公開日 2017/07/21 10:02
栄冠はどの商品に?
大反響企画 後編: ダイソーでオーディオの音を最も良くするグッズはコレ! − コスパ賞大発表 −
炭山アキラ
100円ショップ「ダイソー」で、オーディーアクセサリーとして“使える”グッズを探す本企画。前編となる「剣山登場編」に続き、様々なアイテムを試すとともに、コスパ賞を決定する後編をお届けしたい。
■アクセサリーっぽいアクセサリー「GLASS TILE」
前回に引き続き、“インシュレーター”として使えるグッズを試していく。2cm角のガラス製タイル「GLASS TILE」をスピーカーの下へ敷いてみよう。厚みは2mmくらいか、非常に粒のそろった良質のインシュレーターである。
先にアンプで試したガラスのぐい呑みと共通する、中〜高域へかけての伸びやかできらびやかな質感と、ぐい呑みほど野放図に広がらない「大人の質感」をともに味わうことができた。小さな本体の大半をスピーカーとスタンドが押さえているので、鳴きが少ないのであろう。ちょっと応用してDIYインシュレーターを作りたくなった。
もうひとつ、ガラスタイルには1cm角のものもあったので買ってきた。こちらは両面テープで機器へ貼り付けてやろうと思う。業界の代表製品「レゾナンスチップ」もそうだが、こういうチップは貼り付ける前には音楽を聴きながら位置を動かしていき、一番振動が収まる"ツボ"を見つけたらそこへ貼るのが効率的だ。
ここでは少し大きめのスピーカーを使って位置を探り、貼ってみたが、小指の爪ほどのガラスタイルを貼るだけで中低域のブワンと膨らむ感じがすっきりと収まり、数段高品位なスピーカーと交換したようなサウンドが得られた。たったこれだけのことだが、この差は大きい。
なお、「本物」のレゾナンスチップと100円ショップの製品を聴き比べたことがあったが、当たり前のことながら本物の完勝であった。それほど高価なものでもないから、100円ショップのタイルで効果を確認したら、ぜひ本家も購入してみてほしいと思う。
■産地不明の有田焼「箸置き」
次は「ケーブルインシュレーター」を試そう。スピーカーケーブルは床の振動を拾って音を濁らせるので、床から浮かせてやろうという考えだ。使うのは有田焼の「箸置き」。片側3個ずつ使って何とか床と遮断することができた。
「そんなバカな!」と思われるかもしれないが、これは意外と効く。特に取り立てて防振対策などを施していない廉価なケーブルには、すぐれた効き目ありとまでいってよい。音の濁りが晴れ、余計な膨らみがなくなった分、音がストレートに耳へ飛び込んでくる感じになる。スピーカーで床は意外と鳴っているということ、そしてそれをスピーカーケーブルがかなり拾っているということを、改めて認識させられた。
■PCから小型犬まで冷やす「ペット用ひんやりジェルマット」
お次は「ペット用ひんやりジェルマット」というのを使ってみよう。これはノートPCの下へ敷いて、放熱を良くしてやろうという目論見だ。愛用の11インチサブノートでちょうどピッタリのサイズだった。
こんなもので音が変わるのかというと、確かに音は違う。もっとユルユル、フラフラの音になるかと思いきや、意外と緻密でしっかりと中身の詰まった音である。しかし、全体にスピード感は減退し、落ち着いた表現が好ましいという人とややもどかしいという人に分かれるだろう。私は後者であることを自白しておく。
■FuwaFuwa「METALIC COLOR BALL」
では、ここでアナログプレーヤーを引っ張り出そう。トーレンス「TD240-2」は、インシュレーターがかなり硬く、日本家屋にはハウリング・マージンが十分でない場合がある。実測してみたが、-25.6dBで大きなハウリングが起こる。少し大きな音で楽しむご家庭では、気になってくるレベルだ。そこで登場するのがふわふわの“赤ちゃんボール”「METALIC COLOR BALL」である。
■アクセサリーっぽいアクセサリー「GLASS TILE」
前回に引き続き、“インシュレーター”として使えるグッズを試していく。2cm角のガラス製タイル「GLASS TILE」をスピーカーの下へ敷いてみよう。厚みは2mmくらいか、非常に粒のそろった良質のインシュレーターである。
先にアンプで試したガラスのぐい呑みと共通する、中〜高域へかけての伸びやかできらびやかな質感と、ぐい呑みほど野放図に広がらない「大人の質感」をともに味わうことができた。小さな本体の大半をスピーカーとスタンドが押さえているので、鳴きが少ないのであろう。ちょっと応用してDIYインシュレーターを作りたくなった。
もうひとつ、ガラスタイルには1cm角のものもあったので買ってきた。こちらは両面テープで機器へ貼り付けてやろうと思う。業界の代表製品「レゾナンスチップ」もそうだが、こういうチップは貼り付ける前には音楽を聴きながら位置を動かしていき、一番振動が収まる"ツボ"を見つけたらそこへ貼るのが効率的だ。
ここでは少し大きめのスピーカーを使って位置を探り、貼ってみたが、小指の爪ほどのガラスタイルを貼るだけで中低域のブワンと膨らむ感じがすっきりと収まり、数段高品位なスピーカーと交換したようなサウンドが得られた。たったこれだけのことだが、この差は大きい。
なお、「本物」のレゾナンスチップと100円ショップの製品を聴き比べたことがあったが、当たり前のことながら本物の完勝であった。それほど高価なものでもないから、100円ショップのタイルで効果を確認したら、ぜひ本家も購入してみてほしいと思う。
■産地不明の有田焼「箸置き」
次は「ケーブルインシュレーター」を試そう。スピーカーケーブルは床の振動を拾って音を濁らせるので、床から浮かせてやろうという考えだ。使うのは有田焼の「箸置き」。片側3個ずつ使って何とか床と遮断することができた。
「そんなバカな!」と思われるかもしれないが、これは意外と効く。特に取り立てて防振対策などを施していない廉価なケーブルには、すぐれた効き目ありとまでいってよい。音の濁りが晴れ、余計な膨らみがなくなった分、音がストレートに耳へ飛び込んでくる感じになる。スピーカーで床は意外と鳴っているということ、そしてそれをスピーカーケーブルがかなり拾っているということを、改めて認識させられた。
■PCから小型犬まで冷やす「ペット用ひんやりジェルマット」
お次は「ペット用ひんやりジェルマット」というのを使ってみよう。これはノートPCの下へ敷いて、放熱を良くしてやろうという目論見だ。愛用の11インチサブノートでちょうどピッタリのサイズだった。
こんなもので音が変わるのかというと、確かに音は違う。もっとユルユル、フラフラの音になるかと思いきや、意外と緻密でしっかりと中身の詰まった音である。しかし、全体にスピード感は減退し、落ち着いた表現が好ましいという人とややもどかしいという人に分かれるだろう。私は後者であることを自白しておく。
■FuwaFuwa「METALIC COLOR BALL」
では、ここでアナログプレーヤーを引っ張り出そう。トーレンス「TD240-2」は、インシュレーターがかなり硬く、日本家屋にはハウリング・マージンが十分でない場合がある。実測してみたが、-25.6dBで大きなハウリングが起こる。少し大きな音で楽しむご家庭では、気になってくるレベルだ。そこで登場するのがふわふわの“赤ちゃんボール”「METALIC COLOR BALL」である。
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