMENTUM On-Ear Wireless(関連ニュース)」もあるが、PXC 550はより機能性を高め、デザイン面ではそれぞれの機能をより手軽に使いこなせるようにシャープにまとめ込んでいる。

その多彩な機能についてはこれから一つずつ解説していくが、特にゼンハイザーがこれまで発売してきたヘッドホンの中でも、スマホとの連携機能が最も充実しているヘッドホンであると言えそうだ。

スマホ連携で進化した最新ノイズガード技術を搭載

本機はイヤーカップが耳全体を覆うアラウンドイヤースタイル。2010年に発売されたゼンハイザーの全部入りヘッドホン「PXC 360 BT」や「PXC 310 BT」にも採用されてきた、Bluetoothの高音質コーデック“aptX”による接続にも対応する。

ドライバーの再生周波数帯域は17Hz〜23kHzをカバー。右イヤーカップの表側にはタッチセンサー式のリモコンを内蔵する。コンパクトに折り畳めるコラプシブル設計なので、付属するキャリングケースの中へコンパクトに入れて持ち運べる。本体の質量は227gで、同じくワイヤレス+ノイキャン機能を乗せた全部入りヘッドホンの他社ライバル機と比べても、さらに軽量設計を実現していることもポイントだ。

本体をコンパクトに折り畳んでキャリングケースに収納できる

ゼンハイザーは、独自のアクティブ・ノイズキャンセリング技術である「NoiseGard(ノイズガード)」を1985年から研究開発してきた。2003年に発売したポータブルタイプのノイズキャンセリングヘッドホン「PXC250」は、これを搭載して大ヒットモデルになった。そこからノイズキャンセリングヘッドホンのフラグシップ「PXC 450」や、ワイヤレス再生にも対応したPXC 360 BTやPXC 310 BTなど、ノイズガードのマイルストーンとなる銘機の誕生へとつながっていった。

それぞれのヒットモデルから得たノウハウを吸収して、ノイズガードの先進性はさらに飛躍を遂げた。現在発売中のMOMENTUM Wireless、MOMENTUM On-Ear Wirelessには高精度なフィードバック・フィードフォワードのハイブリッド方式によるノイズガード技術が搭載されている。そしてPXC 550のノイズガードはまた使い勝手の面でも大きく進化した。

次ページアプリ上でノイキャンレベル調整ができる「Adaptive」機能

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