公開日 2020/01/20 06:30
【PR】音の残響時間差と聴感で音を整える
音質真っ向勝負! XROUND「VERSA」は“即戦力”完全ワイヤレスイヤホンだ
山本 敦
クールで個性的なポータブルオーディオ製品を立て続けに発表している台湾のスタートアップ、XROUNDが初の完全ワイヤレスイヤホン「VERSA」を発表した。Makuakeでのクラウドファンディングのプロジェクトはスタートしてすぐに目標金額を軽々と達成。2020年夏の発売に向けて、続々とさらなる支援者が集っている。
今回は気になるVERSAのサウンドや使用感をいち早くチェックできる機会を得たので、その実力をレビューしていきたい。
■音質真っ向勝負の設計、装着感も上々
XROUNDは音に一家言を持つオーディオマニアが集まって誕生したオーディオ系ベンチャーだ。これまでに同社が発売してきたポケットサイズのサラウンドプロセッサー「XPUMP」、ハイレゾ対応のイヤホン「AERO」もマニアの好奇心を揺さぶってきた製品だが、先行製品がモバイルゲーミングを中心としたマルチエンターテインメント対応を謳ってきたのに対して、完全ワイヤレスイヤホンのVERSAは「音質真っ向勝負」のスタンスを取っている。
6mm口径のダイナミック型ドライバーはチタンコーティングの振動板を採用した。同社のエンジニアは筐体サイズに制限のあるイヤホンで、スピーカー再生のような広がりのある音場とバランスの良い広帯域再生を実現することに重きを置いた。ドライバーユニットには純銅リングを配置して不要な振動を制御。重心が低く歪みのない低音再生を引き出す。ドライバーのハウジングにも金属素材を使って響きを安定させた。さらにこのドライバーを力強く駆動するため、ネオジムマグネット搭載のバランス出力回路を採用する。
BluetoothオーディオのSoCにはクアルコムのQCC3020を選んだ。そのメリットはAAC/SBCに加え高音質のaptXコーデックに対応できるほか、イヤホン単体で約8時間の連続音楽再生が可能になることも挙げられる。なお充電ケースのバッテリーはQi規格によるワイヤレスチャージも可能。XROUNDでは純正のワイヤレス急速充電パネルを用意しているので、この組み合わせもおすすめだ。
QCC3020に内蔵するパワフルなアンプと高性能なDSPを活かしてバランスの良いサウンドに練り上げた。周波数特性と音圧レベルに加えて「音の残響時間差」を測定しながら聴感によりチューニングを整える独自の「XROUND 3Dチューニング」が活きている。この技術が立体的で起伏にも富むXROUNDらしいサウンドの源泉だ。
同社のエンジニアは「最高の装着感」を実現することにもこだわった。本機を製作する段階で15パターン以上のデザインが試作された。片側が4.5gという軽量設計で、シリコン製のスタビライザーを外耳のくぼみにかけると安定したフィット感が得られる。側面の同社ブランドロゴを配置したポジションが、ボタン式のリモコンになっている。本体はIP67相当の防水設計なのでスポーツシーンにも活躍する。重さがわずか40gの充電ケースもポータビリティに優れている。
パッケージには少し硬めのシリコンを採用するVERSAオリジナルイヤーピースと、金型から特注してSpinfitとのコラボレーションにより完成させたという、可変弾性式エアチューブ設計のコンフォートイヤーピースの2種類が同梱されている。コンフォートイヤーピースはSpinfitがVERSAのために特別設計したもので、軸と傘の接合部分が360度、柔軟に回転するため装着した時のポジションが抜群に安定する。
VERSAオリジナルのイヤーピースは天面がフラットな形になっている。しっかりとしたフィット感と遮音性能だけでなく、とても広がりの豊かな余韻を味わえるところが特徴だ。Spinfitのコンフォートイヤーピースよりも、VERSAオリジナルのイヤーピースは少し硬めの素材で作られている。
