• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/12/19 06:30

イヤホンじゃない、耳に入る“スピーカー”!INAIR「M360」の新感覚サウンドに驚いた

【PR】未知の体験を語り合う
ファイルウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
これまでの “イヤホン” とは一線を画する、 “インエアー方式イヤースピーカー” 「M360」をご存知だろうか。日本発の音響ブランド「INAIR」が開発したこのモデルは、GREEN FUNDINGでのクラウドファンディングにて、45日間で38,781,940円を調達。ポータブルオーディオイベントにも積極的に出展し、注目を集めている。

「M360」(有線モデル・12,100円/税込)

これまでの製品ジャンルにとらわれず、ゼロから創り出したというM360のコンセプトは、「スピーカーのように、開放的」「ヘッドフォンのように、ダイナミック」「イヤホンのように、小さく軽量」というものである。

従来のイヤホンとは構造がまったく異なる製品とのことだが、具体的には何がどう違うのだろうか。それを確かめようと、今回、編集部スタッフ3名が実際に製品を体験した。

編集部のイヤホンマニア成藤(左奥)、ハマり中の川田(左手前)、新人の杉山(右)でINAIRの魅力を語り合った

“世界最小のスピーカー” は “新感覚” だらけ

成藤 今回取り上げるINAIRの「M360」シリーズ(有線モデルの「M360」、Bluetooth接続モデルの「M360bt」)、自分は前から気になっていたんですよ。イヤホン好きの自分ですが、これはイヤホンではなくスピーカーを出発点として開発が進められた、 “新しいタイプのサウンドデバイス” 。違いを知りたかったんです。

Bluetooth接続モデルの「M360bt」(19,800円/税込)

川田 「スピーカーをどんどん小さくしていく」設計思想で開発されているんだよね。どこでもスピーカーサウンドが楽しめるように、外に持ち運べて、しかも周りを気にしないで聴ける形を追求したら、イヤホンサイズの “世界最小のスピーカー” になったという。

有線/Bluetoothモデルともにシルバーもラインナップ

杉山 それを実現するのが「インエアー方式」と聞きました。自分は入社してまだ数ヶ月、この方式を知らなかったのですが、どういったものなんでしょう?

成藤 知らなくて普通かも。だってこれ、INAIRの独自技術なので。普通のカナル型イヤホンはドライバーユニットの音を音道管を通して耳に届けるけど、インエアー方式は音道管がなく、スピーカーユニットの音をダイレクトに耳の中に広げていくイメージ。オーディオでも、スピーカーの前を遮るように物は置かないですよね。その発想から生まれた方式だそうです。

M360シリーズは「インエアー方式」という独自構造を採用。6mm径のスピーカーユニットが耳の穴に入り込むようなデザインとなっている

杉山 そう言われると納得しますね。スピーカーの音を邪魔するものを間に置かない方が良いというのは、僕でもわかります。

成藤 このインエアー方式を成り立たせているのが、「AIR TUBE woofer Technology」と「インエアーキャップ」。まずAIR TUBE woofer Technologyの方ですけど、スピーカーユニットをAIR TUBEと呼ばれる透明なチューブパーツで包むことで音漏れを抑制しつつ、チューブ内で音を共鳴させて360度に音を響かせる技術です。これによって、音道管を用いないことのデメリットとなる低音の弱さを補い、逆に音道管ではこもりがちになる低音を明瞭に再現するというメリットにもなるんです。

M360の構造イメージ。スピーカーユニットを包む透明な “AIR TUBE” が技術的特徴の1つ

川田 インエアーキャップを外したら、すぐにAIR TUBEに包まれたスピーカーユニットが見えるのは、これまでのイヤホンとまったく違うところだよね。

成藤 そのインエアーキャップはシリコンや低反発素材ではなく、柔らかいスポンジ素材なんですが、これはスピーカーユニットから発する音をなるべくそのまま出すために選んだそうです。あとこれは、「耳内宙空にスピーカーを浮かせる」というM360のコンセプトを実現するのに、とても重要。耳に入れたインエアーキャップがだんだん耳の形に馴染んでくると、ふわりとした装着感と相まって、着けていることを忘れてしまって、まさにスピーカーで聴いているような感覚が得られました。

ソフトスポンジ素材のインエアーキャップのつけ心地はフワフワ。耳に負担がまったくかからない

川田 分かる! 長い時間着けていてもぜんぜん耳が疲れないよね。それに、普通のイヤホンだとイヤーピースのサイズがうまく合わなくて耳にフィットしないことがあるんだけど、M360はスッと耳に収まってくれた。これなら女性とか、耳の穴が小さい人でも無理なく着けられると思うな。でも、着けるのにコツがいるから、最初だけ、しっかり着け方を知っておきたい。

次ページイヤホンでは考えられない “インエアー方式イヤースピーカー” の真価

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「大東建託・いい部屋ネットレディス」7/18から4日間の放送・配信予定
2 iPhoneユーザーがブラウザ「Safari」を選ぶメリットとは?プライバシー保護の観点から考える
3 「音良すぎだろ…」。VGPコスパ大賞イヤホン、SOUNDPEATS「Capsule3 Pro+」レビュー【割引クーポン有】
4 4年経っても色褪せない価値がある。改めて識りたい、デノン周年機「A110シリーズ」の魅力
5 “イタリアの至宝”ソナス・ファベールの「Lumina Amator」。美しい仕上げと有機的な音色に惚れる
6 グランツ、フラグシップトーンアーム「MH-12 KATANA」(刀)。税込440万円
7 『君たちはどう生きるか』4K UHD BD版のDolby Vision映像に不備。メタデータ設定に誤り
8 【ミニレビュー】AUDIOQUEST RCAケーブル「Black Beauty RCA」
9 シンプル&コンパクトで圧巻のサウンド!オーディオテクニカの「AT-SP3X」でレコードを楽しみ尽くす
10 ソニー、テレビ/サウンドバー/カメラなど一部製品を値上げ。8月1日出荷分から
7/18 10:50 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX