公開日 2023/05/02 06:30
aptX接続も対応で活躍の場が広い
ELAC「DCB41」徹底レビュー!HDMI/フォノ搭載アクティブスピーカーでテレビもレコードも上質な“エラックサウンド”に
鴻池賢三
ドイツの老舗オーディオブランドであるELACから、新たに登場したアクティブスピーカー「Debut ConneX DCB41」(以下、DCB41)。同社から約5年振りに登場したアクティブスピーカーであり、その名のとおり「Debutシリーズ」の流れを汲んだモデルであり、5月12日から発売される。
ELACは、「AM50」や「AM200」といったアクティブスピーカーを国内でも導入してきたが、DCB41ではUSB-Bだけでなく、HDMIやPHONOの入力端子を搭載し、さらにBluetooth接続も対応したことで、テレビやアナログレコード、そしてワイヤレスでも“ELACサウンド”を楽しめるのが大きな特徴だ。本稿では、ELACと最新のAVシーンが出会えばどのような体験を生み出すのか、実際の音質レビューも含めてDCB41の魅力をお届けしたい。
DCB41は、バスレフ方式のエンクロージャーを採用したブックシェルフ型で、デスクトップでも置きやすいコンパクトなモデル。ユニット構成は、19mmソフトドーム・トゥイーターを1基、115mmポリプロピレン・ドーム・ウーファーを1基搭載した2ウェイ・スピーカーで、ユニット構成もDebutシリーズを継承する。
バスレフポートは、開口部がスリット状で背面上部に設けられている。アンプはClass Dの50W×2chとパワフルだが、さらにサブウーファー出力も備えることで拡張性も担保する。また低音を強める独自のエフェクト機能の「X Bass」も搭載しており、リモコンでオン/オフできる。
DCB41の最大の特徴は、やはり入力端子の多彩さ。ひとつは、HDMI入力を設けている点で、ARCに対応しているため、テレビ側もARC/eARC対応していれば、HDMIケーブル1本でテレビの音をDCB41から出力可能だ。
加えてユニークなのが、PHONO(MM)も兼用し、スライドスイッチでPHONOとLINEを切り替えられるアナログ音声入力(RCA)を搭載している点だ。フォノイコライザーを内蔵しているため、アナログレコードプレーヤーとダイレクトに接続できる。
もちろん、USB-B入力端子を設けているため、PCと接続してデスクトップオーディオの環境でも使用できる。ハイレゾ音源は、最大PCM 96kHz/24bitまで対応。そしてほか、近年では不可欠ともいえるapt X対応のBluetooth接続も採用しているため、スマホなどともワイヤレスで接続できる。幅広いソースに対応した“万能性”は、DCB41の大きな魅力だ。
実機に触れてみると、アクティブスピーカーとして比較的コンパクトな印象で、先述したとおりデスクトップはもちろんだが、テレビサイドの余白的なスペースにも収まりそうだ。
アンプと入出力端子は片側に集約されているが、スピーカーのL/Rをスライドスイッチで切り替えられるのが便利。コンセントの場所や接続ケーブルの引き回しの都合に応じて適宜配置が可能だ。実際、今回の取材でもHDMIケーブルやPHONOケーブルの引き回しに合わせてセッティングできた。接続するケーブルを短くできる点は、見た目も美しく、音質面でも有利だ。
スピーカーターミナルは太目のケーブルを接続でき、バナナプラグも対応するなど柔軟性に優れる。また、左右のスピーカーをスピーカーケーブルで接続できるため汎用性も高い。例えば、もっと左右のスピーカーの距離を調整する、スピーカーケーブルのグレードを上げるなど、ユーザー自身でカスタムしやすいだろう。
操作は付属のリモコンで行え、入力を切り替えると本体のLEDの色が変わり、また音量もLEDの明暗の下限で目視できる。HDMI接続でテレビと接続した場合は、テレビのリモコンで音量が調整できた。
ELACは、「AM50」や「AM200」といったアクティブスピーカーを国内でも導入してきたが、DCB41ではUSB-Bだけでなく、HDMIやPHONOの入力端子を搭載し、さらにBluetooth接続も対応したことで、テレビやアナログレコード、そしてワイヤレスでも“ELACサウンド”を楽しめるのが大きな特徴だ。本稿では、ELACと最新のAVシーンが出会えばどのような体験を生み出すのか、実際の音質レビューも含めてDCB41の魅力をお届けしたい。
■HDMI/PHONO/Bluetooth接続に対応する多彩さ
DCB41は、バスレフ方式のエンクロージャーを採用したブックシェルフ型で、デスクトップでも置きやすいコンパクトなモデル。ユニット構成は、19mmソフトドーム・トゥイーターを1基、115mmポリプロピレン・ドーム・ウーファーを1基搭載した2ウェイ・スピーカーで、ユニット構成もDebutシリーズを継承する。
バスレフポートは、開口部がスリット状で背面上部に設けられている。アンプはClass Dの50W×2chとパワフルだが、さらにサブウーファー出力も備えることで拡張性も担保する。また低音を強める独自のエフェクト機能の「X Bass」も搭載しており、リモコンでオン/オフできる。
DCB41の最大の特徴は、やはり入力端子の多彩さ。ひとつは、HDMI入力を設けている点で、ARCに対応しているため、テレビ側もARC/eARC対応していれば、HDMIケーブル1本でテレビの音をDCB41から出力可能だ。
加えてユニークなのが、PHONO(MM)も兼用し、スライドスイッチでPHONOとLINEを切り替えられるアナログ音声入力(RCA)を搭載している点だ。フォノイコライザーを内蔵しているため、アナログレコードプレーヤーとダイレクトに接続できる。
もちろん、USB-B入力端子を設けているため、PCと接続してデスクトップオーディオの環境でも使用できる。ハイレゾ音源は、最大PCM 96kHz/24bitまで対応。そしてほか、近年では不可欠ともいえるapt X対応のBluetooth接続も採用しているため、スマホなどともワイヤレスで接続できる。幅広いソースに対応した“万能性”は、DCB41の大きな魅力だ。
■コンパクト&LR切替が可能で設置性に優れる
実機に触れてみると、アクティブスピーカーとして比較的コンパクトな印象で、先述したとおりデスクトップはもちろんだが、テレビサイドの余白的なスペースにも収まりそうだ。
アンプと入出力端子は片側に集約されているが、スピーカーのL/Rをスライドスイッチで切り替えられるのが便利。コンセントの場所や接続ケーブルの引き回しの都合に応じて適宜配置が可能だ。実際、今回の取材でもHDMIケーブルやPHONOケーブルの引き回しに合わせてセッティングできた。接続するケーブルを短くできる点は、見た目も美しく、音質面でも有利だ。
スピーカーターミナルは太目のケーブルを接続でき、バナナプラグも対応するなど柔軟性に優れる。また、左右のスピーカーをスピーカーケーブルで接続できるため汎用性も高い。例えば、もっと左右のスピーカーの距離を調整する、スピーカーケーブルのグレードを上げるなど、ユーザー自身でカスタムしやすいだろう。
操作は付属のリモコンで行え、入力を切り替えると本体のLEDの色が変わり、また音量もLEDの明暗の下限で目視できる。HDMI接続でテレビと接続した場合は、テレビのリモコンで音量が調整できた。