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公開日 2018/04/12 00:00
ドルビーアトモスに最適化した新スピーカーも
LG、4K/HDR対応有機ELテレビ新フラグシップ「W8P」。新開発の有機EL専用エンジン「α9」搭載
編集部:小野佳希
LGエレクトロニス・ジャパンは、4K/HDR対応有機ELテレビ“LG OLED”最新モデル全5シリーズを発表。本稿では、有機EL専用に開発した新映像エンジン「α9 intelligent Processor」を搭載したフラグシップモデル「W8Pシリーズ」について紹介する。77型と65型の2サイズを5月中旬に発売し、77型の「77W8PJA」は250万円前後、65型の「65W8PJA」は87万円前後での実売が予想される。
極薄ボディと別筐体スピーカーで壁掛けスタイルを提案した2017年モデル「W7P」の後継機。壁掛けスタイルを継承しつつ、上記の新映像エンジン採用など機能強化を図っている。今年1月のCESで海外発表されたモデルの(関連ニュース)日本市場投入が発表された格好だ。
地上/BS/110度CSデジタルチューナーは3基で、USB-HDDへの裏番組ダブル録画にも対応。HDMI入力端子は4系統を装備している。
HDRについては、ドルビービジョン、Advanced HDR by technicolor、HDR10、HLGの4つの規格をサポートし、ひかりTVとNETFLIXのドルビービジョンおよびHDR10コンテンツが視聴可能。ただしHLG映像の視聴には他社が提供するセットトップボックスが必要。なお同社は「Cinema HDR」という呼称を使用。「Cinema HDR」では、独自アルゴリズムでシーンごとに本来あるべき輝きと色彩を与えるという。
前述のように、有機EL専用映像エンジン「α9 Intelligent Processor」を新開発して搭載。有機ELパネルメーカーを持つLGグループの強みを活かし開発した、新エンジンなのだという。
同エンジンでは4段階のステップでノイズを除去。多くのフレームを比較してノイズを検索して除去するプロセスを2段階実施し、さらにバンディング低減フィルターを2回適用してノイズを補正。これによって滑らかな階調や色調を再現するとしている。
あわせて、画像内の周波数を分析することでオブジェクトのテクスチャーをより鮮明にし、エッジをシャープに再現。また、映像内の背景と手前のオブジェクトを識別し、コントラストを高めて表現することで、圧倒的な奥行き感を実現するという。
さらに、色データを分析して主な色間のコントラストを強調。より鮮明な色再現を図っている。「True Color Accuracy Pro」により、映像の“正しい色”を緻密に解析するとしており、数万もの色座標サンプル(LUT:ルックアップテーブル)を使用し、本来ある色を正確に表現するという。また、4K/HFR規格にも対応。USB端子からの信号入力時には秒間120フレームでの表示が可能で、スポーツなど動きの激しいコンテンツもブレをほとんど感じさせない、滑らかでシャープな表示を楽しめるとしている。
画質面ではそのほか、2017年モデルの一部が発売後のアップデートで対応した、technicolorのカラーオプティマイズ技術を活用した画質モード「technicolor エキスパートモード」(関連ニュース)を最初から搭載。SDR映像をHDR相当にアップコンバートする「HDR効果モード」も引き続き搭載している。なおパネルのダイナミックレンジを示すstops数は、2017年モデルから引き続き21stopsとなる。
音声面ではドルビーアトモスに対応。ドルビーアトモスへの最適化を追求し新開発したという「ムービングスピーカー」は、テレビの電源を入れると、上方向の音に特化した2基のハイトスピーカーが本体内から出現する。このハイトスピーカーは音の指向性が高いアレイタイプのため、四方に音が拡散することなく天井で反射し、従来描きにくかった頭上からのサウンドを表現可能にしたとしている。
Bluetoothレシーバー機能で本スピーカーをスマートフォンからの音楽再生に利用することもできるほか、本体に音楽プレーヤー機能も搭載。歌詞表示機能も備え、再生中の曲の歌詞をシンク表示することができる。
AI音声アシスタント機能「ThinQ AI」を搭載。付属のマジックリモコンの音声リモコンボタンを長押しして話しかけると、AIによって目当てのコンテンツの検索やアプリの起動、設定の変更などの操作を行える。
ただし、ThinQ AI機能は現時点(2018年4月)では日本語には非対応。英語やドイツ語、スペイン語など、日本語以外の10言語の対応となる。
また、スマートテレビ機能を担うweb OSが進化。Androidスマートフォンの画面をMiracastで投映する際、これまでテレビ画面では全画面表示となっていたところ、テレビ画面にスマホ画面を重ねるオーバーレイ表示ができるようになり、さらにマジックリモコンで操作できるようになった。同社では本機能を「モバイルコネクションオーバーレイ」と命名している。
