公開日 2021/02/24 17:22
新たに3トラック追加された最新バージョン
石田善之氏による“生録”の名盤、「世界の蒸気機関車」がXRCDリマスタリングで復活!
PHILEWEB AUDIO編集部
「季刊オーディオアクセサリー」「季刊アナログ」など、音元出版刊行のオーディオ専門誌で活躍するオーディオ評論家・石田善之氏が録音を手がけ、2010 年に発売された「世界の蒸気機関車」が、リマスタリング盤として蘇った。発売は2月下旬で、PHILEWEB.shopにて注文を受付中である。
「世界の蒸気機関車」(2XRCD)GCAC 1039/40 内容詳細とご注文はこちら
この音源はもともと、蒸気機関車に並々ならぬ愛情を持つ石田氏によってデモ用に作られたもの。日本国内では大井川鉄道と国鉄山口線、海外では台湾、アメリカ、スイス、イギリスそしてインドといった世界各国の蒸気機関車の音が収録された。さらに今回は、中国と北海道の鉄道について新しく3トラックが追加されている。
新たなパッケージは、2021年1月にJVC マスタリングセンターにてリマスタリングが行われ、ビクターが開発した高音質CDフォーマットであるXRCDとして収録。原音に忠実な芯のある力強い音が魅力のXRCDは、通常のCDプレーヤーで再生可能である。ライナーノートには、石田善之氏本人による詳細な解説を掲載。録音の使用機材、現地の雰囲気などが細かく記載され貴重な情報が満載。新たに追加された3トラックについても、新原稿での解説が追加されている。
なおリマスタリング盤の発売にあたって、石田善之氏が当サイトに寄せた生のコメントを紹介しよう。
蒸気機関車の魅力を「音」で残した迫力の名盤
オープンリールテープで録った当時の生音がどう再生されるかが聴きどころ
このアルバムは、1970年代から2000年代までに私が録音したさまざまな蒸気機関車の音を集めております。日本国内だけではなく、台湾やスイス、モンゴルにも録音機材を持ち込み、録音を行いました。いまはICレコーダーのように手軽な録音機材もありますが、最初期の録音ではオープンリールテープを使っており、機材も重さが10kgほどもあってとても大変なものでした。
蒸気機関車は、いまもSLやまぐち号など現役で走っているものもありますが、一度はほとんど失われてしまったものでした。写真などでSLの魅力を残しているかたも数多くいますが、わたしは「音」としてその魅力を残すことができたのではと考えています。
また、オーディオマニア的観点でいうと、それぞれの時代の録音機材の変遷もお楽しみいただけます。デジタル機材は進化しましたが、収録される音も同じように進化した、というわけではないようにも思います。ぜひそういった録音機材の違いも感じていただけましたら幸いです。(石田善之氏・談)
この驚異的なリアル・サウンドは、これぞ「XRCD ~原音探求~」のなせる妙技として、生を超えるほどの大迫力の“生録”である。オーディオシステムの実力を発揮させる大音量での再生や、鉄道模型の走行での効果音にも! 鉄道ファン、生録ファン、そしてオーディオファン、全ての「音」のファンに捧げる作品である。
石田 善之氏 プロフィール
東京・江古田生まれの江古田育ち。日本大学芸術学部放送学科卒業後、インド、アフガニスタン、中近東を友人と車で1年かけて回り、自作の録音システムで音楽収集を行う。オーディオ誌への執筆は、20代からスタート。その的確で筋の通った評論は、長期に渡って多くのオーディオファンに支持されると同時に、オーディオ界に多大な影響を与えている。オーディオ業界への大きな影響力で知られる音元出版のアワード「オーディオ銘機賞」の審査委員を務める。
「世界の蒸気機関車」(2XRCD)GCAC 1039/40 内容詳細とご注文はこちら
この音源はもともと、蒸気機関車に並々ならぬ愛情を持つ石田氏によってデモ用に作られたもの。日本国内では大井川鉄道と国鉄山口線、海外では台湾、アメリカ、スイス、イギリスそしてインドといった世界各国の蒸気機関車の音が収録された。さらに今回は、中国と北海道の鉄道について新しく3トラックが追加されている。
新たなパッケージは、2021年1月にJVC マスタリングセンターにてリマスタリングが行われ、ビクターが開発した高音質CDフォーマットであるXRCDとして収録。原音に忠実な芯のある力強い音が魅力のXRCDは、通常のCDプレーヤーで再生可能である。ライナーノートには、石田善之氏本人による詳細な解説を掲載。録音の使用機材、現地の雰囲気などが細かく記載され貴重な情報が満載。新たに追加された3トラックについても、新原稿での解説が追加されている。
なおリマスタリング盤の発売にあたって、石田善之氏が当サイトに寄せた生のコメントを紹介しよう。
蒸気機関車の魅力を「音」で残した迫力の名盤
オープンリールテープで録った当時の生音がどう再生されるかが聴きどころ
このアルバムは、1970年代から2000年代までに私が録音したさまざまな蒸気機関車の音を集めております。日本国内だけではなく、台湾やスイス、モンゴルにも録音機材を持ち込み、録音を行いました。いまはICレコーダーのように手軽な録音機材もありますが、最初期の録音ではオープンリールテープを使っており、機材も重さが10kgほどもあってとても大変なものでした。
蒸気機関車は、いまもSLやまぐち号など現役で走っているものもありますが、一度はほとんど失われてしまったものでした。写真などでSLの魅力を残しているかたも数多くいますが、わたしは「音」としてその魅力を残すことができたのではと考えています。
また、オーディオマニア的観点でいうと、それぞれの時代の録音機材の変遷もお楽しみいただけます。デジタル機材は進化しましたが、収録される音も同じように進化した、というわけではないようにも思います。ぜひそういった録音機材の違いも感じていただけましたら幸いです。(石田善之氏・談)
この驚異的なリアル・サウンドは、これぞ「XRCD ~原音探求~」のなせる妙技として、生を超えるほどの大迫力の“生録”である。オーディオシステムの実力を発揮させる大音量での再生や、鉄道模型の走行での効果音にも! 鉄道ファン、生録ファン、そしてオーディオファン、全ての「音」のファンに捧げる作品である。
石田 善之氏 プロフィール
東京・江古田生まれの江古田育ち。日本大学芸術学部放送学科卒業後、インド、アフガニスタン、中近東を友人と車で1年かけて回り、自作の録音システムで音楽収集を行う。オーディオ誌への執筆は、20代からスタート。その的確で筋の通った評論は、長期に渡って多くのオーディオファンに支持されると同時に、オーディオ界に多大な影響を与えている。オーディオ業界への大きな影響力で知られる音元出版のアワード「オーディオ銘機賞」の審査委員を務める。
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