公開日 2023/12/15 06:30
「COCCHi」搭乗で弱点なしに
カーナビアプリ×ディスプレイオーディオはまさに“無敵”!カロッツェリアがますます使いやすく
山本 敦
パイオニアによるカーエレクトロニクスのブランドであるcarrozzeria(カロッツェリア)には、9インチの大きな画面で高品位な映像とサウンドが同時に楽しめるディスプレイオーディオの魅力的なラインナップがある。今回はそのディスプレイオーディオと連携しながら、ドライバーの安全・快適な運転をサポートするモバイルアプリ「COCCHi(コッチ)」を紹介する。
COCCHiは2023年9月にパイオニアがリリースしたスマホ専用 “カーナビアプリ” だ。iOSとAndroidそれぞれのアプリには月額350円の基本プランと、一部の機能を制限した無料プランがある。
アプリはスマホやタブレットに導入してすぐ、車による移動のナビゲーションとして単体でも使えるが、カロッツェリアのディスプレイオーディオと組み合わせた時の相性が抜群に良い。今回はパイオニアのデモカーに乗車しながらその実力に触れることができた。
すでにレポートした通り、カロッツェリアのディスプレイオーディオには、パイオニアがオーディオ・ビジュアル製品の開発により培った様々なノウハウが活きている。幾度となく繰り返された試聴により回路レイアウト、基板パターン、高音質パーツを厳選し、精細な調整能力を最大限活かして本格的な高音質を実現している。またラインナップも幅広く、一体型カーナビよりも価格が手ごろである場合もあるため、若年層のドライバーにも手が届きやすいアイテムなのだ。
ところが一方では、カロッツェリアのディスプレイオーディオによるカーライフに馴染んでくると、やはり車で遠方に出かける際などは特に地図によるナビゲーションが欲しくなる。
ディスプレイオーディオはアップルのCarPlay、グーグルのAndroid Autoに対応しているので、ユーザーのスマホをUSBケーブルで接続して各OS純正の地図アプリによるナビゲーション機能を使うこともできる。だが、やはりOS純正の地図アプリは「車による移動」に特化して設計されているというわけではないので、「ディスプレイオーディオに最適化された地図アプリが欲しい」という声は絶えず聞こえていた。そこでパイオニアが満を持してCOCCHiを開発・ローンチした。
COCCHiはカロッツェリアのカーナビゲーションシステムと同等クラスの高精度なナビゲーション機能や、走行履歴に基づく各種データ解析の機能をモバイルアプリとして提供するサービスだ。今回筆者が体験した9インチ・タッチ液晶を搭載するフラグシップ「DMH-SF700」にCOCCHiの強力なナビ機能を連携させると、まさしく無敵の組み合わせになる。
先述したように無料/有償プランが用意されており、もちろん無料プランでも使えないことはないのだが、有償プランでは使い勝手がまるで変わってくる。渋滞情報の精度向上や駐車場満空検索、オービス情報の対応なども重要だが、最も大きな違いはApple CarPlay/Android Auto対応。スマホをディスプレイオーディオにケーブルで接続してCOCCHiを立ち上げると、ディスプレイオーディオの大画面にアプリが表示され、タッチ操作が可能になる。
Apple CarPlay/Android Auto対応はもはや必須とも言える機能であり、またカーナビゲーションシステムの導入+更新費用を考えると、COCCHiの利用料金は決して高くないだろう。基本的に有償プランが推奨となるため、ここからCOCCHiについては有償プランを軸に紹介していきたい。
一般的なカーナビゲーションシステムの場合、ユーザーが定期的に最新の地図データにアップデートをかけてメンテナンスをする必要がある。COCCHiの場合、ベースになるMapboxの地図情報をクラウドで常時参照しながら最新データに自動更新をかけている。だからユーザーは自分で更新する手間がかからないし、新規に開通した道路や交通規制の変更など、最新の道路情報が常時参照できるのだ。
COCCHiにはパイオニアが保有する高度なルーティング技術と走行履歴データを活用するナビゲーション機能が組み込まれている。DMH-SF700の高画質なHDディスプレイに表示されるナビゲーションは、目的地へのルートが正確に示されるだけでなく、現在走行しているエリア周辺の道路やランドマークの表示がとても見やすいことも特筆される。さらに音声ガイドと3D立体表示も交えながら、目的地まで丁寧に導いてくれるサービスだ。このあたりにも、通常の “ナビアプリ” と “カーナビアプリ” の差が出てくる。
