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PR 公開日 2022/12/22 06:30

ピッドホンは“生半可じゃない”! AVIOT「WA-Z1PNK」の鳴らす、圧巻の描写力に大満足

ハイエンドらしさ満載の音質特化型モデル
高橋 敦
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人気ロックバンド「凛として時雨」のドラムス、ピエール中野氏の完全監修によるワイヤレスイヤホン“ピヤホン”シリーズを展開してきたAVIOTから、そのコラボレーションモデルのヘッドホン「WA-Z1PNK」が発売された。待望の通称 “ピッドホン” の登場だ。

「WA-Z1PNK」¥OPEN

平面磁気駆動型ドライバーを搭載し、LDAC対応のBluetoothワイヤレス仕様でありつつ、バランス駆動を含む有線接続にも対応。外観も装着感も見事な仕上がりだ。

まさにピッドホンは、ピヤホンのファンのみならず幅広い音楽ファンにとって、要チェックな最新モデルと言える。本稿では、そんな本機の仕様や特徴、気になる無線・有線それぞれの試聴インプレッションなどを紹介しよう。

平面磁気駆動型/セミオープンを採用! こだわりの詰まった“音質特化型”モデル



ではまず、本製品の製品仕様や技術内容などから紹介していこう。最大のポイントは、やはり平面磁気駆動型ドライバーの採用だ。一般的なドライバーの振動板は、外部の磁気回路から押し引きされることでピストン・モーションを得ているのが通常である。

対して平面磁気駆動型ドライバーでは、振動板自体が磁気回路の一部となっており、振動板はその全面で磁力を受けて一律に駆動する。すると、振動板全体が乱れなくフラットなままに上下動し、歪みや位相乱れの低減、レスポンス向上など多くの利点を得られる。ピッドホンではそれを採用しているのだ。

ヘッドホンの⼼臓部とも⾔えるドライバーに、「平⾯磁気駆動型」ドライバーを採⽤しているのが大きな特徴

また、平面磁気駆動型がやや不得手とする音圧感や量感については、セミオープン構造ハウジングとその内部のチャンバーによる音響設計で補強している。この抜け目のない仕様、ピエール氏の音へのこだわりが強く感じられる。

平面磁界駆動型の不得手とする部分を、セミオープン構造のハウジングでカバー

とはいえそのドライバー性能も、その前段のワイヤレス部分がボトルネックとなっては台無し。そこでピッドホンでは、まずBluetoothコーデックとしてハイレゾワイヤレスの認証を通過したLDACにも対応。さらに、Bluetoothチップに一体化されたDAC/ヘッドホンアンプ回路は使わず、定評あるESS社のオーディオ専用チップを搭載し、D/A変換精度、S/N、駆動力等を確保。ドライバーに送り込む音楽信号の純度やパワーも十分に高めている。

さらに、ケーブル接続での有線利用にも対応し、それはUSBデジタルではなくアナログでの接続。つまり本機は、有線接続時には純然たるパッシブのヘッドホンとして動作し、本機搭載のDACやアンプは使用されない。この点は有線接続時の大きなポイントだ。

付属品には3.5mmステレオミニプラグケーブルや6.3mmステレオプラグアダプターを同梱

加えて、有線接続はバランス駆動にも対応。別途バランス駆動対応ケーブルを用意して、バランス駆動対応のDAP等と組み合わせれば、より広く緻密な空間表現などさらなる向上が狙える。なお、本機のリケーブル端子周りは半埋め込み型的な凹形状。バランス駆動ケーブルを購入の際は、プラグ周りがそこにうまくハマる形状のものを選ぶよう注意してほしい。

バランス駆動ケーブル購入の際は、プラグ周りの凹形状にはまるものを選定しよう

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