公開日 2016/07/13 15:09
ハイレゾ試聴イベントレポート
声優・田所あずさの最新“タドコロック”をハイレゾで聴きたい理由
アニソンオーディオ編集部:押野 由宇
田所あずささんの2ndアルバム『It’s my CUE.』が、7月6日に発売されました! CDに加え、ハイレゾ配信も同日に開始しているので、環境がある方は折角なのでハイレゾがオススメです。
いきなりの告知ですいません。本記事では、この2ndアルバム『It’s my CUE.』の発売を記念したハイレゾ試聴会の様子を詳細にお伝えするべきなのですが、もうあまり新しい情報がないんです。いえ、職務放棄ではなく、最速レポートは、当日のTwitterで済んでいるんですよね。
まだ何のことやらサッパリだと思いますので、もう少し順を追っていきます。この試聴会は、ハイレゾ配信サイト「e-onkyo music」を運営するオンキヨー&パイオニアイノベーションズ(株)が運営するGibson Brands Showroom TOKYOで行われました。
当日は田所あずささん本人に加え、ランティスのプロデューサー斎藤 滋氏(以下、斎藤プロデューサー)も登場。つまりアルバム全曲が先行試聴できるだけでなく、ほかでは聞けないトークが繰り広げられるということもあって、急遽二部制になるほどに応募が殺到したそうです。
このショールームでのハイレゾ試聴イベントもお馴染みになってきましたが、今回は試聴会中にリアルタイムにTwitterへ投稿して良いという許可が出たのが特徴です。むしろ、田所あずささんより、イベント中に100、帰り道に100、家についた後に100、合計300ツイートくらいして欲しいという、お願い(ミッション)すらありました。
記者は第二部に参加しましたが、第一部の段階でTwitterのトレンド入りを果たし、第二部も開始0分で最初のツイートが確認され、以降ひっきりなしに更新されていました。つまるところ、その段階でトークの内容や楽曲の情報も告知されていったわけなんです。
それで冒頭の言い訳につながるのですが、本当にすごいペースでツイートが流れていったので、追えなかった方もいるかもしれません。ということで、イベントの流れを簡潔にまとめ、ツイート上ではあまり触れられなかった、ハイレゾに関する話題も付け加えたレポートをしたいと思います。
さて、イベントですが、拍手に迎えられた田所あずささん、斎藤プロデューサーによる軽快なトークで始まりました。えらく大きなスピーカーの前に並べられた椅子に座って試聴会、といったオーディオでは当たり前でも日常ではレアな空間に、どこか緊張した様子の見える参加者の皆さん。それでも、2人の息のあった掛け合いと、逆に緊張して時たま出る田所あずささんの噛み噛みなセリフで、即なごやかな雰囲気になりました。
そしていよいよ、田所あずささんによる「皆さん、聴く準備は出来てますか? ツイートする準備は出来てますか? では心して、耳をかっぽじって、聴くが良い!」というアルバムへの自信と微妙なロック成分が入り混じったような号令により、楽曲試聴がスタートしました。ここからの全15曲それぞれの楽曲に関するトーク内容は簡潔にしてもそれなりの量になったので、2ページ目にまとめてあります。
アルバムの楽曲構成は、斎藤プロデューサーによれば「勢いの良い始まりで心を掴み、フッと重たいものを感じさせてバネを縮めるようにし、そして最後にそのバネを弾けさせる」というもの。実際に通しで聴いても中だるみはなく、ロックでまとめられていながらも気分に合わせて曲を選べるバリエーションがあります。斎藤プロデューサーが「よく出来ていると思います」と語れば、田所あずささんが「どやぁ!」と合わせる太鼓判っぷりです。
そして田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN、Q-MHz)や畑亜貴、滝善充(9mm Parabellum Bullet)、Q-MHzに志倉千代丸など(敬称略)、堂々たるメンバーが参加する楽曲は、どれも聴き応え十二分です。レコーディングには生バンドを起用し、「It’s my CUE.」には楽器録りで約13時間を費やすなどサウンドへのこだわりも相当なもの。斎藤プロデューサーは、この音源をハイレゾで聴くことで、ミュージシャンの演奏の躍動感や生々しさが感じられると語っています。
一般的に、ハイレゾとロックの相性はそんなに良くない、と思われがちではないでしょうか。音が良いとされるハイレゾと、荒々しい印象のロックサウンドがマッチし辛い、とかそういった考えが理由と推測します。見当違いだったらただただ申し訳ないのですが、きっと少しはこの考えの方々もいるはずなので言うだけ言っておきますと、ロックだってハイレゾはOKです。
例えばギターにディストーションを掛けるとして、ミュージシャンが意図して歪ませた音と、音質が劣化した結果として歪んで(汚く)聴こえる音は別物です。ハイレゾの場合はCDクオリティまでスペックを落とす必要がないため、よりそのままの音をキープできます。つまりハイレゾは、レコーディング時に近い音を聴くことが出来るというメリットがあります。
もちろんマスタリングなどに音楽のバランスは左右されていきますが、上記のようなこだわりのもと仕上げられたアルバムだけに、心配は無用というもの。マスキングされない田所あずささんの歌声を堪能できるという時点で、ポチっておけばいいのではないでしょうか。もちろんCDも、そのメディアに合わせた最良の調整がされていますので、両方持ちも選択肢に含まれます。
『It’s my CUE.』は自分にとってはどういった位置づけのアルバムになったか、という斎藤プロデューサーからの質問に、「一番です!」、そして「楽しかったですし、苦しみもありましたし、色んな思い出の詰まったアルバムになりました」と語った田所あずささん。
