公開日 2022/07/11 06:30
VGP開発大賞受賞の新世代映像エンジン搭載!
ハイセンス「U7H」がプロも納得の完成度。4K液晶テレビ“新定番”の要注目モデル登場!
折原一也
ハイセンスが2022年の4K液晶テレビとして、ハイエンドの機能を盛り込んだミドルレンジモデル「U7Hシリーズ」を展開した。画質の完成度の高さはもちろんのこと、ユーザーが好みに合わせて選べる、85型から43型までの幅広いサイズ展開も魅力のシリーズだ。
ミドルレンジでありながら、最上位の「U9Hシリーズ」と同じ、VGP2022 SUMMERで開発大賞を受賞した映像エンジン「NEOエンジンPro」を搭載するほか、数々の高画質機能も同じく搭載する。パネルやバックライト以外の仕様面は上位モデルから引き継ぐ部分が多く、そういった意味でもコストパフォーマンスが高い。
さらに、ハイセンスの持ち味は、日本のユーザーのことを徹底的に調べ上げ、好みや使いやすさを考え抜いた “配慮” にある。外資系メーカーでありながら、日本メーカーに匹敵、もしくはそれ以上に日本人のことを考えて作っている。
今回は同時発表のU9Hシリーズとあわせて、ハイセンスジャパンのオフィスで視聴する機会を得た。本記事では製品レビューに加えて、同社商品管理部の古賀マネージャーから、“ハイセンスが日本市場にかける本気度” を伺ったので、合わせてご紹介しよう。
U7Hシリーズの液晶パネルは120Hzの倍速駆動対応で、バックライトには全面直下LEDを搭載。倍速駆動による “滑らかな映像” は、これまで同社では上位モデルのみの特権だったが、ようやくミドルレンジモデルにも備わった。なお、サイズによって液晶パネルの方式が異なり、75/55型は視野角の広いADSパネル、それ以外はVAパネルとなる。
サイズ展開も幅広く、85/75/65/55/50/43型をカバーする。日本市場は海外と比べて大画面需要が大きくないと思われがちだが、「日本市場を分析してみると、特に若い世代から大きいサイズが欲しいという声が数多くあった」(古賀氏)とのことで、ハイセンスとして初めて85型までを投入したという。
そして映像エンジンは上述の通り、最上位のU9Hシリーズと同じ「NEOエンジンPro」を搭載する。これはTVS REGZA社と共同開発して “日本向け高画質” を目指したものであり、VGP2022 SUMMERでは開発大賞を受賞するなど高く評価されている。情報量の多い4K映像であっても高速で処理し、AIを活用した多彩な高画質機能により、さらに高品質な映像へと引き上げることができる。
ハイセンスが日本に本格上陸して以降、TVS REGZA社の高画質技術の導入がハイセンス=高画質という支持を固める原動力となってきたが、その使いこなし具合はどこまで進んでいるのか。古賀氏によると、「NEOエンジンProと同一ハードウェアのエンジンは、グローバルでも採用が始まっています。ただし画作りは地域ごとに調整していて、日本では地デジ放送の視聴が多いので、TVS REGZA社の開発部隊の力を借りて、放送の高精細化やノイズリダクションの開発をしています」とのこと。さらに「ハイセンス本社にも、日本市場の好みを理解してもらう活動を続けています」という。
内蔵スピーカーは、ステレオに加えてサブウーファーも搭載する。これは2021年10月に発売し、高輝度な高画質・高音質が特徴だった旧最上位4Kモデル「U8FGシリーズ」から引き継がれたもの。サウンド面についても、上位モデルのエッセンスを取り込み進化していると言える。
テレビの高画質は、ただ単に技術だけあっても成り立たない。それには画質チューニングのノウハウがキモになるが、ハイセンスの日本向けモデルでは、TVS REGZA社出身のベテラン日本人エンジニアが行っている。グローバルメーカーであるハイセンスの画質が “日本人好み” のように語られるのは、大げさな話ではないのだ。
ミドルレンジでありながら、最上位の「U9Hシリーズ」と同じ、VGP2022 SUMMERで開発大賞を受賞した映像エンジン「NEOエンジンPro」を搭載するほか、数々の高画質機能も同じく搭載する。パネルやバックライト以外の仕様面は上位モデルから引き継ぐ部分が多く、そういった意味でもコストパフォーマンスが高い。
さらに、ハイセンスの持ち味は、日本のユーザーのことを徹底的に調べ上げ、好みや使いやすさを考え抜いた “配慮” にある。外資系メーカーでありながら、日本メーカーに匹敵、もしくはそれ以上に日本人のことを考えて作っている。
今回は同時発表のU9Hシリーズとあわせて、ハイセンスジャパンのオフィスで視聴する機会を得た。本記事では製品レビューに加えて、同社商品管理部の古賀マネージャーから、“ハイセンスが日本市場にかける本気度” を伺ったので、合わせてご紹介しよう。
“世界のハイセンス” が日本向けに独自調整、上位モデルの機能を踏襲した新定番
U7Hシリーズの液晶パネルは120Hzの倍速駆動対応で、バックライトには全面直下LEDを搭載。倍速駆動による “滑らかな映像” は、これまで同社では上位モデルのみの特権だったが、ようやくミドルレンジモデルにも備わった。なお、サイズによって液晶パネルの方式が異なり、75/55型は視野角の広いADSパネル、それ以外はVAパネルとなる。
サイズ展開も幅広く、85/75/65/55/50/43型をカバーする。日本市場は海外と比べて大画面需要が大きくないと思われがちだが、「日本市場を分析してみると、特に若い世代から大きいサイズが欲しいという声が数多くあった」(古賀氏)とのことで、ハイセンスとして初めて85型までを投入したという。
そして映像エンジンは上述の通り、最上位のU9Hシリーズと同じ「NEOエンジンPro」を搭載する。これはTVS REGZA社と共同開発して “日本向け高画質” を目指したものであり、VGP2022 SUMMERでは開発大賞を受賞するなど高く評価されている。情報量の多い4K映像であっても高速で処理し、AIを活用した多彩な高画質機能により、さらに高品質な映像へと引き上げることができる。
ハイセンスが日本に本格上陸して以降、TVS REGZA社の高画質技術の導入がハイセンス=高画質という支持を固める原動力となってきたが、その使いこなし具合はどこまで進んでいるのか。古賀氏によると、「NEOエンジンProと同一ハードウェアのエンジンは、グローバルでも採用が始まっています。ただし画作りは地域ごとに調整していて、日本では地デジ放送の視聴が多いので、TVS REGZA社の開発部隊の力を借りて、放送の高精細化やノイズリダクションの開発をしています」とのこと。さらに「ハイセンス本社にも、日本市場の好みを理解してもらう活動を続けています」という。
内蔵スピーカーは、ステレオに加えてサブウーファーも搭載する。これは2021年10月に発売し、高輝度な高画質・高音質が特徴だった旧最上位4Kモデル「U8FGシリーズ」から引き継がれたもの。サウンド面についても、上位モデルのエッセンスを取り込み進化していると言える。
テレビの高画質は、ただ単に技術だけあっても成り立たない。それには画質チューニングのノウハウがキモになるが、ハイセンスの日本向けモデルでは、TVS REGZA社出身のベテラン日本人エンジニアが行っている。グローバルメーカーであるハイセンスの画質が “日本人好み” のように語られるのは、大げさな話ではないのだ。