公開日 2021/12/03 06:30
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進化したボーズ「QC Earbuds」の“虜”!サウンド/ANC/機能性の全てが揃った完全ワイヤレスだ
草野晃輔
多数の製品が市場にひしめく、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン。その中でも、特に人気が高いモデルの一つに、ボーズ「QuietComfort Earbuds」(以下、QC Earbuds)がある。
昨年10月に登場するやいなや即完売となり、しばらく入手困難な状態が続いた。今でこそ安定して購入できるようになったが、現在も売れ筋モデルとしてランキング上位の常連となっている。この製品が、先日大幅なアップデートを果たした。ここでは、さらに磨きがかかったQC Earbudsの魅力に迫っていきたい。
■ボーズのANCノウハウが詰まった、完成度の高い完全ワイヤレス
アップデートされた機能を紹介する前に、本機についておさらいしよう。2017年にボーズ初となる完全ワイヤレスイヤホン「Bose SoundSport Free」が登場してから3年、2020年10月にリリースされた最新モデルが、QC Earbudsだ。
QC Earbudsと従来モデルとの違いはどこにあるのか?それは、ボーズが長年ノウハウを積み重ねてきた、アクティブノイズキャンセリング機能(以下、ANC)が搭載された点にある。
ボーズは1978年頃からANCの開発を続けてきた、“ANCの先駆者” といえるブランドだ。2000年に民生用として初のANC搭載ヘッドホン「QuietComfort headphones」を発売。その性能は世界中から高い評価を受け、航空機のファーストクラスに装備されたというから驚きだ。この「QuietComfort」の系譜を、完全ワイヤレスイヤホンとして初めて引き継いだのが、QC Earbudsである。
本機が搭載するANCの最大の特徴が、「自然な静寂感」にある。本機を装着してANCをオンにすると、自分がいる場所の感覚はそのままにスッと周囲の騒音がなくなる。外音を取り込めば人やクルマなどの気配は分かり、効果を最大にすれば騒音をシャットアウトする。
一般的なノイズキャンセリング機能で感じがちな、鼓膜が詰まった感覚や外部と遮断された閉塞感は、一切ない。その効果は筆者がシーン別にレビューした際に、素晴しさを実感している。
他にも、ANC効果の最大化とフィット感の両立を目指し、ノズル部分とフックを一体化させたシリコン製の「StayHearTM Maxイヤーチップ」を新採用したり、1回の充電で6時間、ワイヤレス充電対応ケース併用で最大18時間の長時間再生に対応したりと、とにかくプロダクトとしての完成度が高い。
■ActiveSenseTMテクノロジーの追加でANC機能が使いやすく進化
今年9月、QC Earbudsの本体ソフトウエアが「Ver.2.0.7」にアップデートされた。アップデートにはiOS/Androidアプリ「Bose Music」が必要。アプリと本機を接続すれば、自動で適用される。
このアップデートにより大幅に進化したのがANCである。QC Earbudsでは、ANC機能が「0」から「10」までの11段階で調整できるようになっているのだが、このうち、効果が最少で周囲の音が聞き取れつつもノイズを抑えた「0」状態を「Aware(アウェア)モード」、消音効果が最も高くノイズを大幅にシャットアウトする「10」状態を「Quiet(クワイエット)モード」と名づけ、デフォルト設定として選べるようにした。
昨年10月に登場するやいなや即完売となり、しばらく入手困難な状態が続いた。今でこそ安定して購入できるようになったが、現在も売れ筋モデルとしてランキング上位の常連となっている。この製品が、先日大幅なアップデートを果たした。ここでは、さらに磨きがかかったQC Earbudsの魅力に迫っていきたい。
■ボーズのANCノウハウが詰まった、完成度の高い完全ワイヤレス
アップデートされた機能を紹介する前に、本機についておさらいしよう。2017年にボーズ初となる完全ワイヤレスイヤホン「Bose SoundSport Free」が登場してから3年、2020年10月にリリースされた最新モデルが、QC Earbudsだ。
QC Earbudsと従来モデルとの違いはどこにあるのか?それは、ボーズが長年ノウハウを積み重ねてきた、アクティブノイズキャンセリング機能(以下、ANC)が搭載された点にある。
ボーズは1978年頃からANCの開発を続けてきた、“ANCの先駆者” といえるブランドだ。2000年に民生用として初のANC搭載ヘッドホン「QuietComfort headphones」を発売。その性能は世界中から高い評価を受け、航空機のファーストクラスに装備されたというから驚きだ。この「QuietComfort」の系譜を、完全ワイヤレスイヤホンとして初めて引き継いだのが、QC Earbudsである。
本機が搭載するANCの最大の特徴が、「自然な静寂感」にある。本機を装着してANCをオンにすると、自分がいる場所の感覚はそのままにスッと周囲の騒音がなくなる。外音を取り込めば人やクルマなどの気配は分かり、効果を最大にすれば騒音をシャットアウトする。
一般的なノイズキャンセリング機能で感じがちな、鼓膜が詰まった感覚や外部と遮断された閉塞感は、一切ない。その効果は筆者がシーン別にレビューした際に、素晴しさを実感している。
他にも、ANC効果の最大化とフィット感の両立を目指し、ノズル部分とフックを一体化させたシリコン製の「StayHearTM Maxイヤーチップ」を新採用したり、1回の充電で6時間、ワイヤレス充電対応ケース併用で最大18時間の長時間再生に対応したりと、とにかくプロダクトとしての完成度が高い。
■ActiveSenseTMテクノロジーの追加でANC機能が使いやすく進化
今年9月、QC Earbudsの本体ソフトウエアが「Ver.2.0.7」にアップデートされた。アップデートにはiOS/Androidアプリ「Bose Music」が必要。アプリと本機を接続すれば、自動で適用される。
このアップデートにより大幅に進化したのがANCである。QC Earbudsでは、ANC機能が「0」から「10」までの11段階で調整できるようになっているのだが、このうち、効果が最少で周囲の音が聞き取れつつもノイズを抑えた「0」状態を「Aware(アウェア)モード」、消音効果が最も高くノイズを大幅にシャットアウトする「10」状態を「Quiet(クワイエット)モード」と名づけ、デフォルト設定として選べるようにした。
自動的にNCレベルを調整する「ActiveSenseテクノロジー」
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