イヤーフックを設けたシリコン製のスタビライザーも3種類の異なるサイズを揃えるほか、フックなしのシリコンカバーも選択できる。完全ワイヤレスイヤホンでは着け心地の良さもそうだが、「落ちない」という安心感が得られるのは重要だ。VERSAにMサイズのイヤーフックを装着、耳につけてジムで走ってみたが、装着性はとても安定していた。
今回は気になるVERSAのサウンドや使用感をいち早くチェックできる機会を得たので、その実力をレビューしていきたい。
■音質真っ向勝負の設計、装着感も上々
XROUNDは音に一家言を持つオーディオマニアが集まって誕生したオーディオ系ベンチャーだ。これまでに同社が発売してきたポケットサイズのサラウンドプロセッサー「XPUMP」、ハイレゾ対応のイヤホン「AERO」もマニアの好奇心を揺さぶってきた製品だが、先行製品がモバイルゲーミングを中心としたマルチエンターテインメント対応を謳ってきたのに対して、完全ワイヤレスイヤホンのVERSAは「音質真っ向勝負」のスタンスを取っている。
6mm口径のダイナミック型ドライバーはチタンコーティングの振動板を採用した。同社のエンジニアは筐体サイズに制限のあるイヤホンで、スピーカー再生のような広がりのある音場とバランスの良い広帯域再生を実現することに重きを置いた。ドライバーユニットには純銅リングを配置して不要な振動を制御。重心が低く歪みのない低音再生を引き出す。ドライバーのハウジングにも金属素材を使って響きを安定させた。さらにこのドライバーを力強く駆動するため、ネオジムマグネット搭載のバランス出力回路を採用する。
BluetoothオーディオのSoCにはクアルコムのQCC3020を選んだ。そのメリットはAAC/SBCに加え高音質のaptXコーデックに対応できるほか、イヤホン単体で約8時間の連続音楽再生が可能になることも挙げられる。なお充電ケースのバッテリーはQi規格によるワイヤレスチャージも可能。XROUNDでは純正のワイヤレス急速充電パネルを用意しているので、この組み合わせもおすすめだ。
QCC3020に内蔵するパワフルなアンプと高性能なDSPを活かしてバランスの良いサウンドに練り上げた。周波数特性と音圧レベルに加えて「音の残響時間差」を測定しながら聴感によりチューニングを整える独自の「XROUND 3Dチューニング」が活きている。この技術が立体的で起伏にも富むXROUNDらしいサウンドの源泉だ。
同社のエンジニアは「最高の装着感」を実現することにもこだわった。本機を製作する段階で15パターン以上のデザインが試作された。片側が4.5gという軽量設計で、シリコン製のスタビライザーを外耳のくぼみにかけると安定したフィット感が得られる。側面の同社ブランドロゴを配置したポジションが、ボタン式のリモコンになっている。本体はIP67相当の防水設計なのでスポーツシーンにも活躍する。重さがわずか40gの充電ケースもポータビリティに優れている。
パッケージには少し硬めのシリコンを採用するVERSAオリジナルイヤーピースと、金型から特注してSpinfitとのコラボレーションにより完成させたという、可変弾性式エアチューブ設計のコンフォートイヤーピースの2種類が同梱されている。コンフォートイヤーピースはSpinfitがVERSAのために特別設計したもので、軸と傘の接合部分が360度、柔軟に回転するため装着した時のポジションが抜群に安定する。
VERSAオリジナルのイヤーピースは天面がフラットな形になっている。しっかりとしたフィット感と遮音性能だけでなく、とても広がりの豊かな余韻を味わえるところが特徴だ。Spinfitのコンフォートイヤーピースよりも、VERSAオリジナルのイヤーピースは少し硬めの素材で作られている。
イヤーフックを設けたシリコン製のスタビライザーも3種類の異なるサイズを揃えるほか、フックなしのシリコンカバーも選択できる。完全ワイヤレスイヤホンでは着け心地の良さもそうだが、「落ちない」という安心感が得られるのは重要だ。VERSAにMサイズのイヤーフックを装着、耳につけてジムで走ってみたが、装着性はとても安定していた。
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