トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2022/10/05 15:24
来年のiPhone、USB-C採用はProだけかも

スマホなどのUSB-C採用、EUで義務化。2024秋から

多根清史
今年6月、欧州連合(EU)が2024年秋までにスマートフォンやノートPC等の家電製品について、充電機器の規格をUSB-Cに統一することで合意に達していた。この通称「USB-C統一法」の成立には欧州議会の承認が必要だが、可決は間違いないとみられていた。

そして10月4日(現地時間)、欧州議会で圧倒的多数により正式に可決された。2024年秋までにスマートフォンやタブレット、カメラ等で充電端子としてUSB-C搭載を義務づけられ、2026年春にはノートPCにも拡大される。つまり、今後のiPhoneもLightning端子からUSB-C端子への移行が迫られる見通しだ。

この法律の主な目的は、消費者がスマートフォンなど新型の電化製品を買った際に、過去の充電器やケーブルを捨てるために生じる産業廃棄物を減らすことである。

当初EUで議論が起こった際は、様々な制約あるmicroUSBが一般的だったために動きが鈍かった。だが、最近AndroidスマートフォンでUSB-Cポートが普及してきたことから加速し、2020年1月には欧州議会で議論が本格化していた次第だ。

このUSB-C統一法の影響を最も受けるのは、今なお、iPhoneに独自規格のLightningを採用し続けるアップルだ。同社はEUでの動きに対して「技術革新を抑制する」として反対声明を出していたが、結局はブレーキが掛けられなかった。

とはいえ、アップルは早くから対応の準備を始めていたと思われる。同社がUSB-Cを採用したのは2015年の12インチMacBookまで遡る。その翌年にはMacBook Pro、さらにiPad Proにも採用され、最近ではiPad AirやiPad miniもUSB-C端子が実装されている。

そして主力製品のiPhoneについても、2023年の「iPhone 15 Pro(仮)」では、USB-C搭載がほぼ確実視されている。それは有名アナリストのMing-Chi Kuo氏や、アップルの社内事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者も述べていることだ。

たとえEUの法律がなくとも、アップルはiPhoneを(転送速度の速い)USB-Cに移行する必要に迫られていたとの指摘もある。最新のiPhone 14 Proも依然としてLightning端子のままだが、その転送速度も従来通りUSB 2.0相当の最大480Mbpsのままであり、サイズが大きくなりがちな48MPのProRAW写真をMac等に転送する上でボトルネックとなりやすい。

おそらく、iPhone 15 Pro(および大型の「iPhone 15 Ultra」)はUSB-Cを採用するだろう。だが標準モデルはProモデルとの差別化、さらにはMFiプログラムによりサードパーティ企業から入るライセンス収入のために、Lightningが続投する可能性もありそうだ。

Source: European Parliament
via: 9to5Mac

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「Amazon プライムデー」本セールが7月16日0時からついにスタート!安くなるものを事前チェック!
2 ヨドバシやビック、Amazonプライムデーより安い超特価セール実施中!見比べないと損をする
3 【レビューあり】Amazonプライムセール、JBLの人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!
4 Amazonプライムデー先行セールで「半額」「半額以下」で買えちゃうイヤホン・ヘッドホン
5 Amazonプライムデー、FireTV Stick 4K/4K Maxが過去セール超えの大幅割引中
6 Amazonプライムデー、オーディオテクニカのTWS、ヘッドホン、マイクが多数お買い得に!
7 Amazonプライムデー、読み放題・聴き放題などサブスクも無料に! 登録すべきキャンペーンまとめ
8 Prime Videoの有料チャンネル「アニメタイムズ」が60日間無料。7/17まで
9 ノジマとオーディオスクエアのシナジーで“テレビの音の最適解”を案内。存在感を増すネットワーク&HDMI対応アンプ
10 <ポタフェス>FIIOやiFi audioに「本邦初公開」多数/Noble Audio「FoKus TRIUMPH」は今夏発売
7/16 10:43 更新

WEB