本機をはじめとする同社製有機ELテレビ2018年モデル購入者に、BDプレーヤー「UBK80」をプレゼントするキャンペーンも展開。さらにホームクリーニング機「LG styler」も購入すると、5万円分のギフトカードもプレゼントされる。
キャンペーン期間は4月20日〜7月1日で、応募締切は7月8日(当日消印有効)。販売店店頭に設置してある専用応募封筒で応募を受け付けている。
極薄ボディと別筐体スピーカーで壁掛けスタイルを提案した2017年モデル「W7P」の後継機。壁掛けスタイルを継承しつつ、上記の新映像エンジン採用など機能強化を図っている。今年1月のCESで海外発表されたモデルの(関連ニュース)日本市場投入が発表された格好だ。
地上/BS/110度CSデジタルチューナーは3基で、USB-HDDへの裏番組ダブル録画にも対応。HDMI入力端子は4系統を装備している。
HDRについては、ドルビービジョン、Advanced HDR by technicolor、HDR10、HLGの4つの規格をサポートし、ひかりTVとNETFLIXのドルビービジョンおよびHDR10コンテンツが視聴可能。ただしHLG映像の視聴には他社が提供するセットトップボックスが必要。なお同社は「Cinema HDR」という呼称を使用。「Cinema HDR」では、独自アルゴリズムでシーンごとに本来あるべき輝きと色彩を与えるという。
前述のように、有機EL専用映像エンジン「α9 Intelligent Processor」を新開発して搭載。有機ELパネルメーカーを持つLGグループの強みを活かし開発した、新エンジンなのだという。
同エンジンでは4段階のステップでノイズを除去。多くのフレームを比較してノイズを検索して除去するプロセスを2段階実施し、さらにバンディング低減フィルターを2回適用してノイズを補正。これによって滑らかな階調や色調を再現するとしている。
あわせて、画像内の周波数を分析することでオブジェクトのテクスチャーをより鮮明にし、エッジをシャープに再現。また、映像内の背景と手前のオブジェクトを識別し、コントラストを高めて表現することで、圧倒的な奥行き感を実現するという。
さらに、色データを分析して主な色間のコントラストを強調。より鮮明な色再現を図っている。「True Color Accuracy Pro」により、映像の“正しい色”を緻密に解析するとしており、数万もの色座標サンプル(LUT:ルックアップテーブル)を使用し、本来ある色を正確に表現するという。また、4K/HFR規格にも対応。USB端子からの信号入力時には秒間120フレームでの表示が可能で、スポーツなど動きの激しいコンテンツもブレをほとんど感じさせない、滑らかでシャープな表示を楽しめるとしている。
画質面ではそのほか、2017年モデルの一部が発売後のアップデートで対応した、technicolorのカラーオプティマイズ技術を活用した画質モード「technicolor エキスパートモード」(関連ニュース)を最初から搭載。SDR映像をHDR相当にアップコンバートする「HDR効果モード」も引き続き搭載している。なおパネルのダイナミックレンジを示すstops数は、2017年モデルから引き続き21stopsとなる。
音声面ではドルビーアトモスに対応。ドルビーアトモスへの最適化を追求し新開発したという「ムービングスピーカー」は、テレビの電源を入れると、上方向の音に特化した2基のハイトスピーカーが本体内から出現する。このハイトスピーカーは音の指向性が高いアレイタイプのため、四方に音が拡散することなく天井で反射し、従来描きにくかった頭上からのサウンドを表現可能にしたとしている。
Bluetoothレシーバー機能で本スピーカーをスマートフォンからの音楽再生に利用することもできるほか、本体に音楽プレーヤー機能も搭載。歌詞表示機能も備え、再生中の曲の歌詞をシンク表示することができる。
AI音声アシスタント機能「ThinQ AI」を搭載。付属のマジックリモコンの音声リモコンボタンを長押しして話しかけると、AIによって目当てのコンテンツの検索やアプリの起動、設定の変更などの操作を行える。
ただし、ThinQ AI機能は現時点(2018年4月)では日本語には非対応。英語やドイツ語、スペイン語など、日本語以外の10言語の対応となる。
また、スマートテレビ機能を担うweb OSが進化。Androidスマートフォンの画面をMiracastで投映する際、これまでテレビ画面では全画面表示となっていたところ、テレビ画面にスマホ画面を重ねるオーバーレイ表示ができるようになり、さらにマジックリモコンで操作できるようになった。同社では本機能を「モバイルコネクションオーバーレイ」と命名している。
本機をはじめとする同社製有機ELテレビ2018年モデル購入者に、BDプレーヤー「UBK80」をプレゼントするキャンペーンも展開。さらにホームクリーニング機「LG styler」も購入すると、5万円分のギフトカードもプレゼントされる。
キャンペーン期間は4月20日〜7月1日で、応募締切は7月8日(当日消印有効)。販売店店頭に設置してある専用応募封筒で応募を受け付けている。