公開日 2025/01/10 16:43
ユニークなリモコン、デジタル入力オプションも用意
Dan D'Agostino、独自の新回路で磨きをかけたプリアンプ「Momentum C2」
編集部:成藤正宣
アクシスは、同社取り扱いブランドDan D'Agostino(ダン・ダゴスティーノ)から、プリアンプ「Momentum C2」を1月に発売する。価格は12,100,000円(税込)。
音質とデザインの両面で高い評価を得たという前モデル「Momentum HD」のコンセプトを継承しつつ、オーディオ回路への新技術の投入、デジタル音源に対応するための拡張性の強化、直感的に操作できる新型リモコンの採用など、さらなるブラッシュアップを図ったとするプリアンプ。
最上位モデルのノウハウを活かしたという回路方式「コンプリメンタリー・4サーキット・トポロジー(DFCT)」を採用。4つのJFETトランジスター・アレイをコンプリメンタリー・ディファレンシャル・プッシュプル配置するとともに、厳選したコンポーネントにより細心の注意を払って設計したとしており、入力インピーダンスを大幅に高めてノイズを低減。機械的にも電気的にも最適なアイソレーションを実現したという。これにより、重要度の高いプリアンプのフロントエンドステージにおいて完全な信号整合性を確保し、比類のない明瞭さと忠実さを実現したとする。
ボリュームコントロール回路は、光コントローラーのリレー制御によってラダー抵抗を切り替える精緻な完全バランス構成を採用。全レベルでクリーンかつ高い透明度を追求した。設定したボリュームレベルは、前モデルと同様にフロントパネル中央のメーターで確認でき、加えて電源ユニット側のディスプレイにも数値で表示される。フロントエンド回路/ボリューム回路/アウトプットの各セクションはL/R別に独立し、計6枚のディスクリート基板に分割配置することで、デュアルモノ構成に匹敵する高いセパレーションレシオも備えたという。
音質重視のCR型トーンコントロールを装備し、BASS/TREBLEそれぞれ1dB刻み/±6dBの範囲で調整可能。コントロールカーブのターンオーバー周波数は、一般的な1kHzを起点として増減させるのではなく、ローエンドとハイエンドに大幅にシフトさせている。このため中音域に過度な音質変化を及ぼすことがなく、トーナルバランスの微妙なコントロールが可能となり、音のニュアンスをナチュラルに整えられるとしている。ボタン操作により、回路自体のオン/オフにも対応する。
プリアンプから独立したヘッドホンアンプ回路も内蔵。フロントパネル右下のドア内に6.35mmヘッドホン出力を備え、ヘッドホンによるプライベートリスニングも楽しめる。
電源部は、安定した大容量と最大限のアイソレーションを図るためセパレート化。本体とは20アンペアのインターロック・コネクターを介して接続し、ロスのないダイレクトな大電流供給を行う。アナログ/デジタル回路それぞれに専用のカスタム・トロイダルトランスと整流回路を用意し、AC電力線からのRFノイズを低減するフィルタリング回路も搭載。強力でクリーンな電源を供給すると謳っている。電源ユニット中央には、ボリューム値や設定入力などの動作状態を表示するディスプレイも配置した。
シャーシは分厚いアルミブロックから丹念に削り出しており、米アリゾナの自社工場にて1台1台手作業で組み立てられる。外装仕上げはシルバーとブラックの2色を用意する。
精密加工されたアルミニウムとデルリンの筐体に液晶ディスプレイを備えた、ユニークな形状のBluetoothリモコンを同梱。双方向通信により本体と同じ情報を表示することができ、手元で直感的な操作が行えるとしている。
入力端子はXLRバランス×3系統/RCAアンバランス×1系統、出力端子はXLRバランス×2系統/6.35mmヘッドホン端子を搭載。オプションとしてPCM 384kHz/32bit、DSD256(11.2MHz)まで対応するデジタルストリーミングモジュール(DSM)が用意され、同軸/光/USB-Bデジタル入力、イーサネット端子、Wi-Fi入力を追加することができる。MQA/Roon Readyもサポートする。
周波数応答は0.1Hz - 1MHz(-1dB)/20Hz - 20kHz(±0dB)。S/Nは100dB(A-weighted)。歪率は<0.002%(20Hz - 20kHz)。入力インピーダンスは1MΩ、出力インピーダンスは0.05Ω。消費電力は25W。外形寸法は432W×226H×386Dmm、質量は33.1kg。
