公開日 2024/04/12 06:30
人間の生きる意味とは何か?悩める大人に観て欲しいディズニー&ピクサー作品!
【第110回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。2017年公開の『ソウルフル・ワールド』をご紹介します!
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『ソウルフル・ワールド』(2017年・アメリカ)
(配信:Disney+)
第93回アカデミー賞にて長編アニメーション賞を含む2部門を受賞したディズニー&ピクサーの長編アニメーション作品。プロのジャズ・ミュージシャンを志すも、現実は中学の非常勤講師として音楽を教えているジョー。そんな彼に有名なジャズ・ミュージシャンと共に演奏する絶好の機会が訪れるも、マンホールに落ちて意識を失ってしまう。目が覚めるとソウル(魂)の世界におり、このままでは死んでしまうことを悟ったジョーは、まだ人間になる前のソウルである“22番”の力を借りて何とか元いた世界に戻るのだが…。
誰にだって思い描いた夢や希望があると思う。そして、それを実現できる人とできない人が必ずいる。後者であった場合、その人生は「不幸」であると言えるのか。否、きっとそうではないと思う。
現世に戻るも、手違いで猫の肉体に入ってしまったジョーと、ジョーの肉体に入ってしまった“22番”。それまで俯瞰的に見ることのなかった自分や周囲との関係性を目の当たりにしていくジョーと、人間の世界にときめいていく“22番”。そんな二人の姿を通して、夢や希望が“呪い”になり得るリスクや、生き方は決してひとつだけではないということが見えてくる。人生に迷った時、物事が思い通りにいかず心が疲弊してしまった時、この物語はきっとあなたの味方になってくれると思います。
(C)2024 Disney/Pixar
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『ソウルフル・ワールド』(2017年・アメリカ)
(配信:Disney+)
第93回アカデミー賞にて長編アニメーション賞を含む2部門を受賞したディズニー&ピクサーの長編アニメーション作品。プロのジャズ・ミュージシャンを志すも、現実は中学の非常勤講師として音楽を教えているジョー。そんな彼に有名なジャズ・ミュージシャンと共に演奏する絶好の機会が訪れるも、マンホールに落ちて意識を失ってしまう。目が覚めるとソウル(魂)の世界におり、このままでは死んでしまうことを悟ったジョーは、まだ人間になる前のソウルである“22番”の力を借りて何とか元いた世界に戻るのだが…。
誰にだって思い描いた夢や希望があると思う。そして、それを実現できる人とできない人が必ずいる。後者であった場合、その人生は「不幸」であると言えるのか。否、きっとそうではないと思う。
現世に戻るも、手違いで猫の肉体に入ってしまったジョーと、ジョーの肉体に入ってしまった“22番”。それまで俯瞰的に見ることのなかった自分や周囲との関係性を目の当たりにしていくジョーと、人間の世界にときめいていく“22番”。そんな二人の姿を通して、夢や希望が“呪い”になり得るリスクや、生き方は決してひとつだけではないということが見えてくる。人生に迷った時、物事が思い通りにいかず心が疲弊してしまった時、この物語はきっとあなたの味方になってくれると思います。
(C)2024 Disney/Pixar
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ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |