トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2016/12/26 10:00
【特別企画】Bluetoothレシーバーも登場

MSソリューションズから新星現る。“A5千円イヤホンの決定版”の上位機「ALTAIR」をレビュー

折原一也
MSソリューションズが今年3月に発売した、約5,000円のハイレゾ対応イヤホン「極の音域 Hi-Res ALDEBARAN(アルデバラン)」。そのサウンドは、入門モデルとしてだけでなく、ハイレゾの音質を極めた上級者にも体験してみてほしいクオリティで、アラウンド5,000円イヤホンの決定版とも言えるものだった(レビューはこちら)。

そんな同社が新たに上位モデルとなるイヤホンや、Bluetoothアダプターを発売。新モデルもMSソリューションズならではの高コスパモデルが揃っているのだろうか? 期待を膨らませながら試聴した。

ハイレゾの真価を引き出す高ポテンシャルモデル
イヤホン「極の音域 Hi-Res ALTAIR」 ¥6,479(税込)

「極の音域 Hi-Res ALTAIR(アルタイル)」は、高コスパイヤホン「ALDEBARAN」の上位モデルとなる第二弾イヤホン。アルタイルとはわし座で最も明るい恒星のことだ。

極の音域 Hi-Res ALTAIR

アルミ素材の筐体に、2つの振動板を1つのドライバーユニットに集約した「ダブルダイアフラム構造」を採用。再生周波数帯域は5Hz〜40kHzとハイレゾスペックをカバーしている。

筐体はアルミ製。1ドライバーに2つの振動板を収めたダブルダイアフラム構造となっている

そのサウンドをハイレゾ音源で聴きこんでみると、高域にまでエネルギーを集中させたハイレゾ向けチューン。特に女性ボーカルの声を華やかかつ伸びやかに引き出してくれるタイプだ。J-POPの音源を聴いていてもドラムのシンバルのソリッドな形が引き出される。

プラグ部にはLEPLUSのロゴ入り

インピーダンスが32Ωとなったので、駆動力のあるポータブルアンプやハイレゾプレーヤーと組み合わせるほど音の質感が引き出され、イヤホンとしての音のポテンシャルが引き立つチューンとなっている。iPhoneやAndroid端末と組み合わせてはもちろん、DAPやアンプと組み合わせればさらに真価を楽しめるというわけだ。


ALDEBARAN(左)との比較。筐体はやや大きめになり、質感はより高くなった
第一弾の「ALDEBARAN」は鳴らしやすくスタンダードな高音質だったのに対して「ALTAIR」はハイレゾのポテンシャルを引き出すチューンへとガラリと変えた印象だ。価格は上がったと言っても、「ALTAIR」の標準価格は6,479円(税込)。搭載されている技術とスペックで見ると、心配になるほどのハイコスパな部類だ。音質で選べるバリエーションモデルとして、実機を試聴してみてほしい。


いままでのイヤホン/ヘッドホンが約3千円でBT対応に。
Bluetoothレシーバー「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機」 ¥2,980(税込)
Bluetoothレシーバー&トランスミッター
「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機&送信機」
 ¥4,980(税込)

iPhone 7ユーザーで、今まで使っていた普通のイヤホン/ヘッドホンをそのまま使いたいという方もいらっしゃるだろう。そういった方をターゲットに、Bluetoothレシーバー「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機」、そしてBluetoothのレシーバー&トランスミッターの「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機&送信機」も発売されている。

Bluetoothレシーバー「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機」

Bluetoothレシーバー&トランスミッター「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機&送信機」

「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機」はバッテリー内蔵のBluetoothレシーバーで、Bluetooth Ver4.1とAACコーデックによる再生に対応。約20gと軽量で最大14時間の動作に対応する。

「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機&送信機」は、「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機」と基本コンセプトは共通だが、AACの他にaptXコーデックに対応。さらに受信だけでなく送信機としての機能も持つため、例えば薄型テレビやオーディオ機器の音声出力に接続し、ワイヤレスのヘッドホンに接続して再生するという使い方も可能となる。

「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機&送信機」は受信(左側)/送信(右側)をスイッチで切換可能だ

両製品ともiPhoneとペアリングして、同社のヘッドホン「RIGEL(リゲル)」で音質を確認してみた。音のバランスの変化はなく、素直にワイヤレスで音声を伝送してくれるタイプといったところ。「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機&送信機」はAndroid端末とaptX接続を試すと、クリアネスがより向上する。

「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機」は手持ちのイヤホン/ヘッドホンを接続し、プレーヤーとBluetoothペアリングするだけで使える

なにしろ注目はその価格。「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機」が2,980円(税込)、「極の音域 Wireless Audio Adapter 受信機&送信機」は4,980円(税込)と圧倒的コスパだ。手軽に手持ちのイヤホンをワイヤレス化する目的で使い勝手の良いアイテムだ。


(特別企画 協力:MSソリューションズ)


関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新

WEB