公開日 2022/12/28 06:30
USB-C/Aに対応するBluetoothドングル
信頼の高音質、だけじゃない!ゼンハイザー「BTD 600」のaptX Adaptive接続が予想以上に便利だった
折原一也
完全ワイヤレスイヤホン界隈で近頃頻出するキーワードが、高音質Bluetoothコーデック「aptX Adaptive」だ。例えばゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 3」でも、aptX Adaptive対応プレーヤーとの組み合わせは、その高音質を最大限に発揮する前提条件とも言える。
そんなaptX Adaptiveを手軽に扱える便利アイテムが、ゼンハイザーのUSB接続型Bluetoothドングル「BTD 600」だ。簡単に説明すれば、aptX Adaptive非対応のPCやスマートフォンでも、本機を用いることでaptX Adaptive接続が可能になるというもの。
そんなBTD 600の魅力を、“高音質” と “使い勝手” の2つの側面から紹介していこう。
まずはBTD 600の使い方から紹介しておこう。製品パッケージには、USB type-Aで接続できるBTD 600の本体と、USB type-Cへと変換できるUSB type-Cアダプターが同梱されている。
BTD 600の本体はUSB type-Aの端子部を含めて約20mm。アダプターを装着した状態でもUSB type-C端子部を含めて約34mmと小型で、例えばAndoroidスマホやPCなどと接続しても邪魔にならない。
使用方法、初期設定はとても簡単だ。たとえばAndroidスマホにUSB type-Cアダプターを装着したBTD 600を接続すると、すぐにペアリング待機状態になる。この状態で接続したいイヤホン・ヘッドホンをペアリングモードにすれば、自動で接続してくれる。なお本体USB端子の反対側がボタンになっていて、3秒長押しすることで手動でペアリングモードにすることも可能だ。
今回はMOMENTUM True Wireless 3を組み合わせたが、イヤホンをケース側から取り出すとペアリングモードになり、ペアリング完了まで自動で接続完了まで進めた。
Androidスマホとの接続では、USB type-C端子部に刺した時点で、自動的にオーディオ出力先として認識しているので、スマホの音楽アプリやYouTubeアプリなど、何でも即座に再生可能になる。とにかく使い方がシンプルで、迷うことがない。
さて、BTD 600とMOMENTUM True Wireless 3の組み合わせで音質をチェックしだすと……やはりというか、想像を上回るレベルで優秀な音質。
Amazon Musicから宇多田ヒカル「あなた」を流してみても、情報量豊富で柔らかな質感のあるサウンドが空間を満たし、引き締まった低音の再現まで、すべてが素晴らしい。これは単にMOMENTUM True Wireless 3の音質を大絶賛しているだけでなく、個人的には僕が体験したMOMENTUM True Wireless 3のサウンドで最も高音質に思えた。aptX Adaptive対応デバイスのなかでも、さらに相性の良さもあるのかもしれない。
もちろん、この高音質は音楽リスニングだけにとどまらない。YouTubeでニュース動画を流せば声まで質感が出てくるし、『原神』のアプリでゲームをプレイしても、スメール地域の音楽の楽器の音色や音場再現、ボイスの柔らかな質感まで素晴らしく優秀。「ああ、超高音質な完全ワイヤレスイヤホンでゲームをプレイするのって楽しいな」と久々に実感した。
ワイヤレスによる音楽リスニングをaptX Adaptiveで高音質化したいポータブル・オーディオ愛好家には、この時点で十分魅力的。だが、1つのデバイスと接続するだけでは、まだBTD 600を使いこなしているとは言えない。
そんなaptX Adaptiveを手軽に扱える便利アイテムが、ゼンハイザーのUSB接続型Bluetoothドングル「BTD 600」だ。簡単に説明すれば、aptX Adaptive非対応のPCやスマートフォンでも、本機を用いることでaptX Adaptive接続が可能になるというもの。
そんなBTD 600の魅力を、“高音質” と “使い勝手” の2つの側面から紹介していこう。
スマホに接続するだけでセットアップ完了のお手軽高音質リスニング
まずはBTD 600の使い方から紹介しておこう。製品パッケージには、USB type-Aで接続できるBTD 600の本体と、USB type-Cへと変換できるUSB type-Cアダプターが同梱されている。
BTD 600の本体はUSB type-Aの端子部を含めて約20mm。アダプターを装着した状態でもUSB type-C端子部を含めて約34mmと小型で、例えばAndoroidスマホやPCなどと接続しても邪魔にならない。
使用方法、初期設定はとても簡単だ。たとえばAndroidスマホにUSB type-Cアダプターを装着したBTD 600を接続すると、すぐにペアリング待機状態になる。この状態で接続したいイヤホン・ヘッドホンをペアリングモードにすれば、自動で接続してくれる。なお本体USB端子の反対側がボタンになっていて、3秒長押しすることで手動でペアリングモードにすることも可能だ。
今回はMOMENTUM True Wireless 3を組み合わせたが、イヤホンをケース側から取り出すとペアリングモードになり、ペアリング完了まで自動で接続完了まで進めた。
Androidスマホとの接続では、USB type-C端子部に刺した時点で、自動的にオーディオ出力先として認識しているので、スマホの音楽アプリやYouTubeアプリなど、何でも即座に再生可能になる。とにかく使い方がシンプルで、迷うことがない。
aptX Adaptive対応イヤホン/ヘッドホンの真価が発揮できるようになる
さて、BTD 600とMOMENTUM True Wireless 3の組み合わせで音質をチェックしだすと……やはりというか、想像を上回るレベルで優秀な音質。
Amazon Musicから宇多田ヒカル「あなた」を流してみても、情報量豊富で柔らかな質感のあるサウンドが空間を満たし、引き締まった低音の再現まで、すべてが素晴らしい。これは単にMOMENTUM True Wireless 3の音質を大絶賛しているだけでなく、個人的には僕が体験したMOMENTUM True Wireless 3のサウンドで最も高音質に思えた。aptX Adaptive対応デバイスのなかでも、さらに相性の良さもあるのかもしれない。
もちろん、この高音質は音楽リスニングだけにとどまらない。YouTubeでニュース動画を流せば声まで質感が出てくるし、『原神』のアプリでゲームをプレイしても、スメール地域の音楽の楽器の音色や音場再現、ボイスの柔らかな質感まで素晴らしく優秀。「ああ、超高音質な完全ワイヤレスイヤホンでゲームをプレイするのって楽しいな」と久々に実感した。
ワイヤレスによる音楽リスニングをaptX Adaptiveで高音質化したいポータブル・オーディオ愛好家には、この時点で十分魅力的。だが、1つのデバイスと接続するだけでは、まだBTD 600を使いこなしているとは言えない。
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