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公開日 2024/01/18 19:39
ゲーミングPC「OMEN Transcend 14」も
HPは“AI PC”を強化、PCは「パーソナルコンパニオン」に。新ノートPC「Spectre x360」発表
編集部:平山洸太
日本HPは、ノートPC「Spectre x360 14」および「Spectre x360 16」、またゲーミングノートPC「OMEN Transcend 14」を1月18日に発売する。価格はSpectre x360 14が279,400円から、Spectre x360 16が339,900円から、OMEN Transcend 14が278,300円から(いずれも税込)。
■Spectre x360シリーズ
AIテクノロジーを内蔵したというノートPC新モデル。「パーソナルコンピューターの域を超え、ユーザーのニーズを先取りし、よりレスポンシブで最適された体験を提供するパーソナルコンパニオン」だと説明されている。14インチのSpectre x360 14、および16インチのSpectre x360 16をラインナップする。
ディスプレイには、2.8Kの有機ELタッチディスプレイを搭載。IMAX Enhanced認定も取得しており、「劇場さながらの没入感あふれる映像体験」をアピールする。また、CPUには最新のインテル Core Ultraプロセッサーを採用するほか、一部のモデルにはGPUにNVIDIA GeForce RTX 4050 Laptopを搭載している。
HPのグループ会社であるPolyのオーディオ・チューニングを初めて搭載し、「最高品質のクリアな音声と卓越したサウンドを提供」するとのこと。ビデオ会議では、オートフレーム、背景ぼかし、アイコンタクト(視線維持)といったAI機能が利用できるWindows Studio エフェクトに対応する。カメラの解像度は9メガピクセルで、ナイトモード機能を備える。
そのほか、専用AIチップを用いたセキュリティ機能として、ユーザーが立ち去った時に画面を自動ロックし戻ったらスリープを自動解除する機能や、覗き見を警告するプライバシーアラートを搭載。また、目をそらすと画面が暗くなる省電力機能、可変リフレッシュレートなどのアダプティブ画面調整機能、自動パフォーマンス最適化機能も搭載する。
■OMEN Transcend 14
同社ゲーミングブランド “OMEN” からリリースされる、14インチのゲーミングノートPC。2.8Kで120Hz 可変リフレッシュレート対応の有機ELディスプレイを搭載、IMAX Enhanced認証も取得している。
モデルごとに構成は異なるが、CPUは最大でインテル Core Ultra 9 185Hプロセッサー、GPUは最大でNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopを搭載可能。Core Ultraに内蔵のNPUとOpenVINOプラグインを活用することで、配信ソフトのOBS Studioではゲーム配信で最大24.6%のFPS向上が実現できるという。また、ダイナミックリフレッシュレート(DRR)もサポートし、バッテリー持続時間を最大7%改善するとのこと。
キーボードは、キーの隙間に見えていた隙間(ラティス)を極限まで薄くした、RGB対応の「ラティスレスキーボード」を採用。オーディオについては、HyperXによるチューニングを用いているほか、HyperXのワイヤレスヘッドセット「HyperX CloudIII Wireless ゲーミングヘッドセット」が付属する。
なお冷却については、ベイパーチャンバーの採用や、底面から吸入する空気を従来比4倍に加圧するIntel Dual Channel Flow technologyにより、「最も冷却性能に優れた高さ19mm以下の14インチゲーミングノートPC」を実現したと説明。質量は約1.63kg。Netflix再生では最大約11時間、MobileMark 25では最大8時間のバッテリー駆動が行える。
■2024年は「AI PC」元年に
日本HPでは、本日都内で報道陣向けに、2024年の事業説明会を開催。代表取締役 社長執行役員の岡戸伸樹氏をはじめとした幹部が登壇し、2024年を「飛躍の年」にするための戦略が語られた。
同社が昨年度から始めた「HP Feature Ready」戦略だが、これを今年もグローバルで続けていくと岡戸氏は説明。「お客様を中心に、価値あるイノベーションの提供と持続的な成長を実現する」としており、AI、柔軟性の時代(主にハイブリッドワーク)、セキュリティ、サステナビリティ、といった4つに注力していくとしている。
このうちAIについて、岡戸氏は「2023年はAI元年だと言われることもあるが、2024年はAI PC元年だと考えている」という。PCといえばパーソナルコンピューターの略称だが、これがAIチップを搭載した “AI PC” によって「パーソナルコンパニオン」になり、「伴走者というかたちで人々を支援」していくとした。
一方で課題といえるのが、現状はAIのほとんどがクラウドベースであること。これがAI PCによってエッジ側で処理することにより、クラウド経由よりも5倍くらいの速度で処理できるようになるとしている。これによってコストが「最大80%ほど削減できるデータもでている」という。
こういったことから、ローカルでAIを処理できるAI PCが普及すると見込んでおり、岡戸氏によると「全体の40-50%くらいまで到達する」という。そういった背景があるなかで、HPとしてはシリコンベンダーと密に連携を行い、「新たなるPCの船出をしっかりしていく、ということを今年達成していく」と目標を掲げた。
