PR 公開日 2024/11/27 07:00
「Sonos Ace」レビュー。美しいデザインに高いノイキャン性能、そして音質…完成度の高さにVGP審査員が唸った
ヘッドホン初参入にも関わらず「VGP」コンセプト大賞を受賞した注目機
ホームオーディオとシアターオーディオに新しい流れを生み出してきたSonosによる初のヘッドホン「Sonos Ace」が、アワード「VGP2025」にてコンセプト大賞を受賞。審査員の一人として触れて、ブランド初とは思えない完成度の高さに唸らされた。その魅力を、ぜひ伝えさせていただきたい。
まず何よりも最初にお伝えしたいのはデザインの素晴らしさだ。外観が美しいという意味だけではない。いわゆるインダストリアルデザイン、美しさと機能性や使いやすさを兼ね備えるデザインという観点において、このヘッドホンは極めて優れている。
フォルムやラインは徹底的に整理されており、余計なディテールは施されていない。カラーリングも徹底的にシンプルで、ブラック/ソフトホワイトというピュアな1色に、ステンレス製のバンドやボタンといった金属パーツの輝き。それだけだ。それだけだからこそ美しい。
機能性も素晴らしく、中でも強調したいのが「アクティブノイズキャンセリング機能」がトップクラスに高いことだ。強力なノイキャンというとチップセットの活用によってなされることも多いが、本機は左右合計8基のマイクの配置やイヤーカップの設計、チューニング、そしてイヤーパッド自体の遮音性の高さといった、あらゆる要素を徹底的に作り込むことで実現したのだという。アウェアモードでの外音取り込みの聞こえ方は少し明るめの音調で、聴き取りやすさが補強されている。
いくつかあるボタンのうち、唯一金属色で目立たされ、デザイン上のアクセントとしても強く働かされているのが、「コンテンツキー」と呼ばれているスライドキーだ。上下スライドで音量調整、押し込むことで再生/停止、ダブルプッシュで次の曲、トリプルプッシュで前の曲と、再生の基本操作はこのスライドキーだけでこなせる。
再生中に何か操作する時は迷いなく、とりあえずこのスライドキーに手を伸ばせばよし、というわけだ。外観をスッキリさせるならタッチセンサーの方が良いが、Sonosは頭の横という目で見ることができない場所で、手探りでも確実かつ直感的に操作できるよう物理キーを採用したのだという。
コンテンツキーの下にはノイズコントロール/音声コントロールのボタン。これらの操作系統を全て右耳側に集約するとともに、ロゴも右ハウジングのみにあしらったことで、簡単に左右を判別できるようにしている。
装着感も極めて、極めて良好だ。なんでも開発段階ではヘッドホンが「耳から浮いている」ように感じるべきだと話されていたそうで、ルックスのソフトな印象に似つかわしく、上質なソファやベッドに包まれるような心地よさを耳周りに与えてくれる。
ドライバーは40mm径で、TPU層を2層のPeek層で挟んだ3層ラミネートの振動板で設計。これによって歪みを抑えつつ適切な感度を得ることが可能で、圧力の変化に対応できる強度も持たせたという。40mmというサイズも、サウンドやデザイン、使いやすさ、そしてノイキャンといったあらゆる要素を満たすものとして決められたそうだ。
このドライバーはリアキャビティに直接固定し、外部につながるベントで調整される。ドライバーからハウジングまで、望ましいレスポンスを得るべく設計されているのだ。
ほか、Apple Music/Amazon Musicの空間オーディオ、USB有線デジタル接続でのロスレス伝送、向いている方向を反映して聞こえ方を変えるヘッドラッキング等にも対応。バッテリー周りもノイキャン使用で連続再生最大30時間と強力だ。
機能面ではもうひとつ「テレビ音声スワップ」にも注目したい。あらかじめ同社サウンドバーとのテレビ音声スワップ設定をしておき、コンテンツキーをロングプッシュ。するとそれまではシアタースピーカーから再生されていたコンテンツのサウンドが、このヘッドホンへと受け渡される。しかもコンテンツがNetflixなど対応サービスのDolby Atmos作品であれば、ヘッドホンでもその空間表現が再現されるのだからもう言うことなし。