このアルバムのリリースイベントのほか、初回生産分限定の封入特典であるシリアルナンバー入りイベント応募券からのアルバム発売記念シークレットライブ(抽選)、ワンマンライブなどこれからの予定も目白押し。そんな田所あずさの最新“タドコロック”、要チェックです。
いきなりの告知ですいません。本記事では、この2ndアルバム『It’s my CUE.』の発売を記念したハイレゾ試聴会の様子を詳細にお伝えするべきなのですが、もうあまり新しい情報がないんです。いえ、職務放棄ではなく、最速レポートは、当日のTwitterで済んでいるんですよね。
まだ何のことやらサッパリだと思いますので、もう少し順を追っていきます。この試聴会は、ハイレゾ配信サイト「e-onkyo music」を運営するオンキヨー&パイオニアイノベーションズ(株)が運営するGibson Brands Showroom TOKYOで行われました。
当日は田所あずささん本人に加え、ランティスのプロデューサー斎藤 滋氏(以下、斎藤プロデューサー)も登場。つまりアルバム全曲が先行試聴できるだけでなく、ほかでは聞けないトークが繰り広げられるということもあって、急遽二部制になるほどに応募が殺到したそうです。
このショールームでのハイレゾ試聴イベントもお馴染みになってきましたが、今回は試聴会中にリアルタイムにTwitterへ投稿して良いという許可が出たのが特徴です。むしろ、田所あずささんより、イベント中に100、帰り道に100、家についた後に100、合計300ツイートくらいして欲しいという、お願い(ミッション)すらありました。
記者は第二部に参加しましたが、第一部の段階でTwitterのトレンド入りを果たし、第二部も開始0分で最初のツイートが確認され、以降ひっきりなしに更新されていました。つまるところ、その段階でトークの内容や楽曲の情報も告知されていったわけなんです。
それで冒頭の言い訳につながるのですが、本当にすごいペースでツイートが流れていったので、追えなかった方もいるかもしれません。ということで、イベントの流れを簡潔にまとめ、ツイート上ではあまり触れられなかった、ハイレゾに関する話題も付け加えたレポートをしたいと思います。
さて、イベントですが、拍手に迎えられた田所あずささん、斎藤プロデューサーによる軽快なトークで始まりました。えらく大きなスピーカーの前に並べられた椅子に座って試聴会、といったオーディオでは当たり前でも日常ではレアな空間に、どこか緊張した様子の見える参加者の皆さん。それでも、2人の息のあった掛け合いと、逆に緊張して時たま出る田所あずささんの噛み噛みなセリフで、即なごやかな雰囲気になりました。
そしていよいよ、田所あずささんによる「皆さん、聴く準備は出来てますか? ツイートする準備は出来てますか? では心して、耳をかっぽじって、聴くが良い!」というアルバムへの自信と微妙なロック成分が入り混じったような号令により、楽曲試聴がスタートしました。ここからの全15曲それぞれの楽曲に関するトーク内容は簡潔にしてもそれなりの量になったので、2ページ目にまとめてあります。
アルバムの楽曲構成は、斎藤プロデューサーによれば「勢いの良い始まりで心を掴み、フッと重たいものを感じさせてバネを縮めるようにし、そして最後にそのバネを弾けさせる」というもの。実際に通しで聴いても中だるみはなく、ロックでまとめられていながらも気分に合わせて曲を選べるバリエーションがあります。斎藤プロデューサーが「よく出来ていると思います」と語れば、田所あずささんが「どやぁ!」と合わせる太鼓判っぷりです。
そして田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN、Q-MHz)や畑亜貴、滝善充(9mm Parabellum Bullet)、Q-MHzに志倉千代丸など(敬称略)、堂々たるメンバーが参加する楽曲は、どれも聴き応え十二分です。レコーディングには生バンドを起用し、「It’s my CUE.」には楽器録りで約13時間を費やすなどサウンドへのこだわりも相当なもの。斎藤プロデューサーは、この音源をハイレゾで聴くことで、ミュージシャンの演奏の躍動感や生々しさが感じられると語っています。
一般的に、ハイレゾとロックの相性はそんなに良くない、と思われがちではないでしょうか。音が良いとされるハイレゾと、荒々しい印象のロックサウンドがマッチし辛い、とかそういった考えが理由と推測します。見当違いだったらただただ申し訳ないのですが、きっと少しはこの考えの方々もいるはずなので言うだけ言っておきますと、ロックだってハイレゾはOKです。
例えばギターにディストーションを掛けるとして、ミュージシャンが意図して歪ませた音と、音質が劣化した結果として歪んで(汚く)聴こえる音は別物です。ハイレゾの場合はCDクオリティまでスペックを落とす必要がないため、よりそのままの音をキープできます。つまりハイレゾは、レコーディング時に近い音を聴くことが出来るというメリットがあります。
もちろんマスタリングなどに音楽のバランスは左右されていきますが、上記のようなこだわりのもと仕上げられたアルバムだけに、心配は無用というもの。マスキングされない田所あずささんの歌声を堪能できるという時点で、ポチっておけばいいのではないでしょうか。もちろんCDも、そのメディアに合わせた最良の調整がされていますので、両方持ちも選択肢に含まれます。
『It’s my CUE.』は自分にとってはどういった位置づけのアルバムになったか、という斎藤プロデューサーからの質問に、「一番です!」、そして「楽しかったですし、苦しみもありましたし、色んな思い出の詰まったアルバムになりました」と語った田所あずささん。
このアルバムのリリースイベントのほか、初回生産分限定の封入特典であるシリアルナンバー入りイベント応募券からのアルバム発売記念シークレットライブ(抽選)、ワンマンライブなどこれからの予定も目白押し。そんな田所あずさの最新“タドコロック”、要チェックです。
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