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公開日 2023/02/11 19:58
THIEAUDIOはオープン型ヘッドホン「Ghost」を参考出品
<ヘッドフォン祭>artioの個性派イヤホンに“第2シリーズ”登場/final数量限定モデルは売り切れ必至か
編集部:押野 由宇
本日2月11日、ヘッドホンやイヤホンといったポータブルオーディオ機器のイベント「冬のヘッドフォン祭mini 2023」が、中野サンプラザで開催された。本稿では、同イベントに出展したブランドのなかから、finalやfocalなどのブースの模様をレポートする。
finalのブースでは、注目の完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」を中心に、同社のラインナップを展開。ZE8000については「予想以上の売れ行き」であるという。完全ワイヤレスイヤホンで主流となっているノイズキャンセリングなどの機能ではなく、とことん音質に特化したモデルだけにコアファンからの関心が高かったが、実際には新規層が音が良いと購入するケースも少なくないとのことだ。「誰でもわかる音の体験がブランドのテーマなので、その理想に近づくことができた」と、担当者は手応えを語っていた。
また日本には80台が用意されるという「D8000 Pro Limited Edition」は、夏のヘッドフォン祭にも登場していたが、いよいよ今月24日から予約を開始されるということもあり、来場者も音の確認に余念がない様子だった。想定売価は税込598,000円とハイエンドなモデルだが、海外ではかなり好評だそうで、国内の台数もすぐに売り切れてしまう可能性がある。2月14日には価格改定が実施されることもあいまって、「D8000/Pro Edition」も再注目されているようだ。
本日発売を迎えたDITAのイヤホンリケーブル「Celeste」も展示。税込398,000円前後というハイエンドモデルだけに、愛用のモデルとの相性をじっくり確認するファンの姿も多く見られた。
そして2月17日発売となるagブランドの完全ワイヤレスイヤホン「BASS2」は、今回がイベント初出展。重低音が特徴の「BASSシリーズ」最新モデルとして、「沈み込むような深い低音」と「音質を優先したノイズキャンセリング」をアピールしている。finalブランドの有線イヤホンも取り揃えた幅広い展示に、ブースには常に来場者の列ができていた。
ナイコムのブースではTHIEAUDIOの新製品に注目が集まった。静電ドライバー(EST)×4、BAドライバー(中高音域)×2、BAドライバー(中低音域)×2、10mmダイナミックドライバー×1の9ドライバートライブリットモニターイヤホン「Prestige」は過去のイベントにも参考出品されていたが、いよいよ発売が近づいているとのこと。予価は税込180,000円前後と、フラグシップのV16 DIVINITYに次ぐ位置付けで、自然なリスニング感が特徴であると担当者は説明する。
初出しとなったのは、オープン型ヘッドホン「Ghost」だ。40mmサファイア複合ダイナミックドライバーを搭載する有線モデルで、発売は3月上旬を予定。予価は18,000円前後となっており、会場では「モニター系のフラットなサウンドだが、オープンらしく聴き疲れしにくいと評判をいただいている」とのことだった。
ラックスマンは、同社が取り扱うfocalブランドのヘッドホンを展示。先日発表されたばかりの「BATHYS」が、focalのHi-Fiヘッドホンシリーズ初のBluetoothヘッドホンということもあり、大きな注目を集めた。またフラグシップモデル「UTOPIA SG」も同様に、来場者が代わる代わる試聴をしていた。担当者によれば、focalのヘッドホンファンはポータブルオーディオでそのサウンドを気に入り、スピーカーもfocalで揃えるケースがあるということだったが、会場の様子からもその人気の高さがうかがえた。
Artioのブースでは、同社の独自特許技術「a.i.m」を採用する最新イヤホン「CU2」が登場。a.i.mはヘルムホルツ共鳴の仕組みを応用することで特定周波数(6kHz)の音の共振を抑えるという音響構造のことであり、CU1ではドライバーユニットの対面に凸型の音響構造を配置していた。一方、CU2ではドライバーユニットの全面にO型の音響構造を配置するという手法を採ることで、ダイナミックドライバーの良さを最大限に引き出しているという。
