ニュース
HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2021/04/21 19:36
視聴可能機器台数の集計結果も
4K放送、画質には満足も番組の少なさに不満。A-PABが市場調査結果を発表
編集部:小野佳希
(一社)放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は、4K・8K放送の市場調査結果、および新4K8K衛星放送の視聴可能機器台数集計結果を発表した。新4K8K衛星放送の視聴経験者は約5%に留まっているものの、視聴経験者の満足度は非常に高いという。
■画質や臨場感には満足も番組の少なさに不満
4K・8K放送の市場調査は、2021年2月にウェブ調査で実施。全国47都道府県に居住する男女20歳〜69歳を対象に、5,000サンプルの回答を得た。
新4K8K衛星放送を視聴した人は5.3%で、前回(2020年5月実施)結果とほぼ横ばい。視聴場所としては「自宅の4Kテレビまたは8Kテレビ」がそのうちの7割弱、「電気店の店頭」が4割強と続き、こちらも前回調査と同傾向だが、「イベント」で見たという人が微増した。
新4K8K衛星放送の視聴経験者のうち、画質や臨場感について「非常に満足できる」「まあ満足できる」と回答した人は合計9割弱。A-PABでは「高い満足度であることがわかる」としている。
新4K8K衛星放送で見たいジャンルでは、「映画(洋画・邦画)」が上位2つを占め、約3割。次いで「旅・紀行」、「コンサート・ライブ中継」が続き約2割となった。
なお、BS4K放送はアンテナでの直接受信以外でも、CATVやフレッツテレビ、ひかりTVなどを経由して視聴することもできるが、半数弱がこうした方法を「知らない」と回答。ただし前回と比べると「知らない」の回答割合が下がっており、各種のサービスを通じて受信する方法の認知が全体的に上がっている。
4K(8K)テレビの所有状況では、チューナー内蔵、非内蔵を含め、4K(8K)テレビを所有している人は18.0%と、前回より3.6ポイント上昇。内訳では、4Kチューナー内蔵テレビが2.4ポイント、4K対応テレビが1ポイント、それぞれ上昇した。
テレビを購入する際の情報入手経路については、「家電量販店の店頭」が約6割と突出。そのほか「比較サイト」や「メーカーのホームページ」など、インターネットでの情報収集も多いという。
4K(8K)テレビに対する満足度調査では、所有者の83.9%が4K(8K)テレビについて「満足」と回答しており、前回よりも2.3ポイント上昇。満足理由としては「きれいな画質で見られるから」を挙げる人が最も多く4割を超えた。一方、不満足の理由については、機器に関することでは「チューナーの設置が面倒」、放送に関することでは「4K・8K画質の番組が少ない」という回答が最も多く、それぞれ2割強となった。
■視聴可能機器台数は「比較的好調に推移」
新4K8K衛星放送の視聴可能機器台数集計は、2021年3月までの集計値。3月単月では約40万台増え、これまでの累計では約828万台となった。
3月増加分のうち、新チューナー内蔵テレビが約31万台(30万8,000台)を占め、次いでチューナー内蔵のCATV STBが5万5,000台。レコーダーなどのチューナー内蔵録画機が3万4,000台、外付けチューナーが1,000台だった。
3月単月の約40万台という数字は、前年同月比で見ると123%になる。A-PABでは「昨年末のような勢いはないものの、比較的好調に推移している」としている。また、新チューナー内蔵テレビは、薄型テレビの約6割、金額では約8割を占めるまでになっているという。
A-PABでは「3か月後に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けさらなる普及推進に努めて参ります」としている。
■画質や臨場感には満足も番組の少なさに不満
4K・8K放送の市場調査は、2021年2月にウェブ調査で実施。全国47都道府県に居住する男女20歳〜69歳を対象に、5,000サンプルの回答を得た。
新4K8K衛星放送を視聴した人は5.3%で、前回(2020年5月実施)結果とほぼ横ばい。視聴場所としては「自宅の4Kテレビまたは8Kテレビ」がそのうちの7割弱、「電気店の店頭」が4割強と続き、こちらも前回調査と同傾向だが、「イベント」で見たという人が微増した。
新4K8K衛星放送の視聴経験者のうち、画質や臨場感について「非常に満足できる」「まあ満足できる」と回答した人は合計9割弱。A-PABでは「高い満足度であることがわかる」としている。
新4K8K衛星放送で見たいジャンルでは、「映画(洋画・邦画)」が上位2つを占め、約3割。次いで「旅・紀行」、「コンサート・ライブ中継」が続き約2割となった。
なお、BS4K放送はアンテナでの直接受信以外でも、CATVやフレッツテレビ、ひかりTVなどを経由して視聴することもできるが、半数弱がこうした方法を「知らない」と回答。ただし前回と比べると「知らない」の回答割合が下がっており、各種のサービスを通じて受信する方法の認知が全体的に上がっている。
4K(8K)テレビの所有状況では、チューナー内蔵、非内蔵を含め、4K(8K)テレビを所有している人は18.0%と、前回より3.6ポイント上昇。内訳では、4Kチューナー内蔵テレビが2.4ポイント、4K対応テレビが1ポイント、それぞれ上昇した。
テレビを購入する際の情報入手経路については、「家電量販店の店頭」が約6割と突出。そのほか「比較サイト」や「メーカーのホームページ」など、インターネットでの情報収集も多いという。
4K(8K)テレビに対する満足度調査では、所有者の83.9%が4K(8K)テレビについて「満足」と回答しており、前回よりも2.3ポイント上昇。満足理由としては「きれいな画質で見られるから」を挙げる人が最も多く4割を超えた。一方、不満足の理由については、機器に関することでは「チューナーの設置が面倒」、放送に関することでは「4K・8K画質の番組が少ない」という回答が最も多く、それぞれ2割強となった。
■視聴可能機器台数は「比較的好調に推移」
新4K8K衛星放送の視聴可能機器台数集計は、2021年3月までの集計値。3月単月では約40万台増え、これまでの累計では約828万台となった。
3月増加分のうち、新チューナー内蔵テレビが約31万台(30万8,000台)を占め、次いでチューナー内蔵のCATV STBが5万5,000台。レコーダーなどのチューナー内蔵録画機が3万4,000台、外付けチューナーが1,000台だった。
3月単月の約40万台という数字は、前年同月比で見ると123%になる。A-PABでは「昨年末のような勢いはないものの、比較的好調に推移している」としている。また、新チューナー内蔵テレビは、薄型テレビの約6割、金額では約8割を占めるまでになっているという。
A-PABでは「3か月後に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けさらなる普及推進に努めて参ります」としている。