公開日 2019/11/24 14:30
「AAEx2020」グランプリ受賞製品も登場
<2019TIAS>MAGICO、最新ブックシェルフ「A1」登場/日本音響ルームチューニングアイテムが10周年、記念モデルも
オーディオ編集部:伊佐山勝則
11月22日(金)から24日(日)までの3日間、東京国際フォーラム(有楽町)にて開催中の『2019東京インターナショナルオーディオショウ』。本稿では、エレクトリと日本音響エンジニアリング、キソアコースティック、アイシン高丘の模様をご紹介する。
■エレクトリ
エレクトリのブースはMAGICOのスピーカーを中心に、PASS LABやMcIntoshのアンプをはじめ、METRONOME TECHNOLOGIEのディスクプレーヤーやMERGING TECHNOLOGIES社のネットワークシステム、STST社のアナログプレーヤーやEMTのカートリッジ等々人気ブランドが勢揃い。常に来場者が絶えないブースになっている。
そんななか、今回の最も大きな話題は、MAGICO「Aシリーズ」の新たなラインアップとして登場した、ブックシェルフ型スピーカー「A1」が大阪ハイエンドショウに続き披露されたこと。本機は昨年登場したフロア型「A3」の世界的ヒットを受けて登場させた2ウェイスピーカー。
同ブランドとしては最エントリーに位置するモデルながら、MAGICOがこれまでに培ってきた技術やノウハウを惜しみなく投入したモデルで、A3用に新設計された28mm径ベリリウム製トゥイーターや、新開発の6.5 インチのミッドバスドライバーを搭載している。なお本機にも上位モデルと同様にMAGICOがその品質を保証するMマークの称号が与えられている。
エレクトリのブースではこのA1のほかにも、最上位ライン、Mシリーズの最新フロア型「M2」をメインスピーカーとしてデモンストレーション。カーボン・モノコック製エンクロージャーを採用した3ウェイ・4スピーカーで、シリーズ中で最もコンパクトなモデルとして注目を集めていた。
その他にもMcIntoshから新製品のプリメインアンプ「MA352」を披露。真空管とソリッドステートのハイブリッド式で、プリアンプ段には2本の12AX7aと2本の12AT7を使用。出力段はダイレクト・カップルド・ソリッドステート構成で、200W+200W(8Ω)320W+320W(4Ω)を実現。
同じくMcIntoshからは最新パワーアンプ「MC312」と「MC462」も展示。「MC312」はMC302のコンセプトを受け継いだエントリーモデル。「MC462」は450W+450W(2Ω、4Ω、8Ω)の定格出力で、同社パワーアンプの中で最大の出力を誇るステレオパワーアンプとなっている。
また、FirstWattからは「SIT-1」「SIT-2」の設計思想と構造を受け継いだ最新パワーアンプ「SIT-3」が登場。専用のSIT出力素子を搭載したシングルエンドシングルステージの最新クラスAモデルで、日本の販売は30台限定となっている。
■日本音響エンジニアリング
エレクトリのブースでは日本音響エンジニアリングも正式参加。同社のAGS(柱状拡散体)によるルームチューニングアイテムが例年以上にバリエーション豊かに展示され、実際のデモンストレーションも実施されている。ブース内には特注製品としてMAGICOの最新ブックシェルフ「A1」が埋め込めるスペースを設けたAGS(柱状拡散体)を展示。
さらには同社の自立式スタンド「SYLVAN」の誕生10周年を記念し、希少なチーク材を採用した限定モデルも登場。「SYLVAN LIMITED EDITION」「ANKH-III LIMITED EDITION」「ANKH-VI LIMITED EDITION」の3モデルをラインアップし、それぞれ20台の限定発売。現行のレギュラーモデルとの比較試聴も行われている。
■キソアコースティック
Kiso Acousticのブースでは、高峰楽器製作所のノウハウを結集させた楽器製作技術によるキャビネットと、 入念なサウンドチューニングによって完成する同社のコンパクトハイエンドスピーカーの連続試聴会を実施。
今年は同ブランドを代表するモデルである「HB-X1」を、片チャンネルあたり2本使用したダブルスタックシステムでのデモンストレーションがメインテーマ。これはオプションである「W STACK STAND」を使用することで実現できるもので、この「インターナショナルオーディオショウ」では初めての試みであるという。PASS LABのプリ、パワーアンプでドライブし、MERGING TECHNOLOGIES社のネットワークDAC等を使用してのハイレゾ音源を中心としたデモが行われている。
さらに、昨年登場し、より幅広い音楽ファンをターゲットに、一切の品質的な妥協はせずにペアで88万円(税別)という価格を実現した「HB-N1」の試聴も実施された。
同社のオーディオアクセサリーブランドであるShizuka-静-のルームチューニングや各種のチューニングアイテムで綿密にサウンドチューニングされた部屋で、同社のスピーカーの音質が堪能できる空間になっている。
■アイシン高丘
アイシン高丘では同社TAOCブランドのオーディオラックの中核シリーズにあたり、世界的なヒットモデルとなっている「ASRシリーズ」が第3世代の「ASRIIIシリーズ」へと進化。同シリーズを中心にデモンストレーションが行われている。
同シリーズは最高峰のCSRシリーズで投入された新たな制振、 整振技術を惜しみなく投入。アルミフレームを基本に、スーパーハイカーボン鋳鉄を随所に配置した新たな連結機構を採用。TAOCが長年培ってきた経験と新たな技術が融合された、ブランドの新たな核となるオーディオラックである。
会場ではこの「ASRIIIシリーズ」の音質効果がじっくりと体験できるように、旧モデルとの比較試聴を中心とした。デモンストレーションも実施されている。