またCU2にはオリジナルのイヤーピースを付属。これはCU2との組み合わせで最適な音が再生できるように専用開発されたものとなる。価格は税込50,000円前後で、3月頭ごろの発売を予定する。同社が展開する「CRシリーズ」は “スピーカーのような聴こえ方” を目指しているのに対し、「CUシリーズ」では “イヤホンでありながらヘッドホンのような聴こえ方” がコンセプトとなっているということで、来場者はそれぞれのモデルを聴き比べてそのサウンドを確かめていた。
サイラスが取り扱うLUXUARY&PRECISIONからは、DACモジュール交換式のポータブルプレーヤー「E7」が参考出品。本機では標準でAKM「AK4497EQ」×2のDACモジュールが装備されているが、先述のようにモジュール交換式を採用しており、今後「AK4499EQ」採用モジュールや独自開発のDAC回路搭載モジュールなどの展開が予定されているとのこと。また新しい独自OSの実装や、倍音成分の復元機能といった内容も本機のポイントとなる。価格は税抜600,000円前後で、春頃の発売を予定。
FitEarは2つの開発プロトタイプ機を用意して、来場者にアンケートを募るという方式でブースを展開していた。1つはカスタムIEM「MG335ht(仮)」、もう1つは「FitEarヘッドフォン」のプロトタイプだ。すでに音質についてはほぼ100%完成しているとのことで、ユーザーからの意見を参考に、より良くするための微調整を検討したいとのことだった。価格はカスタムIEMが「335より高くなる」そうで、FitEarヘッドフォンは「100,000円を切りたい」という設定を予定する。発売時期はユーザーの声次第ということで、アンケートの意見を真摯に受け止めたいと担当者は話していた。
コンプライは、来場者が自身のイヤホンで確認できるよう、同社製イヤーピースをブースに揃えた。一時は完全ワイヤレスイヤホンに注力していたが、有線モデルのユーザーからの要望もあり、両軸でのラインナップを拡充していくとのこと。ゲートのブースには、2月10日に発売されたばかりのNF AUDIOのイヤホン「RA10」「NA3 ESSENTIALS」や、こちらも先月発売と登場間もないBQEYZ「Winter」などが並んだ。
finalのブースでは、注目の完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」を中心に、同社のラインナップを展開。ZE8000については「予想以上の売れ行き」であるという。完全ワイヤレスイヤホンで主流となっているノイズキャンセリングなどの機能ではなく、とことん音質に特化したモデルだけにコアファンからの関心が高かったが、実際には新規層が音が良いと購入するケースも少なくないとのことだ。「誰でもわかる音の体験がブランドのテーマなので、その理想に近づくことができた」と、担当者は手応えを語っていた。
また日本には80台が用意されるという「D8000 Pro Limited Edition」は、夏のヘッドフォン祭にも登場していたが、いよいよ今月24日から予約を開始されるということもあり、来場者も音の確認に余念がない様子だった。想定売価は税込598,000円とハイエンドなモデルだが、海外ではかなり好評だそうで、国内の台数もすぐに売り切れてしまう可能性がある。2月14日には価格改定が実施されることもあいまって、「D8000/Pro Edition」も再注目されているようだ。
本日発売を迎えたDITAのイヤホンリケーブル「Celeste」も展示。税込398,000円前後というハイエンドモデルだけに、愛用のモデルとの相性をじっくり確認するファンの姿も多く見られた。
そして2月17日発売となるagブランドの完全ワイヤレスイヤホン「BASS2」は、今回がイベント初出展。重低音が特徴の「BASSシリーズ」最新モデルとして、「沈み込むような深い低音」と「音質を優先したノイズキャンセリング」をアピールしている。finalブランドの有線イヤホンも取り揃えた幅広い展示に、ブースには常に来場者の列ができていた。