音質とデザインの両面で高い評価を得たという前モデル「Momentum HD」のコンセプトを継承しつつ、オーディオ回路への新技術の投入、デジタル音源に対応するための拡張性の強化、直感的に操作できる新型リモコンの採用など、さらなるブラッシュアップを図ったとするプリアンプ。
最上位モデルのノウハウを活かしたという回路方式「コンプリメンタリー・4サーキット・トポロジー(DFCT)」を採用。4つのJFETトランジスター・アレイをコンプリメンタリー・ディファレンシャル・プッシュプル配置するとともに、厳選したコンポーネントにより細心の注意を払って設計したとしており、入力インピーダンスを大幅に高めてノイズを低減。機械的にも電気的にも最適なアイソレーションを実現したという。これにより、重要度の高いプリアンプのフロントエンドステージにおいて完全な信号整合性を確保し、比類のない明瞭さと忠実さを実現したとする。
ボリュームコントロール回路は、光コントローラーのリレー制御によってラダー抵抗を切り替える精緻な完全バランス構成を採用。全レベルでクリーンかつ高い透明度を追求した。設定したボリュームレベルは、前モデルと同様にフロントパネル中央のメーターで確認でき、加えて電源ユニット側のディスプレイにも数値で表示される。フロントエンド回路/ボリューム回路/アウトプットの各セクションはL/R別に独立し、計6枚のディスクリート基板に分割配置することで、デュアルモノ構成に匹敵する高いセパレーションレシオも備えたという。
音質重視のCR型トーンコントロールを装備し、BASS/TREBLEそれぞれ1dB刻み/±6dBの範囲で調整可能。コントロールカーブのターンオーバー周波数は、一般的な1kHzを起点として増減させるのではなく、ローエンドとハイエンドに大幅にシフトさせている。このため中音域に過度な音質変化を及ぼすことがなく、トーナルバランスの微妙なコントロールが可能となり、音のニュアンスをナチュラルに整えられるとしている。ボタン操作により、回路自体のオン/オフにも対応する。
プリアンプから独立したヘッドホンアンプ回路も内蔵。フロントパネル右下のドア内に6.35mmヘッドホン出力を備え、ヘッドホンによるプライベートリスニングも楽しめる。
電源部は、安定した大容量と最大限のアイソレーションを図るためセパレート化。本体とは20アンペアのインターロック・コネクターを介して接続し、ロスのないダイレクトな大電流供給を行う。アナログ/デジタル回路それぞれに専用のカスタム・トロイダルトランスと整流回路を用意し、AC電力線からのRFノイズを低減するフィルタリング回路も搭載。強力でクリーンな電源を供給すると謳っている。電源ユニット中央には、ボリューム値や設定入力などの動作状態を表示するディスプレイも配置した。
シャーシは分厚いアルミブロックから丹念に削り出しており、米アリゾナの自社工場にて1台1台手作業で組み立てられる。外装仕上げはシルバーとブラックの2色を用意する。
精密加工されたアルミニウムとデルリンの筐体に液晶ディスプレイを備えた、ユニークな形状のBluetoothリモコンを同梱。双方向通信により本体と同じ情報を表示することができ、手元で直感的な操作が行えるとしている。
入力端子はXLRバランス×3系統/RCAアンバランス×1系統、出力端子はXLRバランス×2系統/6.35mmヘッドホン端子を搭載。オプションとしてPCM 384kHz/32bit、DSD256(11.2MHz)まで対応するデジタルストリーミングモジュール(DSM)が用意され、同軸/光/USB-Bデジタル入力、イーサネット端子、Wi-Fi入力を追加することができる。MQA/Roon Readyもサポートする。
周波数応答は0.1Hz - 1MHz(-1dB)/20Hz - 20kHz(±0dB)。S/Nは100dB(A-weighted)。歪率は<0.002%(20Hz - 20kHz)。入力インピーダンスは1MΩ、出力インピーダンスは0.05Ω。消費電力は25W。外形寸法は432W×226H×386Dmm、質量は33.1kg。
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