公開日 2022/08/31 06:30
「今日は、もっとたのしくできる」を掲げ、それを実現するための製品ラインナップを広げている新鋭国内ブランド、FunLogy。手頃な価格帯での展開でありながら、購入前後のサポートの充実、ユーザーとのコミュニケーションを活かした製品開発など、安く売るだけのメーカーとは一線を画した在り方でも注目を集めているブランドだ。
今回紹介する「FunLogy Portable」は、「音楽を、どこにでも」という楽しさを求めるユーザーのために生み出されたBluetoothスピーカー。過剰な機能や仕様は追求せず、「音楽を、どこにでも」の必要十分を満たすスペックとサウンドに注力し、価格はもちろんお手頃な直販価格4,980円。
まずはルックスをチェック。シンプルで使いやすいスピーカーであることが一目で伝わるデザインだ。ボタンもそれぞれの役割を容易に想像できる。
カラバリは当初からのブラックに、発売後に多かった要望に応えてホワイトも追加。ボディ材質は頑丈なABS樹脂だが、表面仕上げはソフトシリコン風のしっとり感。雰囲気は上質でインテリアにも馴染むし、手に握って持ち運ぶときには滑りにくい。
そのボディのボタン周りの処理を見て、この隙間のなさは、もしかして防水仕様?と察した方もいらっしゃるだろう。その通り。しかも水深1mへの水没30分に耐えるIPX7防水だからかなりの安心感だ。普段使いには過剰とも思える防水性能だが、これは実は、ユーザーコミュニティへのアンケートなどを通して実感したという、「キャンプでもガジェットで映像や音楽を楽しみたい!」といったニーズに向けたスペックとのこと。
ほかスペック&仕様面は、連続再生はボリューム50%で12時間を確保、充電端子はスマホとのケーブル共用に便利なUSB-C、対応コーデックはSBCといったところ。
その上でプラスアルファとして、本機を2台連携させての「TWS」ステレオ再生機能、microSDカード再生機能を搭載する。前者は例えば、ファミリーユーザーが2台目のスピーカーとしてもこのモデルを追加購入する動機になるかもしれない。後者は例えば、「雨音」「せせらぎ」「ホワイトノイズ」など、部屋に流しておきたい環境音をスマホを使わずスピーカーだけで再生し続けておきたいなんてユーザーにフィットするかも。
さてサウンドだが、主役になるのはクッキリ感重視のクリアなボーカル。ニュアンスや色気よりもまず明瞭さを大切にした音作りになっている。アウトドアユースも想定したスピーカーとしてはこれが正解だろう。スピーカーからの音が響きにくく、しかも自然の様々な音に囲まれている環境でも、このスピーカーなら歌をしっかりと届けてくれそうだ。
ではボーカルの上下の低音や高音は弱いのかというと、その心配も不要。低音側には、スピーカーが生み出した低音を増幅するパッシブラジエーターという仕組みを装備している。クラブ系の超低域などさすがに厳しいが、一般的なポップスのベースラインにはしっかり対応してくれる。ボワンボワンと緩く響かせることなく、ベースラインをこれまたクッキリと描き出してくれるのが嬉しい。
高域側は、スピーカーユニット自体が十分に優秀なのだろう、カッチリとやや硬質でこれまたクリア系。カッティングギターやハイハットシンバルが刻む細かなリズムも逃さない。
なおボーカルと低音/高音楽器のバランスは、再生時の音量でも調整可能。音量小さめだと低音も高音も落ち着いてボーカル中心、対して大きめにすると低音と高音の主張が強まるといった具合に、聞こえ方のバランスが自然に変化してくれる。個人的な印象としては、室内ではボリューム30-50%あたりが音のバランスもよく耳も疲れないスイートスポットと感じた。
なお最大音量は、Apple Watchの騒音音量表示機能での簡易的な確認で、スピーカーとApple Watchの距離60cm時で80dB程度。自宅で鳴らしたら近所迷惑、最大音量はアウトドア利用時だけにしておくべきというレベルだ。
安いだけのアイテムはお買い得とは言えない。毎日おうちでもアウトドアでも使いたくなるような楽しい製品だからこそ、「4,980円って1年365日毎日使ったら1日14円未満じゃね?」的なお得感が生まれる。FunLogy Portableはそうなってくれるだけのポテンシャルを感じさせるアイテムだ。
(協力:FunLogy株式会社)
必要十分なスペック/サウンドを確保
これで4980円?安くて実力派のBluetoothスピーカー「FunLogy Portable」がお得だった
