公開日 2024/09/12 06:30
骨伝導×空気伝導の新境地をチェック!
骨伝導イヤホンの常識変える名機が誕生!Shokzの新フラグシップ機「OpenRun Pro 2」レビュー
折原 一也
スポーツ向けイヤホンの最大手Shokzから、骨伝導イヤホンの最新モデル「OpenRun Pro 2」が発売された。ネックバンドタイプの骨伝導イヤホンのなかでもハイエンドモデル「OpenRun Pro」の後継機となっており、スポーツ特化としての使い勝手の良さと、骨伝導と空気伝導を融合させた “デュアルドライバーシステム” を採用した、骨伝導イヤホンとして新境地に至ったモデルだ。
実機を実際にしばらく活用してみると、ランニングやアウトドア・アクティビティに特化した設計でありなら、日常使いの音楽リスニングでも通用する音質を備えたイヤホンが登場してしまったと、驚かずにいられなかった。そんな最新モデルOpenRun Pro 2を、前モデルOpenRun Proと比較しながらレビューしていく。
OpenRun Pro 2は、分類上はネックバンド型の骨伝導イヤホンでありながら、骨伝導ドライバーと空気伝導ドライバーを組み合わせる “デュアルドライバーシステム” を採用する意欲的な仕様だ。ポータブル・オーディオのファンの方々は、まずはOpenRun Pro 2のドライバーユニットの構成図に目を向けて欲しい。
骨伝導による音楽再生は頬船付近の骨を振動させる仕組みで、内向きに骨伝導ドライバーを搭載。空気伝導ドライバーは耳に向けて音を放出する設計で、装着位置から横向きに搭載。耳元に装着するイヤホンながら、ドライバーユニットの取り付け向きすら異なるテクニカルな構成が特徴だ。
骨伝導ドライバーは “極薄のオールメタル骨伝導ユニット” で、高音域と中音域をカバー。さらに、骨伝導ドライバーで音を流す際の振動を低減することで、長時間装着での疲れや不快感も低減し、加えて骨伝導部には音漏れをコントロールする独自のEQアルゴリズムも採用している。
空気伝導ドライバーは18×11mmの大型サイズで、文字通り空気を振動させるような重低音をカバーする。独自のアルゴリズムによってサウンドを帯域別のドライバーに割り当てると共に、ピーク音量での歪みを抑えるDRCテクノロジーも搭載。耳に向けてダイレクトに音を放出する “DirectPitchTM技術” により、音漏れも最小限に抑える構造となっている。
総じて前モデルOpenRun Proからの進化点としては、「空気伝導ドライバー搭載による重低音再生のパワーアップ」という紹介になるだろう。加えてポータブル・オーディオの視点では、帯域別に最適化された骨伝導ドライバーと空気伝導ドライバーの融合を果たしたイヤホンである、という点を押さえていただきたい。
OpenRun Pro 2では前モデルOpenRun Proの形状を踏襲しつつ、装着性もさらなる改善が進められている。骨伝導イヤホンにとって装着感の基本となるのは、ネックバンド形状の快適さだ。本モデルでは、人間工学に基づいたイヤーフックと形状記憶合金で作られたユニボディフレーム採用している。
実際に装着してみると、形状の良さとソフトシリコン素材の肌触りの柔らかさによって、イヤーフック部の耳へのかかり方は優しく、ネックバンド部を含めた重量バランスも良好。耳への圧迫感は前モデルから16%低減しているという。また骨伝導ドライバーの振動は、音量最大で音楽リスニングをしても振動を感じられないほどにまで低減されているのもポイントだ。
実機を実際にしばらく活用してみると、ランニングやアウトドア・アクティビティに特化した設計でありなら、日常使いの音楽リスニングでも通用する音質を備えたイヤホンが登場してしまったと、驚かずにいられなかった。そんな最新モデルOpenRun Pro 2を、前モデルOpenRun Proと比較しながらレビューしていく。
■骨伝導×空気伝導によるデュアルドライバー採用。振動&音漏れ抑制の独自技術も
OpenRun Pro 2は、分類上はネックバンド型の骨伝導イヤホンでありながら、骨伝導ドライバーと空気伝導ドライバーを組み合わせる “デュアルドライバーシステム” を採用する意欲的な仕様だ。ポータブル・オーディオのファンの方々は、まずはOpenRun Pro 2のドライバーユニットの構成図に目を向けて欲しい。
骨伝導による音楽再生は頬船付近の骨を振動させる仕組みで、内向きに骨伝導ドライバーを搭載。空気伝導ドライバーは耳に向けて音を放出する設計で、装着位置から横向きに搭載。耳元に装着するイヤホンながら、ドライバーユニットの取り付け向きすら異なるテクニカルな構成が特徴だ。
骨伝導ドライバーは “極薄のオールメタル骨伝導ユニット” で、高音域と中音域をカバー。さらに、骨伝導ドライバーで音を流す際の振動を低減することで、長時間装着での疲れや不快感も低減し、加えて骨伝導部には音漏れをコントロールする独自のEQアルゴリズムも採用している。
空気伝導ドライバーは18×11mmの大型サイズで、文字通り空気を振動させるような重低音をカバーする。独自のアルゴリズムによってサウンドを帯域別のドライバーに割り当てると共に、ピーク音量での歪みを抑えるDRCテクノロジーも搭載。耳に向けてダイレクトに音を放出する “DirectPitchTM技術” により、音漏れも最小限に抑える構造となっている。
総じて前モデルOpenRun Proからの進化点としては、「空気伝導ドライバー搭載による重低音再生のパワーアップ」という紹介になるだろう。加えてポータブル・オーディオの視点では、帯域別に最適化された骨伝導ドライバーと空気伝導ドライバーの融合を果たしたイヤホンである、という点を押さえていただきたい。
■さらなる装着感&安定感の向上。USB-C充電、マルチポイント接続など改善点も多数
OpenRun Pro 2では前モデルOpenRun Proの形状を踏襲しつつ、装着性もさらなる改善が進められている。骨伝導イヤホンにとって装着感の基本となるのは、ネックバンド形状の快適さだ。本モデルでは、人間工学に基づいたイヤーフックと形状記憶合金で作られたユニボディフレーム採用している。
実際に装着してみると、形状の良さとソフトシリコン素材の肌触りの柔らかさによって、イヤーフック部の耳へのかかり方は優しく、ネックバンド部を含めた重量バランスも良好。耳への圧迫感は前モデルから16%低減しているという。また骨伝導ドライバーの振動は、音量最大で音楽リスニングをしても振動を感じられないほどにまで低減されているのもポイントだ。