4モデルを安蔵靖志が徹底レポート
【レビュー】ウェアラブル/アクションカメラ主要4機種を全方位比較
JVC「GC-XA2」
■ケースなしで装着できるがアクセサリーはやや物足りない
まずは“ハンドルバーマウント”「MT-HB001」(実勢価格1780円)に装着してみた。MT-HB001はかなりシンプルなカメラ雲台という感じだ。クイックシューが付いているため手軽に取り外せるものの、角度の調節は全くできない。
クイックシューは取り外しが簡単だが、ほんの少しのすき間が揺れを増幅してしまうおそれがある。場合によっては、テープなどを使ってがたつきをなくすような処置が必要になるだろう。
続いて、“チェストマウントハーネス”「MT-CH001」を使って胸に装着してみた。同様のアクセサリーはGoProのHERO 3にもソニーのアクションカムにも用意されている。自転車の動きに追従するハンドルバーマウントとも、頭の動き(視線の動き)に追従するヘッドストラップなどとも違って、胴体の動きに追従するのが大きな特徴だ。激しく動くサーフィンやスノーボード、BMXなどに使うのはいいかもしれないが、サイクリング程度では特に装着するメリットはあまり感じられなかった。
■ほかの機種より手軽にWi-Fi接続が可能
スマートフォンなどからWi-Fi接続する場合、ほかの機種では基本的に事前の機器登録が必要になる。取扱説明書などに記載されているSSIDとパスワードをメモしておかないと、出先でスマートフォンを接続しようとして「パスワードが分からない!」という事態に陥ってしまう。
その点、ADIXXIONは液晶ディスプレイを搭載しているため、Wi-Fiの初期設定がとても簡単だ。SSIDとパスワードが画面に表示されるため、自分のスマートフォンだけでなく、友人のスマートフォンやタブレットを接続して撮影や動画の転送なども簡単にできる。
最大4台までのカメラを接続して切り替えられる機能もユニークで、最大5倍のデジタルズームを使える点も魅力といえる。
PANASONIC「HX-A100」
■最も目線に近い、臨場感のある撮影が可能
パナソニックの“ウェアラブルカメラ”「HX-A100」は、とてもユニークなスタイルのアクションカメラだ。カメラ部を両耳に引っかけて取り付ける「イヤーフック」と、本体部を腕に取り付ける「アームバンドケース」が付属しており、これらによって身体にピッタリと装着する。
なかなか違和感のある装着方法ではあるが、カメラ部が約30g(本体部は約117g)と最も軽くてコンパクト(26W×26.5H×66Dmm)なこともあり、一度取り付けるとしっかりと頭にフィットする感じだ。
今回4機種をさまざまな装着方法で試してみたが、自転車のハンドルに取り付けるのと頭に装着するのと、胸に装着するので、それぞれに違った視点を楽しめる。高さが少し違うだけで臨場感が変わってくるのを感じた。その点で言えば、HX-A100は目線に近い場所に装着するため、最もライブ感のある視点で撮影できるように思えた。
4機種の中で唯一、ディスプレイを全く搭載していないため、操作には慣れが必要になる。撮影・停止は簡単だが、アプリを使わないと設定の変更などはできない。画質モードや動作モードを確認できる程度のディスプレイは搭載してほしかったところだ。
■専用アプリはもう少しブラッシュアップが必要
スマートフォン・タブレット向けの専用無料アプリ「Panasonic Image App」の使い勝手は、ほかの機種に比べて少し不親切な感じがある。ほかの機種では全画面に拡大してライブビュー撮影ができるが、このアプリでは全画面撮影ができないのが残念なところ。
撮影した動画を画面でドラッグ&ドロップすることでスマートフォンに転送することも可能だが、決して直感的とはいえない。
HX-A100のユニークな点は動画共有サービス「USTREAM」を通じて撮影映像をライブ中継できる点にある。使い勝手はほかの機種に劣る部分が多いが、ライブ中継したい人には便利だろう。
