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公開日 2017/12/07 09:55
放送局はテレビ朝日
『君の名は。』が2018年1月3日に地上波初放送。夜9時から
編集部:押野 由宇
映画『君の名は。』の地上波初放送が、2018年1月3日(水)の夜9時からに決定した。放送局はテレビ朝日。
『君の名は。』は2016年8月26日に公開されて以降、ロングラン上映を続け国内興行収入250億円を突破。2016年の興行収入1位、そして日本映画史上歴代2位という記録を樹立した。
主人公は、田舎暮らしの女子高校生・三葉(声・上白石萌音)と、東京に住む男子高校生・瀧(声・神木隆之介)。出会うはずのない2人は夢の中で互いの身体が“入れ替わる”という不思議な体験を繰り返すうち、いつしか恋に落ちていくというストーリー。
映画の音楽を担当したRADWIMPSの楽曲は、主題歌の『前前前世』などハイレゾでも2017年のランキングで上位を席巻するなど人気を博した。またBlu-rayの“コレクターズ・エディション”として、その映像美をより高精細に楽しめる4K/HDR収録のUltra HD Blu-rayをセットにしたことも、オーディオ&ビジュアルファンの記憶に新しい(関連記事)。
社会現象にまで広がったこの作品を生み出した新海 誠監督にも注目が集まり、現在、監督の15年の軌跡をたどる『新海誠展』が、東京・六本木の国立新美術館で12月18日まで開催中(関連記事)。
今回、地上波放送が決定したことについて、新海監督が次のようにコメントしている。
――地上波初放送への思いは?
「地上波のゴールデンタイムに自分の作った映画を観ていただけるなんて、これまで想像したことがありませんでした。でも、自分が子どもの頃はテレビで観る映画はとても楽しみでしたし、そこでしか知ることができなかったものもたくさんありました。そういう意味では、自分が子ども時代に受け取ったものを、今度は自分が違う世代の方たちに届けることができるようになったのだなと思えて、とてもうれしいですね。ようやく自分が大人になれたような、そんな幸せな気持ちを感じます。
一方で、皆さんがこの作品をどんなふうに観てくださるのか、少し緊張も感じます。映画は自分でチケットを買って観に行く、とても能動的なメディアだと思うのですが、テレビはもっとカジュアルで暮らしの場にある存在ですし、どんなふうに観ていただけるのか、とても興味深いですね。でも、想像もつかないほど多くの方々が、想像もしていなかったぐらいこの作品を好きになってくれるかもしれないと思うと、未知の視聴者との出逢いが楽しみですし、何が起きるのかちょっとドキドキしています」
――初めて『君の名は。』に触れる視聴者、そしてすでに作品のファンである視聴者それぞれにメッセージを!
「この『君の名は。』はひとりで観ていただいても、大切な誰かと2人で観ていただいても、ご家族揃って観ていただいても、それぞれに何か大事なものを見つけてもらえる作品だと思っています。新年の放送では同じ時間に何十万人、何百万人の人が観るので、いろいろな感情が同じ瞬間に起きる…。そんなにも多くの人と作品を共に楽しむのは、繰り返し映画を観た方にとっても初めての経験だと思うので、“同時代感”、“リアルタイム感”みたいなものを楽しんでいただければ。僕もそれを楽しみたいと思います。
でも実をいうと、自分の作品は、いろいろ気になってしまって改めて観ることができないんです。今のところ1月3日は1日中、テレビもネットも見ないようにしようと思っていますが…誘惑に勝てずにチャンネルを合わせてしまうかもしれません(笑)」
『君の名は。』は2016年8月26日に公開されて以降、ロングラン上映を続け国内興行収入250億円を突破。2016年の興行収入1位、そして日本映画史上歴代2位という記録を樹立した。
主人公は、田舎暮らしの女子高校生・三葉(声・上白石萌音)と、東京に住む男子高校生・瀧(声・神木隆之介)。出会うはずのない2人は夢の中で互いの身体が“入れ替わる”という不思議な体験を繰り返すうち、いつしか恋に落ちていくというストーリー。
映画の音楽を担当したRADWIMPSの楽曲は、主題歌の『前前前世』などハイレゾでも2017年のランキングで上位を席巻するなど人気を博した。またBlu-rayの“コレクターズ・エディション”として、その映像美をより高精細に楽しめる4K/HDR収録のUltra HD Blu-rayをセットにしたことも、オーディオ&ビジュアルファンの記憶に新しい(関連記事)。
社会現象にまで広がったこの作品を生み出した新海 誠監督にも注目が集まり、現在、監督の15年の軌跡をたどる『新海誠展』が、東京・六本木の国立新美術館で12月18日まで開催中(関連記事)。
今回、地上波放送が決定したことについて、新海監督が次のようにコメントしている。
――地上波初放送への思いは?
「地上波のゴールデンタイムに自分の作った映画を観ていただけるなんて、これまで想像したことがありませんでした。でも、自分が子どもの頃はテレビで観る映画はとても楽しみでしたし、そこでしか知ることができなかったものもたくさんありました。そういう意味では、自分が子ども時代に受け取ったものを、今度は自分が違う世代の方たちに届けることができるようになったのだなと思えて、とてもうれしいですね。ようやく自分が大人になれたような、そんな幸せな気持ちを感じます。
一方で、皆さんがこの作品をどんなふうに観てくださるのか、少し緊張も感じます。映画は自分でチケットを買って観に行く、とても能動的なメディアだと思うのですが、テレビはもっとカジュアルで暮らしの場にある存在ですし、どんなふうに観ていただけるのか、とても興味深いですね。でも、想像もつかないほど多くの方々が、想像もしていなかったぐらいこの作品を好きになってくれるかもしれないと思うと、未知の視聴者との出逢いが楽しみですし、何が起きるのかちょっとドキドキしています」
――初めて『君の名は。』に触れる視聴者、そしてすでに作品のファンである視聴者それぞれにメッセージを!
「この『君の名は。』はひとりで観ていただいても、大切な誰かと2人で観ていただいても、ご家族揃って観ていただいても、それぞれに何か大事なものを見つけてもらえる作品だと思っています。新年の放送では同じ時間に何十万人、何百万人の人が観るので、いろいろな感情が同じ瞬間に起きる…。そんなにも多くの人と作品を共に楽しむのは、繰り返し映画を観た方にとっても初めての経験だと思うので、“同時代感”、“リアルタイム感”みたいなものを楽しんでいただければ。僕もそれを楽しみたいと思います。
でも実をいうと、自分の作品は、いろいろ気になってしまって改めて観ることができないんです。今のところ1月3日は1日中、テレビもネットも見ないようにしようと思っていますが…誘惑に勝てずにチャンネルを合わせてしまうかもしれません(笑)」
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