テレビ音声スワップの利用シーンとしては「周りにいる人の邪魔をしたくない場合」が想定されているようだが、逆に「周りに邪魔されたくない場合」にも活用できるだろう。何しろこのヘッドホンはノイキャン性能も高い。日中など周りが騒がしい状況でもコンテンツに没入できるはずだ。
■美しいデザインに最上レベルのノイキャン性能。全てに妥協をしないヘッドホン
まず何よりも最初にお伝えしたいのはデザインの素晴らしさだ。外観が美しいという意味だけではない。いわゆるインダストリアルデザイン、美しさと機能性や使いやすさを兼ね備えるデザインという観点において、このヘッドホンは極めて優れている。
フォルムやラインは徹底的に整理されており、余計なディテールは施されていない。カラーリングも徹底的にシンプルで、ブラック/ソフトホワイトというピュアな1色に、ステンレス製のバンドやボタンといった金属パーツの輝き。それだけだ。それだけだからこそ美しい。
機能性も素晴らしく、中でも強調したいのが「アクティブノイズキャンセリング機能」がトップクラスに高いことだ。強力なノイキャンというとチップセットの活用によってなされることも多いが、本機は左右合計8基のマイクの配置やイヤーカップの設計、チューニング、そしてイヤーパッド自体の遮音性の高さといった、あらゆる要素を徹底的に作り込むことで実現したのだという。アウェアモードでの外音取り込みの聞こえ方は少し明るめの音調で、聴き取りやすさが補強されている。
いくつかあるボタンのうち、唯一金属色で目立たされ、デザイン上のアクセントとしても強く働かされているのが、「コンテンツキー」と呼ばれているスライドキーだ。上下スライドで音量調整、押し込むことで再生/停止、ダブルプッシュで次の曲、トリプルプッシュで前の曲と、再生の基本操作はこのスライドキーだけでこなせる。
再生中に何か操作する時は迷いなく、とりあえずこのスライドキーに手を伸ばせばよし、というわけだ。外観をスッキリさせるならタッチセンサーの方が良いが、Sonosは頭の横という目で見ることができない場所で、手探りでも確実かつ直感的に操作できるよう物理キーを採用したのだという。
コンテンツキーの下にはノイズコントロール/音声コントロールのボタン。これらの操作系統を全て右耳側に集約するとともに、ロゴも右ハウジングのみにあしらったことで、簡単に左右を判別できるようにしている。
装着感も極めて、極めて良好だ。なんでも開発段階ではヘッドホンが「耳から浮いている」ように感じるべきだと話されていたそうで、ルックスのソフトな印象に似つかわしく、上質なソファやベッドに包まれるような心地よさを耳周りに与えてくれる。
ドライバーは40mm径で、TPU層を2層のPeek層で挟んだ3層ラミネートの振動板で設計。これによって歪みを抑えつつ適切な感度を得ることが可能で、圧力の変化に対応できる強度も持たせたという。40mmというサイズも、サウンドやデザイン、使いやすさ、そしてノイキャンといったあらゆる要素を満たすものとして決められたそうだ。
このドライバーはリアキャビティに直接固定し、外部につながるベントで調整される。ドライバーからハウジングまで、望ましいレスポンスを得るべく設計されているのだ。
ほか、Apple Music/Amazon Musicの空間オーディオ、USB有線デジタル接続でのロスレス伝送、向いている方向を反映して聞こえ方を変えるヘッドラッキング等にも対応。バッテリー周りもノイキャン使用で連続再生最大30時間と強力だ。
機能面ではもうひとつ「テレビ音声スワップ」にも注目したい。あらかじめ同社サウンドバーとのテレビ音声スワップ設定をしておき、コンテンツキーをロングプッシュ。するとそれまではシアタースピーカーから再生されていたコンテンツのサウンドが、このヘッドホンへと受け渡される。しかもコンテンツがNetflixなど対応サービスのDolby Atmos作品であれば、ヘッドホンでもその空間表現が再現されるのだからもう言うことなし。
テレビ音声スワップの利用シーンとしては「周りにいる人の邪魔をしたくない場合」が想定されているようだが、逆に「周りに邪魔されたくない場合」にも活用できるだろう。何しろこのヘッドホンはノイキャン性能も高い。日中など周りが騒がしい状況でもコンテンツに没入できるはずだ。