■パイオニア製“カーナビアプリ”だからクルマ移動に最適
COCCHiは2023年9月にパイオニアがリリースしたスマホ専用 “カーナビアプリ” だ。iOSとAndroidそれぞれのアプリには月額350円の基本プランと、一部の機能を制限した無料プランがある。
アプリはスマホやタブレットに導入してすぐ、車による移動のナビゲーションとして単体でも使えるが、カロッツェリアのディスプレイオーディオと組み合わせた時の相性が抜群に良い。今回はパイオニアのデモカーに乗車しながらその実力に触れることができた。
すでにレポートした通り、カロッツェリアのディスプレイオーディオには、パイオニアがオーディオ・ビジュアル製品の開発により培った様々なノウハウが活きている。幾度となく繰り返された試聴により回路レイアウト、基板パターン、高音質パーツを厳選し、精細な調整能力を最大限活かして本格的な高音質を実現している。またラインナップも幅広く、一体型カーナビよりも価格が手ごろである場合もあるため、若年層のドライバーにも手が届きやすいアイテムなのだ。
ところが一方では、カロッツェリアのディスプレイオーディオによるカーライフに馴染んでくると、やはり車で遠方に出かける際などは特に地図によるナビゲーションが欲しくなる。
ディスプレイオーディオはアップルのCarPlay、グーグルのAndroid Autoに対応しているので、ユーザーのスマホをUSBケーブルで接続して各OS純正の地図アプリによるナビゲーション機能を使うこともできる。だが、やはりOS純正の地図アプリは「車による移動」に特化して設計されているというわけではないので、「ディスプレイオーディオに最適化された地図アプリが欲しい」という声は絶えず聞こえていた。そこでパイオニアが満を持してCOCCHiを開発・ローンチした。
COCCHiはカロッツェリアのカーナビゲーションシステムと同等クラスの高精度なナビゲーション機能や、走行履歴に基づく各種データ解析の機能をモバイルアプリとして提供するサービスだ。今回筆者が体験した9インチ・タッチ液晶を搭載するフラグシップ「DMH-SF700」にCOCCHiの強力なナビ機能を連携させると、まさしく無敵の組み合わせになる。
先述したように無料/有償プランが用意されており、もちろん無料プランでも使えないことはないのだが、有償プランでは使い勝手がまるで変わってくる。渋滞情報の精度向上や駐車場満空検索、オービス情報の対応なども重要だが、最も大きな違いはApple CarPlay/Android Auto対応。スマホをディスプレイオーディオにケーブルで接続してCOCCHiを立ち上げると、ディスプレイオーディオの大画面にアプリが表示され、タッチ操作が可能になる。
Apple CarPlay/Android Auto対応はもはや必須とも言える機能であり、またカーナビゲーションシステムの導入+更新費用を考えると、COCCHiの利用料金は決して高くないだろう。基本的に有償プランが推奨となるため、ここからCOCCHiについては有償プランを軸に紹介していきたい。
一般的なカーナビゲーションシステムの場合、ユーザーが定期的に最新の地図データにアップデートをかけてメンテナンスをする必要がある。COCCHiの場合、ベースになるMapboxの地図情報をクラウドで常時参照しながら最新データに自動更新をかけている。だからユーザーは自分で更新する手間がかからないし、新規に開通した道路や交通規制の変更など、最新の道路情報が常時参照できるのだ。
COCCHiにはパイオニアが保有する高度なルーティング技術と走行履歴データを活用するナビゲーション機能が組み込まれている。DMH-SF700の高画質なHDディスプレイに表示されるナビゲーションは、目的地へのルートが正確に示されるだけでなく、現在走行しているエリア周辺の道路やランドマークの表示がとても見やすいことも特筆される。さらに音声ガイドと3D立体表示も交えながら、目的地まで丁寧に導いてくれるサービスだ。このあたりにも、通常の “ナビアプリ” と “カーナビアプリ” の差が出てくる。
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