また、「ASRIIIシリーズ」は本年度の「オーディオアクセサリー銘機賞2020」にて最高峰のグランプリを受賞。ブース内ではこの受賞を記念した『オーディオアクセサリー誌』の最新号(175号)で掲載した記事も展示し、その高い評価をアピールしている。
■エレクトリ
エレクトリのブースはMAGICOのスピーカーを中心に、PASS LABやMcIntoshのアンプをはじめ、METRONOME TECHNOLOGIEのディスクプレーヤーやMERGING TECHNOLOGIES社のネットワークシステム、STST社のアナログプレーヤーやEMTのカートリッジ等々人気ブランドが勢揃い。常に来場者が絶えないブースになっている。
そんななか、今回の最も大きな話題は、MAGICO「Aシリーズ」の新たなラインアップとして登場した、ブックシェルフ型スピーカー「A1」が大阪ハイエンドショウに続き披露されたこと。本機は昨年登場したフロア型「A3」の世界的ヒットを受けて登場させた2ウェイスピーカー。
同ブランドとしては最エントリーに位置するモデルながら、MAGICOがこれまでに培ってきた技術やノウハウを惜しみなく投入したモデルで、A3用に新設計された28mm径ベリリウム製トゥイーターや、新開発の6.5 インチのミッドバスドライバーを搭載している。なお本機にも上位モデルと同様にMAGICOがその品質を保証するMマークの称号が与えられている。
エレクトリのブースではこのA1のほかにも、最上位ライン、Mシリーズの最新フロア型「M2」をメインスピーカーとしてデモンストレーション。カーボン・モノコック製エンクロージャーを採用した3ウェイ・4スピーカーで、シリーズ中で最もコンパクトなモデルとして注目を集めていた。
その他にもMcIntoshから新製品のプリメインアンプ「MA352」を披露。真空管とソリッドステートのハイブリッド式で、プリアンプ段には2本の12AX7aと2本の12AT7を使用。出力段はダイレクト・カップルド・ソリッドステート構成で、200W+200W(8Ω)320W+320W(4Ω)を実現。
同じくMcIntoshからは最新パワーアンプ「MC312」と「MC462」も展示。「MC312」はMC302のコンセプトを受け継いだエントリーモデル。「MC462」は450W+450W(2Ω、4Ω、8Ω)の定格出力で、同社パワーアンプの中で最大の出力を誇るステレオパワーアンプとなっている。
また、FirstWattからは「SIT-1」「SIT-2」の設計思想と構造を受け継いだ最新パワーアンプ「SIT-3」が登場。専用のSIT出力素子を搭載したシングルエンドシングルステージの最新クラスAモデルで、日本の販売は30台限定となっている。
■日本音響エンジニアリング
エレクトリのブースでは日本音響エンジニアリングも正式参加。同社のAGS(柱状拡散体)によるルームチューニングアイテムが例年以上にバリエーション豊かに展示され、実際のデモンストレーションも実施されている。ブース内には特注製品としてMAGICOの最新ブックシェルフ「A1」が埋め込めるスペースを設けたAGS(柱状拡散体)を展示。
さらには同社の自立式スタンド「SYLVAN」の誕生10周年を記念し、希少なチーク材を採用した限定モデルも登場。「SYLVAN LIMITED EDITION」「ANKH-III LIMITED EDITION」「ANKH-VI LIMITED EDITION」の3モデルをラインアップし、それぞれ20台の限定発売。現行のレギュラーモデルとの比較試聴も行われている。
■キソアコースティック
Kiso Acousticのブースでは、高峰楽器製作所のノウハウを結集させた楽器製作技術によるキャビネットと、 入念なサウンドチューニングによって完成する同社のコンパクトハイエンドスピーカーの連続試聴会を実施。
今年は同ブランドを代表するモデルである「HB-X1」を、片チャンネルあたり2本使用したダブルスタックシステムでのデモンストレーションがメインテーマ。これはオプションである「W STACK STAND」を使用することで実現できるもので、この「インターナショナルオーディオショウ」では初めての試みであるという。PASS LABのプリ、パワーアンプでドライブし、MERGING TECHNOLOGIES社のネットワークDAC等を使用してのハイレゾ音源を中心としたデモが行われている。
さらに、昨年登場し、より幅広い音楽ファンをターゲットに、一切の品質的な妥協はせずにペアで88万円(税別)という価格を実現した「HB-N1」の試聴も実施された。
同社のオーディオアクセサリーブランドであるShizuka-静-のルームチューニングや各種のチューニングアイテムで綿密にサウンドチューニングされた部屋で、同社のスピーカーの音質が堪能できる空間になっている。
■アイシン高丘
アイシン高丘では同社TAOCブランドのオーディオラックの中核シリーズにあたり、世界的なヒットモデルとなっている「ASRシリーズ」が第3世代の「ASRIIIシリーズ」へと進化。同シリーズを中心にデモンストレーションが行われている。
同シリーズは最高峰のCSRシリーズで投入された新たな制振、 整振技術を惜しみなく投入。アルミフレームを基本に、スーパーハイカーボン鋳鉄を随所に配置した新たな連結機構を採用。TAOCが長年培ってきた経験と新たな技術が融合された、ブランドの新たな核となるオーディオラックである。
会場ではこの「ASRIIIシリーズ」の音質効果がじっくりと体験できるように、旧モデルとの比較試聴を中心とした。デモンストレーションも実施されている。
また、「ASRIIIシリーズ」は本年度の「オーディオアクセサリー銘機賞2020」にて最高峰のグランプリを受賞。ブース内ではこの受賞を記念した『オーディオアクセサリー誌』の最新号(175号)で掲載した記事も展示し、その高い評価をアピールしている。