トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2019/09/29 17:30
【連載】ガジェットTIPS

衝撃のスタート、「Amazon Music HD」聴くならiPhoneよりAndroidが有利

海上忍
Amazonが運営する音楽ストリーミングサービス「Amazon Music」は、ファイルフォーマットがMP3ということもあり、積極的に使おうというオーディオファンはこれまで少数だったかもしれません。

「Amazon Music HD」

しかし、9月17日にいきなり登場した「Amazon Music HD」は、その認識を一変させました。ロスレス(44.1kHz/16bit)のHD音質と、最大192kHz/24bitのULTRA HD音質を用意、6,500万曲超が1,780円/月〜で聴き放題というリーズナブルな料金体系もインパクト大です。契約を更新すれば、従来のスマホアプリがハイレゾ対応に早変わりします。

このAmazon Music HD、iPhoneとAndroidのどちらで再生したほうが音質的に有利かというと、Androidに軍配が挙がります。外付けのUSB-DAC(ヘッドホンアンプ)を用意する場合は別として、Lightningケーブル(iPhone)とType-Cケーブル(Android)による有線接続、Bluetoothによるワイヤレス接続のいずれの場合でも、Androidのほうが有利です。

iPhoneでは最大48kHz/24bitに制限されます

外付けUSB-DACを使わない有線接続の場合、LightningとType-Cいずれの場合も、端子付近やケーブルの途中に用意されたDAC兼ヘッドホンアンプを使い、デジタル信号をアナログ変換します。しかし、LightningはiPhone側の仕様により最大48kHz/24bit。Androidにはそのような制限がないため、DACチップ次第では192kHz/24bitなどより多いデータ量に対応できます。

Bluetooth接続の場合、iPhoneはコーデックの違いに関わらず最大44.1kHz/16bit、Androidは96kHz/24bit(LDACとLHDC)などそれ以上のデータ量を扱えます。対応するBluetoothイヤホンを持っている場合は、音質向上が期待できますよ。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新

WEB