公開日 2020/08/20 06:40
“マスク業界トップ級のひんやり感”は本当か? 「COOLMAX Premium」自腹購入レビュー
猛暑を夏用マスクで乗り切ろう
連日猛暑日が続いているが、マスクはやはり手放せない。熱中症対策で適宜外すのも必要だが、どうしても着けざるを得ない場面は多い。
みなさんもそうだろうが、私も、涼しくて息がしやすいマスクを探し続けている。いろいろなものを試しているのだが、バランスが取れていると感じ愛用しているのは、以前レビューした富山の「エステアール」という会社のマスクだ。
そんな中、ずいぶん前に注文した、“マスク業界トップ級のひんやり感” を謳う商品、「COOLMAX Premium」が自宅に届いたので、かんたんにレビューをお届けしよう。
本マスクは、まず名前のインパクトが強烈。iPhone 11 Pro Max並みの盛り盛り感がある。そして「マスク業界トップ級のひんやり感」と自ら謳っているのも、強い自信を持っていることはしっかり伝わってくる。「そこまですごいと言うなら買ってみようか」と、インパクトに負けてポチってしまった。価格が2枚入りで880円と、比較的安いことも決断を後押しした。
マスクのサイズは1サイズのみ。耳掛け部分にアジャスターが付いており、顔の大きい人から小さい人までフィットすると説明されている。顔が大きめの私も、あまり違和感のない程度のフィット感が得られた。ただし、ものすごく顔が大きいという自覚のある方は、素直にLサイズやLLサイズが用意されている商品を選ぶのが無難だろう。
超高分子量ポリエチレン繊維に冷感素材のアイスシルクを5.3%混紡した新素材を採用。これにより、接触冷湿感評価値(Q-MAX値)が0.5以上と、高い冷感効果を実現したという。なお、アイスシルクは繊維技術の名称で、シルクが素材に含まれているわけではない。
実際に装着してみると、たしかに、装着した瞬間はひんやり感が得られる。ただし時間が継続すると、接触冷感効果も次第に薄れてくる。体感では数分間くらいが上限だろうか。個人的には「圧倒的なひんやり感」とは感じなかった。
息苦しさはどうかというと、富山の「エステアール」ほどではないが、かなりしっかり空気を通す印象だ。これは立体構造になっており、口や鼻の周りのスペースがしっかり確保されていることも大きい。これでBFE、PFE、VFEいずれも99%カットするフィルター性能を両立しているのはたいしたものだ。
さきほど接触冷感効果はあまり長続きしないと述べたが、「ひんやり効果を持続させたいなら気化熱を利用すべし」とパッケージに書いてあった。早速、水をマスク内側に垂らして実験してみた。すると、これが効果てきめん。かなり長いあいだ、冷たさが続いた。この、気化熱を利用して冷却効果を高める方法は、本マスクに限らず応用できるので、ぜひ手持ちの布マスクで試してみて欲しい。
マスクは顔半分を覆うものなので、デザイン製も重要。そういう意味では、この「COOLMAX Premium」はシンプルで、ファッション性はほぼ皆無といっていい。左下に「COOLMAX Premium」と青字でプリントしてあるのも、個人的にはあまり好きではない。ホワイト一色しかないのも残念なポイントと感じる。ただし総じてシンプルなデザインのため、主張が少ないマスクを探しているのであれば問題ないだろう。
マスク業界トップ級のひんやり感というのはさすがに言い過ぎだが、値段に比してよく出来ている、しっかり作られた商品という印象を受けた。夏用マスクの選択肢に加えてみてはいかがだろうか。
みなさんもそうだろうが、私も、涼しくて息がしやすいマスクを探し続けている。いろいろなものを試しているのだが、バランスが取れていると感じ愛用しているのは、以前レビューした富山の「エステアール」という会社のマスクだ。
そんな中、ずいぶん前に注文した、“マスク業界トップ級のひんやり感” を謳う商品、「COOLMAX Premium」が自宅に届いたので、かんたんにレビューをお届けしよう。
本マスクは、まず名前のインパクトが強烈。iPhone 11 Pro Max並みの盛り盛り感がある。そして「マスク業界トップ級のひんやり感」と自ら謳っているのも、強い自信を持っていることはしっかり伝わってくる。「そこまですごいと言うなら買ってみようか」と、インパクトに負けてポチってしまった。価格が2枚入りで880円と、比較的安いことも決断を後押しした。
マスクのサイズは1サイズのみ。耳掛け部分にアジャスターが付いており、顔の大きい人から小さい人までフィットすると説明されている。顔が大きめの私も、あまり違和感のない程度のフィット感が得られた。ただし、ものすごく顔が大きいという自覚のある方は、素直にLサイズやLLサイズが用意されている商品を選ぶのが無難だろう。
超高分子量ポリエチレン繊維に冷感素材のアイスシルクを5.3%混紡した新素材を採用。これにより、接触冷湿感評価値(Q-MAX値)が0.5以上と、高い冷感効果を実現したという。なお、アイスシルクは繊維技術の名称で、シルクが素材に含まれているわけではない。
実際に装着してみると、たしかに、装着した瞬間はひんやり感が得られる。ただし時間が継続すると、接触冷感効果も次第に薄れてくる。体感では数分間くらいが上限だろうか。個人的には「圧倒的なひんやり感」とは感じなかった。
息苦しさはどうかというと、富山の「エステアール」ほどではないが、かなりしっかり空気を通す印象だ。これは立体構造になっており、口や鼻の周りのスペースがしっかり確保されていることも大きい。これでBFE、PFE、VFEいずれも99%カットするフィルター性能を両立しているのはたいしたものだ。
さきほど接触冷感効果はあまり長続きしないと述べたが、「ひんやり効果を持続させたいなら気化熱を利用すべし」とパッケージに書いてあった。早速、水をマスク内側に垂らして実験してみた。すると、これが効果てきめん。かなり長いあいだ、冷たさが続いた。この、気化熱を利用して冷却効果を高める方法は、本マスクに限らず応用できるので、ぜひ手持ちの布マスクで試してみて欲しい。
マスクは顔半分を覆うものなので、デザイン製も重要。そういう意味では、この「COOLMAX Premium」はシンプルで、ファッション性はほぼ皆無といっていい。左下に「COOLMAX Premium」と青字でプリントしてあるのも、個人的にはあまり好きではない。ホワイト一色しかないのも残念なポイントと感じる。ただし総じてシンプルなデザインのため、主張が少ないマスクを探しているのであれば問題ないだろう。
マスク業界トップ級のひんやり感というのはさすがに言い過ぎだが、値段に比してよく出来ている、しっかり作られた商品という印象を受けた。夏用マスクの選択肢に加えてみてはいかがだろうか。