ナイコムのブースではTHIEAUDIOの新製品に注目が集まった。静電ドライバー(EST)×4、BAドライバー(中高音域)×2、BAドライバー(中低音域)×2、10mmダイナミックドライバー×1の9ドライバートライブリットモニターイヤホン「Prestige」は過去のイベントにも参考出品されていたが、いよいよ発売が近づいているとのこと。予価は税込180,000円前後と、フラグシップのV16 DIVINITYに次ぐ位置付けで、自然なリスニング感が特徴であると担当者は説明する。
初出しとなったのは、オープン型ヘッドホン「Ghost」だ。40mmサファイア複合ダイナミックドライバーを搭載する有線モデルで、発売は3月上旬を予定。予価は18,000円前後となっており、会場では「モニター系のフラットなサウンドだが、オープンらしく聴き疲れしにくいと評判をいただいている」とのことだった。
ラックスマンは、同社が取り扱うfocalブランドのヘッドホンを展示。先日発表されたばかりの「BATHYS」が、focalのHi-Fiヘッドホンシリーズ初のBluetoothヘッドホンということもあり、大きな注目を集めた。またフラグシップモデル「UTOPIA SG」も同様に、来場者が代わる代わる試聴をしていた。担当者によれば、focalのヘッドホンファンはポータブルオーディオでそのサウンドを気に入り、スピーカーもfocalで揃えるケースがあるということだったが、会場の様子からもその人気の高さがうかがえた。
Artioのブースでは、同社の独自特許技術「a.i.m」を採用する最新イヤホン「CU2」が登場。a.i.mはヘルムホルツ共鳴の仕組みを応用することで特定周波数(6kHz)の音の共振を抑えるという音響構造のことであり、CU1ではドライバーユニットの対面に凸型の音響構造を配置していた。一方、CU2ではドライバーユニットの全面にO型の音響構造を配置するという手法を採ることで、ダイナミックドライバーの良さを最大限に引き出しているという。
またCU2にはオリジナルのイヤーピースを付属。これはCU2との組み合わせで最適な音が再生できるように専用開発されたものとなる。価格は税込50,000円前後で、3月頭ごろの発売を予定する。同社が展開する「CRシリーズ」は “スピーカーのような聴こえ方” を目指しているのに対し、「CUシリーズ」では “イヤホンでありながらヘッドホンのような聴こえ方” がコンセプトとなっているということで、来場者はそれぞれのモデルを聴き比べてそのサウンドを確かめていた。
サイラスが取り扱うLUXUARY&PRECISIONからは、DACモジュール交換式のポータブルプレーヤー「E7」が参考出品。本機では標準でAKM「AK4497EQ」×2のDACモジュールが装備されているが、先述のようにモジュール交換式を採用しており、今後「AK4499EQ」採用モジュールや独自開発のDAC回路搭載モジュールなどの展開が予定されているとのこと。また新しい独自OSの実装や、倍音成分の復元機能といった内容も本機のポイントとなる。価格は税抜600,000円前後で、春頃の発売を予定。
FitEarは2つの開発プロトタイプ機を用意して、来場者にアンケートを募るという方式でブースを展開していた。1つはカスタムIEM「MG335ht(仮)」、もう1つは「FitEarヘッドフォン」のプロトタイプだ。すでに音質についてはほぼ100%完成しているとのことで、ユーザーからの意見を参考に、より良くするための微調整を検討したいとのことだった。価格はカスタムIEMが「335より高くなる」そうで、FitEarヘッドフォンは「100,000円を切りたい」という設定を予定する。発売時期はユーザーの声次第ということで、アンケートの意見を真摯に受け止めたいと担当者は話していた。
コンプライは、来場者が自身のイヤホンで確認できるよう、同社製イヤーピースをブースに揃えた。一時は完全ワイヤレスイヤホンに注力していたが、有線モデルのユーザーからの要望もあり、両軸でのラインナップを拡充していくとのこと。ゲートのブースには、2月10日に発売されたばかりのNF AUDIOのイヤホン「RA10」「NA3 ESSENTIALS」や、こちらも先月発売と登場間もないBQEYZ「Winter」などが並んだ。
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