■ケースなしで装着できるがアクセサリーはやや物足りない
まずは“ハンドルバーマウント”「MT-HB001」(実勢価格1780円)に装着してみた。MT-HB001はかなりシンプルなカメラ雲台という感じだ。クイックシューが付いているため手軽に取り外せるものの、角度の調節は全くできない。
クイックシューは取り外しが簡単だが、ほんの少しのすき間が揺れを増幅してしまうおそれがある。場合によっては、テープなどを使ってがたつきをなくすような処置が必要になるだろう。
続いて、“チェストマウントハーネス”「MT-CH001」を使って胸に装着してみた。同様のアクセサリーはGoProのHERO 3にもソニーのアクションカムにも用意されている。自転車の動きに追従するハンドルバーマウントとも、頭の動き(視線の動き)に追従するヘッドストラップなどとも違って、胴体の動きに追従するのが大きな特徴だ。激しく動くサーフィンやスノーボード、BMXなどに使うのはいいかもしれないが、サイクリング程度では特に装着するメリットはあまり感じられなかった。
■ほかの機種より手軽にWi-Fi接続が可能
スマートフォンなどからWi-Fi接続する場合、ほかの機種では基本的に事前の機器登録が必要になる。取扱説明書などに記載されているSSIDとパスワードをメモしておかないと、出先でスマートフォンを接続しようとして「パスワードが分からない!」という事態に陥ってしまう。
その点、ADIXXIONは液晶ディスプレイを搭載しているため、Wi-Fiの初期設定がとても簡単だ。SSIDとパスワードが画面に表示されるため、自分のスマートフォンだけでなく、友人のスマートフォンやタブレットを接続して撮影や動画の転送なども簡単にできる。
最大4台までのカメラを接続して切り替えられる機能もユニークで、最大5倍のデジタルズームを使える点も魅力といえる。
PANASONIC「HX-A100」
■最も目線に近い、臨場感のある撮影が可能
パナソニックの“ウェアラブルカメラ”「HX-A100」は、とてもユニークなスタイルのアクションカメラだ。カメラ部を両耳に引っかけて取り付ける「イヤーフック」と、本体部を腕に取り付ける「アームバンドケース」が付属しており、これらによって身体にピッタリと装着する。
なかなか違和感のある装着方法ではあるが、カメラ部が約30g(本体部は約117g)と最も軽くてコンパクト(26W×26.5H×66Dmm)なこともあり、一度取り付けるとしっかりと頭にフィットする感じだ。
今回4機種をさまざまな装着方法で試してみたが、自転車のハンドルに取り付けるのと頭に装着するのと、胸に装着するので、それぞれに違った視点を楽しめる。高さが少し違うだけで臨場感が変わってくるのを感じた。その点で言えば、HX-A100は目線に近い場所に装着するため、最もライブ感のある視点で撮影できるように思えた。
4機種の中で唯一、ディスプレイを全く搭載していないため、操作には慣れが必要になる。撮影・停止は簡単だが、アプリを使わないと設定の変更などはできない。画質モードや動作モードを確認できる程度のディスプレイは搭載してほしかったところだ。
■専用アプリはもう少しブラッシュアップが必要
スマートフォン・タブレット向けの専用無料アプリ「Panasonic Image App」の使い勝手は、ほかの機種に比べて少し不親切な感じがある。ほかの機種では全画面に拡大してライブビュー撮影ができるが、このアプリでは全画面撮影ができないのが残念なところ。
撮影した動画を画面でドラッグ&ドロップすることでスマートフォンに転送することも可能だが、決して直感的とはいえない。
HX-A100のユニークな点は動画共有サービス「USTREAM」を通じて撮影映像をライブ中継できる点にある。使い勝手はほかの機種に劣る部分が多いが、ライブ中継したい人には便利だろう。