このほか説明会では、ハイブリッドワーク/ハイブリッドライフ/ゲーミングといったジャンルにおける製品の展開、そしてBtoCにおけるデジタル印刷と3Dプリンティングのソリューション、素材や梱包の改良による環境負荷削減への取り組み、社員一人一人が活躍できる環境への取り組みをアピール。岡戸氏はこれらをテーマとして、2024年を「辰年、龍のように大きな飛躍の年にしたい」と抱負を述べた。
■Spectre x360シリーズ
AIテクノロジーを内蔵したというノートPC新モデル。「パーソナルコンピューターの域を超え、ユーザーのニーズを先取りし、よりレスポンシブで最適された体験を提供するパーソナルコンパニオン」だと説明されている。14インチのSpectre x360 14、および16インチのSpectre x360 16をラインナップする。
ディスプレイには、2.8Kの有機ELタッチディスプレイを搭載。IMAX Enhanced認定も取得しており、「劇場さながらの没入感あふれる映像体験」をアピールする。また、CPUには最新のインテル Core Ultraプロセッサーを採用するほか、一部のモデルにはGPUにNVIDIA GeForce RTX 4050 Laptopを搭載している。
HPのグループ会社であるPolyのオーディオ・チューニングを初めて搭載し、「最高品質のクリアな音声と卓越したサウンドを提供」するとのこと。ビデオ会議では、オートフレーム、背景ぼかし、アイコンタクト(視線維持)といったAI機能が利用できるWindows Studio エフェクトに対応する。カメラの解像度は9メガピクセルで、ナイトモード機能を備える。
そのほか、専用AIチップを用いたセキュリティ機能として、ユーザーが立ち去った時に画面を自動ロックし戻ったらスリープを自動解除する機能や、覗き見を警告するプライバシーアラートを搭載。また、目をそらすと画面が暗くなる省電力機能、可変リフレッシュレートなどのアダプティブ画面調整機能、自動パフォーマンス最適化機能も搭載する。
■OMEN Transcend 14
同社ゲーミングブランド “OMEN” からリリースされる、14インチのゲーミングノートPC。2.8Kで120Hz 可変リフレッシュレート対応の有機ELディスプレイを搭載、IMAX Enhanced認証も取得している。
モデルごとに構成は異なるが、CPUは最大でインテル Core Ultra 9 185Hプロセッサー、GPUは最大でNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopを搭載可能。Core Ultraに内蔵のNPUとOpenVINOプラグインを活用することで、配信ソフトのOBS Studioではゲーム配信で最大24.6%のFPS向上が実現できるという。また、ダイナミックリフレッシュレート(DRR)もサポートし、バッテリー持続時間を最大7%改善するとのこと。
キーボードは、キーの隙間に見えていた隙間(ラティス)を極限まで薄くした、RGB対応の「ラティスレスキーボード」を採用。オーディオについては、HyperXによるチューニングを用いているほか、HyperXのワイヤレスヘッドセット「HyperX CloudIII Wireless ゲーミングヘッドセット」が付属する。
なお冷却については、ベイパーチャンバーの採用や、底面から吸入する空気を従来比4倍に加圧するIntel Dual Channel Flow technologyにより、「最も冷却性能に優れた高さ19mm以下の14インチゲーミングノートPC」を実現したと説明。質量は約1.63kg。Netflix再生では最大約11時間、MobileMark 25では最大8時間のバッテリー駆動が行える。
■2024年は「AI PC」元年に
日本HPでは、本日都内で報道陣向けに、2024年の事業説明会を開催。代表取締役 社長執行役員の岡戸伸樹氏をはじめとした幹部が登壇し、2024年を「飛躍の年」にするための戦略が語られた。
同社が昨年度から始めた「HP Feature Ready」戦略だが、これを今年もグローバルで続けていくと岡戸氏は説明。「お客様を中心に、価値あるイノベーションの提供と持続的な成長を実現する」としており、AI、柔軟性の時代(主にハイブリッドワーク)、セキュリティ、サステナビリティ、といった4つに注力していくとしている。
このうちAIについて、岡戸氏は「2023年はAI元年だと言われることもあるが、2024年はAI PC元年だと考えている」という。PCといえばパーソナルコンピューターの略称だが、これがAIチップを搭載した “AI PC” によって「パーソナルコンパニオン」になり、「伴走者というかたちで人々を支援」していくとした。
一方で課題といえるのが、現状はAIのほとんどがクラウドベースであること。これがAI PCによってエッジ側で処理することにより、クラウド経由よりも5倍くらいの速度で処理できるようになるとしている。これによってコストが「最大80%ほど削減できるデータもでている」という。
こういったことから、ローカルでAIを処理できるAI PCが普及すると見込んでおり、岡戸氏によると「全体の40-50%くらいまで到達する」という。そういった背景があるなかで、HPとしてはシリコンベンダーと密に連携を行い、「新たなるPCの船出をしっかりしていく、ということを今年達成していく」と目標を掲げた。
このほか説明会では、ハイブリッドワーク/ハイブリッドライフ/ゲーミングといったジャンルにおける製品の展開、そしてBtoCにおけるデジタル印刷と3Dプリンティングのソリューション、素材や梱包の改良による環境負荷削減への取り組み、社員一人一人が活躍できる環境への取り組みをアピール。岡戸氏はこれらをテーマとして、2024年を「辰年、龍のように大きな飛躍の年にしたい」と抱負を述べた。
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