公開日 2015/08/21 11:30
ビクタースタジオ・エンジニア名鑑:内田 孝弘 氏
内田 孝弘 氏
ビクタースタジオFLAIR所属マスタリングエンジニア
一部のロック系ではカリスマ的な存在とまでされたレコーディングエンジニアとしての実績をバックに2006年にマスタリングエンジニアに転身。
レコーディングエンジニア時代の作品の多くは、自らがマスタリングまで手掛け、徐々にマスタリングの奥深さと無限の可能性を感じ転向を決意、レコーディングエンジニアとしてのスキルを封印しマスタリングに特化。
スタイルは、自身の経験より「何でもいじる」ではないミックス素材の尊重派。これまでの日本プロ音楽録音賞授賞歴が実証するベーシックな“良い音づくり”の基本を持ちながら、個性溢れる過激なサウンドづくりにもその手腕を発揮。ロック系を中心にポップスからフュージョン系まで幅広いジャンルに対応する音楽的な懐の広さも発揮。
とにかく情報通、常に業界の動向に目を向け、エフェクターやプラグインの新し物好き。幅広くDAWの扱いに関しては他と一線を博すスキルを有し、ミックスとマスタリングの境が曖昧になってきた今こそ最も必要とされる人物。“FLAIR ROCK”の中心人物。
<内田氏からのコメント>
「或いはアナーキー」のハイレゾマスターづくりは、CDのマスタリングも手掛けていたので、メンバーの表現したい音像は事前に理解出来ていたこともありとてもやり易かったです。
ご存知のようにBUCK-TICKの音楽性というのは、大変広く、メンバーのバンドサウンドにシンセ、ノイズ、大胆なエフェクト等がふんだんにフィーチャーされる独特な世界観を持ったものです。「或いはアナーキー」のCDマスタリングに関しても、アルバムとして整えるというよりは1曲ずつ磨き上げていく感じで仕上げました。ですのでハイレゾの音づくりも、ミックスエンジニアの比留間さんと自分を中心にメンバー、スタッフで話し合い時間をかけて作ったCDのサウンドイメージを変えずに、自然な形でハイレゾならではの質感を持たせていこうということになりました。
具体的なサウンドメイクは、CDのスピーカーから飛び出してくるようなパワー感のあるサウンドに対して、ハイレゾでは音場がスピーカーの奥に広がっていくイメージで音の余韻や空気感が繊細に表現されるようなサウンドメイクを施したつもりです。
「或いはアナーキー」ではアルバムの世界観を変えることなくCDとハイレゾで異なるサウンドメイクを行い、両方聴いていただいたリスナーに「なるほど!」と思っていただけるような作品に仕上がったと思います。ぜひCDとハイレゾの両方を聴いていただき、その違いをお楽しみいただければと思います。
ビクタースタジオFLAIR所属マスタリングエンジニア
一部のロック系ではカリスマ的な存在とまでされたレコーディングエンジニアとしての実績をバックに2006年にマスタリングエンジニアに転身。
レコーディングエンジニア時代の作品の多くは、自らがマスタリングまで手掛け、徐々にマスタリングの奥深さと無限の可能性を感じ転向を決意、レコーディングエンジニアとしてのスキルを封印しマスタリングに特化。
スタイルは、自身の経験より「何でもいじる」ではないミックス素材の尊重派。これまでの日本プロ音楽録音賞授賞歴が実証するベーシックな“良い音づくり”の基本を持ちながら、個性溢れる過激なサウンドづくりにもその手腕を発揮。ロック系を中心にポップスからフュージョン系まで幅広いジャンルに対応する音楽的な懐の広さも発揮。
とにかく情報通、常に業界の動向に目を向け、エフェクターやプラグインの新し物好き。幅広くDAWの扱いに関しては他と一線を博すスキルを有し、ミックスとマスタリングの境が曖昧になってきた今こそ最も必要とされる人物。“FLAIR ROCK”の中心人物。
<内田氏からのコメント>
「或いはアナーキー」のハイレゾマスターづくりは、CDのマスタリングも手掛けていたので、メンバーの表現したい音像は事前に理解出来ていたこともありとてもやり易かったです。
ご存知のようにBUCK-TICKの音楽性というのは、大変広く、メンバーのバンドサウンドにシンセ、ノイズ、大胆なエフェクト等がふんだんにフィーチャーされる独特な世界観を持ったものです。「或いはアナーキー」のCDマスタリングに関しても、アルバムとして整えるというよりは1曲ずつ磨き上げていく感じで仕上げました。ですのでハイレゾの音づくりも、ミックスエンジニアの比留間さんと自分を中心にメンバー、スタッフで話し合い時間をかけて作ったCDのサウンドイメージを変えずに、自然な形でハイレゾならではの質感を持たせていこうということになりました。
具体的なサウンドメイクは、CDのスピーカーから飛び出してくるようなパワー感のあるサウンドに対して、ハイレゾでは音場がスピーカーの奥に広がっていくイメージで音の余韻や空気感が繊細に表現されるようなサウンドメイクを施したつもりです。
「或いはアナーキー」ではアルバムの世界観を変えることなくCDとハイレゾで異なるサウンドメイクを行い、両方聴いていただいたリスナーに「なるほど!」と思っていただけるような作品に仕上がったと思います。ぜひCDとハイレゾの両方を聴いていただき、その違いをお楽しみいただければと思います。