公開日 2014/03/10 11:37
今日から始める“ハイレゾ”入門(2)国内外のハイレゾ配信サイト総まとめ − それぞれの特徴と使い勝手をチェック
e-onkyo music/mora/KRIPTON HQM STORE/Linn Recordsなど
ハイレゾ音源を手に入れるには音楽配信サービスを利用するのが一番の早道だが、最近はハイレゾ配信サイトの数が増えてきたので、どこから買えばいいのか迷うこともある。そんな悩みを解決するために、楽曲のラインナップや使い勝手など、各配信サイトの特徴をまとめて紹介しよう。【各配信サイト特徴まとめはこちら】
■ハイレゾ配信サイトの選び方
ラインナップされている音源の傾向は各ハイレゾ配信サイトによって異なり、自分好みの音源があるサイトを選ぶことがまず大事になってくる。聴きたい作品やアーティストの音源が買えるかどうかを知るには、各配信サイトの検索機能を利用し、アルバム名やアーティスト名を入力するのが基本だ。また、所属レーベルがわかる場合は、そのレーベルが参加している配信サイトを絞り込むという方法もある。大半のハイレゾ配信サイトは複数のレーベルを取り扱っているが、多くのサイトではレーベル名で作品を絞り込むことができる。
一方、圧縮音源とハイレゾ音源の両方を販売している巨大サイトの場合は、レーベル検索ではなく、アーティスト名や曲名から探す方が見つかりやすい。ハイレゾ配信サイトのアルバム数は多くても数千タイトル程度だが、巨大サイトは数百万単位の作品を扱っているので、曲の探し方が変わってくるのだ。
曲の探しやすさや買いやすさでは日本のサイトが圧倒的に有利だが、ハイレゾ音源のなかには海外サイトでなければ購入できない作品もある。原則として英語表記なので登録時などに迷うことがあるかもしれないが、配信とは言っても基本はオンラインショッピングなので、基本的なステップを踏めば操作自体は決して難しくない。
海外サイトならではの難点は、販売対象地域が限定された作品が少なくないことと、海外発行クレジットカードが必要な例があることだ。ここで紹介するサイトにも一部そうした制約があるので、具体例は個別に紹介することにしよう。購入手続きが完了した後のダウンロードに要する時間は海外サイトと日本のサイトでそれほど変わらず、1アルバム当たり10〜30分程度で完了する。
同じ作品を複数のサイトで扱っている場合、ファイル形式、価格、付属データの3点をチェックしてから購入を決めることをお薦めする。ハイレゾ音源化の際のマスターの違いなどが原因でサンプリング周波数が異なる例は珍しくないし、価格は国内サイトと海外サイトで大きな違いがあるのが普通だが、ポイントやクーポンが利用できる場合はその点も考慮して判断しよう。ブックレットや画像データの有無もサイトによって条件が異なるので、そこにこだわる場合は必ずチェックしておきたい。それらの条件がすべて同じなら、ダウンロードソフトの有無など、使い勝手で判断すれば良い。
配信サイトによっては、同じアルバムに複数のファイル形式が用意されているケースもある。e-onkyo musicは同価格でWAVとFLACが選べる例が多いし、LinnRecordsはハイレゾ相当のスタジオマスターに限ってもFLACとALACの2種類を揃えている。HQMはサンプリング周波数によって価格が異なるタイトルがあり、そこでも迷ってしまう。
筆者のお薦めはFLACまたはALACなどのロスレスコーデックだ。ネットワークプレーヤー、パソコンどちらで再生する場合も曲順や曲名の表記がぶれにくく、ストレスが少ないことに加え、データのサイズもWAVの半分程度で済むため、ダウンロードが速くストレージのスペースも節約できるからだ。非圧縮によほどのこだわりがある場合以外は、再生環境の選択肢が広いFLACを選ぶのが順当だろう。
.■各ハイレゾ配信サイトの特徴まとめ
<目次>
・e-onkyo music
・mora
・KRIPTON HQM-STORE
・OTOTOY
・Highresaudio.jp
・VICTOR STUDIO HD-MUSIC
・Linn Records
・HD Tracks
・Channel Classics
・eClassical
・GIGA MUSIC
■ハイレゾ配信サイトの選び方
ラインナップされている音源の傾向は各ハイレゾ配信サイトによって異なり、自分好みの音源があるサイトを選ぶことがまず大事になってくる。聴きたい作品やアーティストの音源が買えるかどうかを知るには、各配信サイトの検索機能を利用し、アルバム名やアーティスト名を入力するのが基本だ。また、所属レーベルがわかる場合は、そのレーベルが参加している配信サイトを絞り込むという方法もある。大半のハイレゾ配信サイトは複数のレーベルを取り扱っているが、多くのサイトではレーベル名で作品を絞り込むことができる。
一方、圧縮音源とハイレゾ音源の両方を販売している巨大サイトの場合は、レーベル検索ではなく、アーティスト名や曲名から探す方が見つかりやすい。ハイレゾ配信サイトのアルバム数は多くても数千タイトル程度だが、巨大サイトは数百万単位の作品を扱っているので、曲の探し方が変わってくるのだ。
曲の探しやすさや買いやすさでは日本のサイトが圧倒的に有利だが、ハイレゾ音源のなかには海外サイトでなければ購入できない作品もある。原則として英語表記なので登録時などに迷うことがあるかもしれないが、配信とは言っても基本はオンラインショッピングなので、基本的なステップを踏めば操作自体は決して難しくない。
海外サイトならではの難点は、販売対象地域が限定された作品が少なくないことと、海外発行クレジットカードが必要な例があることだ。ここで紹介するサイトにも一部そうした制約があるので、具体例は個別に紹介することにしよう。購入手続きが完了した後のダウンロードに要する時間は海外サイトと日本のサイトでそれほど変わらず、1アルバム当たり10〜30分程度で完了する。
同じ作品を複数のサイトで扱っている場合、ファイル形式、価格、付属データの3点をチェックしてから購入を決めることをお薦めする。ハイレゾ音源化の際のマスターの違いなどが原因でサンプリング周波数が異なる例は珍しくないし、価格は国内サイトと海外サイトで大きな違いがあるのが普通だが、ポイントやクーポンが利用できる場合はその点も考慮して判断しよう。ブックレットや画像データの有無もサイトによって条件が異なるので、そこにこだわる場合は必ずチェックしておきたい。それらの条件がすべて同じなら、ダウンロードソフトの有無など、使い勝手で判断すれば良い。
配信サイトによっては、同じアルバムに複数のファイル形式が用意されているケースもある。e-onkyo musicは同価格でWAVとFLACが選べる例が多いし、LinnRecordsはハイレゾ相当のスタジオマスターに限ってもFLACとALACの2種類を揃えている。HQMはサンプリング周波数によって価格が異なるタイトルがあり、そこでも迷ってしまう。
筆者のお薦めはFLACまたはALACなどのロスレスコーデックだ。ネットワークプレーヤー、パソコンどちらで再生する場合も曲順や曲名の表記がぶれにくく、ストレスが少ないことに加え、データのサイズもWAVの半分程度で済むため、ダウンロードが速くストレージのスペースも節約できるからだ。非圧縮によほどのこだわりがある場合以外は、再生環境の選択肢が広いFLACを選ぶのが順当だろう。
.■各ハイレゾ配信サイトの特徴まとめ
<目次>
・e-onkyo music
・mora
・KRIPTON HQM-STORE
・OTOTOY
・Highresaudio.jp
・VICTOR STUDIO HD-MUSIC
・Linn Records
・HD Tracks
・Channel Classics
・eClassical
・GIGA MUSIC