高橋 敦ユーザーの声に応えて必要十分な機能性を確保したBluetoothスピーカー
「今日は、もっとたのしくできる」を掲げ、それを実現するための製品ラインナップを広げている新鋭国内ブランド、FunLogy。手頃な価格帯での展開でありながら、購入前後のサポートの充実、ユーザーとのコミュニケーションを活かした製品開発など、安く売るだけのメーカーとは一線を画した在り方でも注目を集めているブランドだ。
今回紹介する「FunLogy Portable」は、「音楽を、どこにでも」という楽しさを求めるユーザーのために生み出されたBluetoothスピーカー。過剰な機能や仕様は追求せず、「音楽を、どこにでも」の必要十分を満たすスペックとサウンドに注力し、価格はもちろんお手頃な直販価格4,980円。
まずはルックスをチェック。シンプルで使いやすいスピーカーであることが一目で伝わるデザインだ。ボタンもそれぞれの役割を容易に想像できる。
カラバリは当初からのブラックに、発売後に多かった要望に応えてホワイトも追加。ボディ材質は頑丈なABS樹脂だが、表面仕上げはソフトシリコン風のしっとり感。雰囲気は上質でインテリアにも馴染むし、手に握って持ち運ぶときには滑りにくい。
そのボディのボタン周りの処理を見て、この隙間のなさは、もしかして防水仕様?と察した方もいらっしゃるだろう。その通り。しかも水深1mへの水没30分に耐えるIPX7防水だからかなりの安心感だ。普段使いには過剰とも思える防水性能だが、これは実は、ユーザーコミュニティへのアンケートなどを通して実感したという、「キャンプでもガジェットで映像や音楽を楽しみたい!」といったニーズに向けたスペックとのこと。
ほかスペック&仕様面は、連続再生はボリューム50%で12時間を確保、充電端子はスマホとのケーブル共用に便利なUSB-C、対応コーデックはSBCといったところ。
その上でプラスアルファとして、本機を2台連携させての「TWS」ステレオ再生機能、microSDカード再生機能を搭載する。前者は例えば、ファミリーユーザーが2台目のスピーカーとしてもこのモデルを追加購入する動機になるかもしれない。後者は例えば、「雨音」「せせらぎ」「ホワイトノイズ」など、部屋に流しておきたい環境音をスマホを使わずスピーカーだけで再生し続けておきたいなんてユーザーにフィットするかも。
クリアなボーカルを中心に低音/高音もバランス良く再現
さてサウンドだが、主役になるのはクッキリ感重視のクリアなボーカル。ニュアンスや色気よりもまず明瞭さを大切にした音作りになっている。アウトドアユースも想定したスピーカーとしてはこれが正解だろう。スピーカーからの音が響きにくく、しかも自然の様々な音に囲まれている環境でも、このスピーカーなら歌をしっかりと届けてくれそうだ。
ではボーカルの上下の低音や高音は弱いのかというと、その心配も不要。低音側には、スピーカーが生み出した低音を増幅するパッシブラジエーターという仕組みを装備している。クラブ系の超低域などさすがに厳しいが、一般的なポップスのベースラインにはしっかり対応してくれる。ボワンボワンと緩く響かせることなく、ベースラインをこれまたクッキリと描き出してくれるのが嬉しい。
高域側は、スピーカーユニット自体が十分に優秀なのだろう、カッチリとやや硬質でこれまたクリア系。カッティングギターやハイハットシンバルが刻む細かなリズムも逃さない。
なおボーカルと低音/高音楽器のバランスは、再生時の音量でも調整可能。音量小さめだと低音も高音も落ち着いてボーカル中心、対して大きめにすると低音と高音の主張が強まるといった具合に、聞こえ方のバランスが自然に変化してくれる。個人的な印象としては、室内ではボリューム30-50%あたりが音のバランスもよく耳も疲れないスイートスポットと感じた。
なお最大音量は、Apple Watchの騒音音量表示機能での簡易的な確認で、スピーカーとApple Watchの距離60cm時で80dB程度。自宅で鳴らしたら近所迷惑、最大音量はアウトドア利用時だけにしておくべきというレベルだ。
安いだけのアイテムはお買い得とは言えない。毎日おうちでもアウトドアでも使いたくなるような楽しい製品だからこそ、「4,980円って1年365日毎日使ったら1日14円未満じゃね?」的なお得感が生まれる。FunLogy Portableはそうなってくれるだけのポテンシャルを感じさせるアイテムだ。
(協力:FunLogy株式会社)