4モデルを安蔵靖志が徹底レポート
【レビュー】ウェアラブル/アクションカメラ主要4機種を全方位比較
<4>各モデルの画質を徹底検証
<画質検証>GoPro「HERO 3 ブラックエディション」
■ディテールまでしっかり描き分ける突出した画質
「HERO 3」の画質はかなりのものだ。銀杏並木の色が薄緑がかった黄色として記録されており、路面や植え込みなどのディテールもしっかりと描かれている。
以下は「HERO 3」をヘッドマウントして撮影した映像をYouTubeにアップしたものだ。YouTubeの性質上、映像は圧縮/再エンコードされてしまっているので、参考程度に視聴してほしい。
ハンドルバー/シートポストマウントは自転車のハンドルにがっちり固定するため、路面の凹凸がダイレクトに細かく伝わる感じがあった。揺れ自体は小さいため、あまり映像に不快感がない。
木々の暗がりと明るい空が一緒に映るコントラストの強いシーンでも、木々の暗がりがつぶれることなく映し出されている。
GoPro「HERO 3 ブラックエディション」で撮影した映像のキャプチャー
銀杏並木のすき間から空がのぞき見えるシーンでは、木々と空との境界部分にきつい色のにじみが出ていたが、ほかのシーンではそのようなことはなかった。
「HERO 3」で感じるのは、「撮影者が見たいシーンを記録する」という発想だ。空が見えるシーンでは、空がかなり白飛びしてしまっているが、その代わり暗部が黒つぶれせずに描かれる。撮影者が残したい“記憶”を記録してくれるという印象を受けた。
4K映像はヘッドストラップで頭に装着し、徒歩で撮影を試みた。15フレーム/秒のため、歩くたびに映像が縦方向に圧縮されるような感じがあるものの、フルハイビジョン映像にはないディテールがしっかりと描かれているのを確認できた。
4K撮影した映像のキャプチャー
※画像は縮小したもの
広角単焦点のため撮影用とは限られるものの、画質的には一般的なビデオカメラの代わりに十分使えるレベルだと感じる。
<画質検証>SONY「HDR-AS30V」
■コントラスト感があり見栄えの良い映像
「HDR-AS30V」はハンドルバーマウントとハンドルの間にゴムを挟むためか、路面の凹凸や段差が大きな揺れとなってブレにつながってしまう。がっちりと固定された「HERO 3」の方が振動によるブレがあまり感じられなかった。
以下は「HDR-AS30V」をヘッドマウントして撮影した映像をYouTubeにアップしたもの。前述の通り、再度のエンコード/圧縮がされてしまっているので参考程度に視聴してほしい。
映像は残念ながらディテールがあまり細かく描かれていない。木々の葉っぱ1枚1枚や石畳、路面、植え込みなどが、1枚ベールがかかっているような感じがある。ただしコントラストがハッキリとしているため、ぱっと見の印象は悪くない。
並木道から開けた道に出るシーンでは、空の色や雲の模様などが描かれていて気持ちよいが、その半面、木々のディテールが黒つぶれしてしまっている。このあたりは空を見たいのか、木々を見たいのかによって好みが分かれるところだろう。
SONY「HDR-AS30V」で撮影した画像のキャプチャー
銀杏並木の色も、筆者が自分で見た色よりも少し緑がかっているように感じた。銀杏並木から空が見えるシーンでは、「HERO 3」と同じように境界部分での色のにじみが見られた。
画質は決して悪くないのだが、やはり同社のハンディカムの代わりになるほどではないという印象だった。
<画質検証>GoPro「HERO 3 ブラックエディション」
■ディテールまでしっかり描き分ける突出した画質
「HERO 3」の画質はかなりのものだ。銀杏並木の色が薄緑がかった黄色として記録されており、路面や植え込みなどのディテールもしっかりと描かれている。
以下は「HERO 3」をヘッドマウントして撮影した映像をYouTubeにアップしたものだ。YouTubeの性質上、映像は圧縮/再エンコードされてしまっているので、参考程度に視聴してほしい。
ハンドルバー/シートポストマウントは自転車のハンドルにがっちり固定するため、路面の凹凸がダイレクトに細かく伝わる感じがあった。揺れ自体は小さいため、あまり映像に不快感がない。
木々の暗がりと明るい空が一緒に映るコントラストの強いシーンでも、木々の暗がりがつぶれることなく映し出されている。
銀杏並木のすき間から空がのぞき見えるシーンでは、木々と空との境界部分にきつい色のにじみが出ていたが、ほかのシーンではそのようなことはなかった。
「HERO 3」で感じるのは、「撮影者が見たいシーンを記録する」という発想だ。空が見えるシーンでは、空がかなり白飛びしてしまっているが、その代わり暗部が黒つぶれせずに描かれる。撮影者が残したい“記憶”を記録してくれるという印象を受けた。
4K映像はヘッドストラップで頭に装着し、徒歩で撮影を試みた。15フレーム/秒のため、歩くたびに映像が縦方向に圧縮されるような感じがあるものの、フルハイビジョン映像にはないディテールがしっかりと描かれているのを確認できた。
※画像は縮小したもの
広角単焦点のため撮影用とは限られるものの、画質的には一般的なビデオカメラの代わりに十分使えるレベルだと感じる。
<画質検証>SONY「HDR-AS30V」
■コントラスト感があり見栄えの良い映像
「HDR-AS30V」はハンドルバーマウントとハンドルの間にゴムを挟むためか、路面の凹凸や段差が大きな揺れとなってブレにつながってしまう。がっちりと固定された「HERO 3」の方が振動によるブレがあまり感じられなかった。
以下は「HDR-AS30V」をヘッドマウントして撮影した映像をYouTubeにアップしたもの。前述の通り、再度のエンコード/圧縮がされてしまっているので参考程度に視聴してほしい。
映像は残念ながらディテールがあまり細かく描かれていない。木々の葉っぱ1枚1枚や石畳、路面、植え込みなどが、1枚ベールがかかっているような感じがある。ただしコントラストがハッキリとしているため、ぱっと見の印象は悪くない。
並木道から開けた道に出るシーンでは、空の色や雲の模様などが描かれていて気持ちよいが、その半面、木々のディテールが黒つぶれしてしまっている。このあたりは空を見たいのか、木々を見たいのかによって好みが分かれるところだろう。
銀杏並木の色も、筆者が自分で見た色よりも少し緑がかっているように感じた。銀杏並木から空が見えるシーンでは、「HERO 3」と同じように境界部分での色のにじみが見られた。
画質は決して悪くないのだが、やはり同社のハンディカムの代わりになるほどではないという印象だった。